R18 愛or復讐 あなたならどっち? 

モア

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3章

激しい攻守☆ご注意

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 「どういうつもり?」
 
 「企んでいないさぁ、俺は純粋に君自身に興味が湧いた」

 「君の噂はずっと、聞いていたよ」

 ラビット族に新しく姫が誕生したらしい。

 しかも、かなり腕利きで強いらしい。

 そのことが人間たちにまで広まっていたとは…。

 「私をここに閉じ込めてどうするの?」

 「殺したいのなら殺せば?」

 死にたくない、これは強がりだ。

 お母さんがいない世界なんて私には必要ないんだ。

 亡くなったから心に秘めていた。

 自分がここまで無力だったことに。

 「君は殺しはしない」

 「代わりに殺す人はいる」

 「だ、誰だ?!そいつを殺すなら私を…」

 「フィーリン革命軍だ」

 いま、何て…?

 「知っているの?」

 「あぁ、あいつらの勢力は脅威だからな。そうだ、俺たちと手を組まないか?」

 どうやら、この檻は私が逃げ出すのを防ぐためにであったらしい。

 「そうしたら、あなたたちは私たちことをバカにしない?自由に生きる権利がほしい。何もしていないのに、風評を広めないでほしい」

 これが、一族の姫として私が出来ること。

 「分かった、条件を呑もう。だか…」

 ぐいっと、距離を近づけさせて…。

 チュッ。

 「?!」

 初キスがぁ…。

 「初めてだったのに」

 落ち込む私に対してソラリスは…。

 「ほぅ、初めてか…。なら良いな。俺の妻となれっ」

 え?

 つ、妻?

 それって結婚?!

 「でも、わたしはラビット族…」

 そうだ、人間とは違うんだ…。

 「そんなことは、関係ない。俺は君自身に惚れたんだ。そこには人種なんて関係ない、誰が言おうが俺は君を一生愛して離れないように閉じ込めたい」

 ん?病んでるの?閉じ込めたいとか。
 一瞬、身震いをした。

 そうか、20歳以上の姫で歴代で遅くに結婚した人はいなかった。みんな早くに結婚している。

 「まずは、と、友達からでも?」

 誰とも付き合ったことの無かった私にはその返しで精一杯だった。
 しかも、人間との恋なんて…。

 「あ、あとそれよりも」

 「どうした?」

 「檻から出してください」

 す、すまないと何とか無事に出れた。

 「あ!」

 その時、ふと思い出した。

 「時計屋さんからもらったペンダント…」

 願いを3つまで叶えてくれる。

 人間になってみたいかも…。

 でも、私だけが人間になっても残されたみんなは…?

 これをどう活用すべきか…考えていたら。

 「君に会わせたい人がいる」

 ソラリスは、そう言ってある1人の少年を連れてきた。
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