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4章
忘れない
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ソラリスと一つになってから数時間後…。
「嘘つき…」
「ごめんな、我慢できなくて…」
私をギュッと抱きしめて語りかけるソラリス。でもお互いに服は脱ぎっぱなしのままだ…。
先程までのことを恥ずかしくなり、布団を被る。
「ずっと俺は君を待っていた、待ち望んでいた。覚えていないかい?」
この口調まるで助けてもらった日以前にも会っているという雰囲気は。でも私はそんなこと覚えていない。
「私は何も知らない。だからあなたのことは好きでもない」
そう。今回のことは全てはラビット族のためよ…だからソラリスとの関係はみんなには言えない。言ったら私は1人になってしまうから。
「でも、シェアリーはいずれ俺のことを好きになる」
偉そうに宣言をするソラリス。
「ふんっ」
たとえ…好きになってしまってもそれは許されることではない。
お母さんを殺したと同然の男の息子を愛するなんて…。
私は仇を取らなければならない。姫の称号を失ってもお母さんの想いを…。それくらい存在が大きかった。
そしてノノヒリ森に到着…。
久しぶり?に帰れて安心すると共に険しい表情をしてみんなが迎えに来てくれた。
「お姉ちゃん、どこに行っていたの?」
「あなたに何かあったらこの森はもうお終いなのよ?」
ごめんなさい、ババリー…。
まぁ、無事で良かったわとみんな温かく許してくれたけど…。
フィーリン「…」
何か考え込む様子の彼に私は気がつかなかった。
「ねえ、人間って本当は優しいんじゃないかな?」
私の何気ないこの一言。
「人間に情なんて入れてはだめ!憎い存在なのよっ!私たちの先祖代から人間たちからの迫害を受けてきた。この恨みは必ず晴らす」
私のお母さんが殺されてからババリーはどこか変わった…。
ババリーは、人間たちそしてお母さんのお兄さんを殺した革命軍両方に恨みをもつ。
たしかに、今の国民のラビット族へのイメージは良くないけどこれは前王のオズワードにより植え付けられたもので。
もしかしたらソラリス本人は悪い人ではないのかも…。だって、元ラビット族といえども側近としてバラードを任命するほどだし。
これは人間と私たちが仲良くなれるかもしれない。
でもお母さんへの仇を忘れたわけではない。ソラリスは味方になってくれる可能性もある。
ソラリスによると革命軍のみんなが最近ラビット族の悪い噂を流しているらしく…。
「嘘つき…」
「ごめんな、我慢できなくて…」
私をギュッと抱きしめて語りかけるソラリス。でもお互いに服は脱ぎっぱなしのままだ…。
先程までのことを恥ずかしくなり、布団を被る。
「ずっと俺は君を待っていた、待ち望んでいた。覚えていないかい?」
この口調まるで助けてもらった日以前にも会っているという雰囲気は。でも私はそんなこと覚えていない。
「私は何も知らない。だからあなたのことは好きでもない」
そう。今回のことは全てはラビット族のためよ…だからソラリスとの関係はみんなには言えない。言ったら私は1人になってしまうから。
「でも、シェアリーはいずれ俺のことを好きになる」
偉そうに宣言をするソラリス。
「ふんっ」
たとえ…好きになってしまってもそれは許されることではない。
お母さんを殺したと同然の男の息子を愛するなんて…。
私は仇を取らなければならない。姫の称号を失ってもお母さんの想いを…。それくらい存在が大きかった。
そしてノノヒリ森に到着…。
久しぶり?に帰れて安心すると共に険しい表情をしてみんなが迎えに来てくれた。
「お姉ちゃん、どこに行っていたの?」
「あなたに何かあったらこの森はもうお終いなのよ?」
ごめんなさい、ババリー…。
まぁ、無事で良かったわとみんな温かく許してくれたけど…。
フィーリン「…」
何か考え込む様子の彼に私は気がつかなかった。
「ねえ、人間って本当は優しいんじゃないかな?」
私の何気ないこの一言。
「人間に情なんて入れてはだめ!憎い存在なのよっ!私たちの先祖代から人間たちからの迫害を受けてきた。この恨みは必ず晴らす」
私のお母さんが殺されてからババリーはどこか変わった…。
ババリーは、人間たちそしてお母さんのお兄さんを殺した革命軍両方に恨みをもつ。
たしかに、今の国民のラビット族へのイメージは良くないけどこれは前王のオズワードにより植え付けられたもので。
もしかしたらソラリス本人は悪い人ではないのかも…。だって、元ラビット族といえども側近としてバラードを任命するほどだし。
これは人間と私たちが仲良くなれるかもしれない。
でもお母さんへの仇を忘れたわけではない。ソラリスは味方になってくれる可能性もある。
ソラリスによると革命軍のみんなが最近ラビット族の悪い噂を流しているらしく…。
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