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3章
気に入られる
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早いもので1年経過してしまった。
20歳になっても、男性と夜を共にしたことのない私をババリーは心配していたが…。
姫の条件としてあって、数十名の人が我こそはと相手として名乗り出たが…。
「私は、誰ともしない」
と言い、代わりに武術を極めるという条件で無事に免除してもらったのだ。
その中には、幼なじみのサンの姿もあったらしいが…。
(私は興味ない。ただの幼なじみ)
サンを男性として意識したことは無かった。
最近、物騒になっているらしく夜に数名のメンバーで交代しながら見回りをしていた。
今日は偶然にも、私ともう2人。
「じゃあ、ここで。また朝に」
3人で少ない中、場所を陣取り見回りを開始する。
朝まで活動するので、寝るのはそれからだ。
「ふぅ、この森も随分成長したなぁ」
森を散策しながら、その辺をうろちょろ。
夜の森ということもあって、みんな寝静まっているから静かで心地よいのだ。
カサッ、カサッと。
最初は、私だけの足音だった。
「何かいる…」
ラビット族のものだろうか…。それともあの2人の内のどちらかか?
何かあったのではないかと思って様子を見ていたら。
気配がしてそれは明らかにラビット族や他の人種の人ではなく。
人間だったのだ。
しかも、10数えるくらいの大人数で
シュッ、シュッ。
森の枝の上に移りながら小型のナイフを持ちながら戦闘を開始した。
カキッ!カキッ!
幸い、この部隊には銃を扱う人がいなくとても攻撃しやすかった。
何とか数十分で8人倒して残りは2人だけだった。
構えようとした時に…。
「おい、ラビット族の姫シェアリー・リーグはどこだ?」
「王に連れてくるように命じられている」
私かいっ!絶対捕まらないんだから
「おまえとは一緒に行かないわっ!」
戦いの様子から、私がシェアリーだと分かりますます攻撃が強くなったのだ。
「あっ!」
それは一瞬だった。
ふとして、お母さんの形見の髪留めを落としてしまった。それを拾いたくて油断してしまったのだ相手の攻撃に。
ガンッ
と頭を打たれた感じがして気を失ってしまったのだ。
あぁあ、一族の姫として情けない。
目が覚めたら、そこは檻の中にいた。
「ここはどこだ…」
「あの時のお嬢さんではないか…」
「あ!」
突如現れたその人の顔には見覚えがあった。
1年前に私を助けてくれたあの男の人だったのだ。
「や、やはりあなたが王?」
服装からして煌びやかで確信をした。
「そうだ、王のソラリス・モート。俺は君が気に入ったのだ」
そっと…。
檻の外から私の頭を撫でるソラリス。
「あんたたちのせいで、お母さんはっ。お母さんは…」
「君の母さんを殺すように命じたのは父さんだ」
「俺は、別にラビット族のことを悪く思っていない」
え、、?
20歳になっても、男性と夜を共にしたことのない私をババリーは心配していたが…。
姫の条件としてあって、数十名の人が我こそはと相手として名乗り出たが…。
「私は、誰ともしない」
と言い、代わりに武術を極めるという条件で無事に免除してもらったのだ。
その中には、幼なじみのサンの姿もあったらしいが…。
(私は興味ない。ただの幼なじみ)
サンを男性として意識したことは無かった。
最近、物騒になっているらしく夜に数名のメンバーで交代しながら見回りをしていた。
今日は偶然にも、私ともう2人。
「じゃあ、ここで。また朝に」
3人で少ない中、場所を陣取り見回りを開始する。
朝まで活動するので、寝るのはそれからだ。
「ふぅ、この森も随分成長したなぁ」
森を散策しながら、その辺をうろちょろ。
夜の森ということもあって、みんな寝静まっているから静かで心地よいのだ。
カサッ、カサッと。
最初は、私だけの足音だった。
「何かいる…」
ラビット族のものだろうか…。それともあの2人の内のどちらかか?
何かあったのではないかと思って様子を見ていたら。
気配がしてそれは明らかにラビット族や他の人種の人ではなく。
人間だったのだ。
しかも、10数えるくらいの大人数で
シュッ、シュッ。
森の枝の上に移りながら小型のナイフを持ちながら戦闘を開始した。
カキッ!カキッ!
幸い、この部隊には銃を扱う人がいなくとても攻撃しやすかった。
何とか数十分で8人倒して残りは2人だけだった。
構えようとした時に…。
「おい、ラビット族の姫シェアリー・リーグはどこだ?」
「王に連れてくるように命じられている」
私かいっ!絶対捕まらないんだから
「おまえとは一緒に行かないわっ!」
戦いの様子から、私がシェアリーだと分かりますます攻撃が強くなったのだ。
「あっ!」
それは一瞬だった。
ふとして、お母さんの形見の髪留めを落としてしまった。それを拾いたくて油断してしまったのだ相手の攻撃に。
ガンッ
と頭を打たれた感じがして気を失ってしまったのだ。
あぁあ、一族の姫として情けない。
目が覚めたら、そこは檻の中にいた。
「ここはどこだ…」
「あの時のお嬢さんではないか…」
「あ!」
突如現れたその人の顔には見覚えがあった。
1年前に私を助けてくれたあの男の人だったのだ。
「や、やはりあなたが王?」
服装からして煌びやかで確信をした。
「そうだ、王のソラリス・モート。俺は君が気に入ったのだ」
そっと…。
檻の外から私の頭を撫でるソラリス。
「あんたたちのせいで、お母さんはっ。お母さんは…」
「君の母さんを殺すように命じたのは父さんだ」
「俺は、別にラビット族のことを悪く思っていない」
え、、?
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