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5章
ついに動き出した
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「大変ですっ!!!」
1人の若者が走ってこちらへやってきた。
「人間たちがこの森に来ましたっ!」
「急いで、皆を集めなさい」
ババリーが仕切っていく。
『姫様はこちらへ』
そう言われて人気ない建物に案内された。
ガチャ
頭巾を被った謎の男に建物の鍵を閉められた…。
「な、何を!」
こちらに詰めよってきたと思いきや催眠薬を嗅がせられてしまいもう何回目だろうか意識を失ってしまった。
シェアリーが何者かによって閉じ込められていたとき。
広場では…。
ソラリス率いる部隊と革命軍そしてラビット族たちが顔を合わせていた。
人間たちに威嚇をするラビット族。
「どうか、落ち着いてください。私は王のソラリスだ。今日は話をしたくてここへ来た」
「何のようだ!?」
「今までのことを許してくれとは言わない。謝っても足りないくらいだ。前王のオズワードは残虐で迷惑をかけてしまった申し訳ない…。私はラビット族や他の種族のみんなと仲良く手を取り合いたいのだ」
この通りだ。と頭を深々と下げる。
「証拠はあるのかよ?!」
「あぁ、あるさぁ。ここ姫と私ソラリス・モートは結婚することになりました」
何と、結婚のことを王様自ら話してしまったのだ。
するとラビット族の者たちは悲鳴や怒号を次々に上げていく…。
「俺たちの姫をたぶらかして…!」
怒りを露わにした。
サンタリウス「そんな…」
幼なじみのサンはショックで頭がぼーっとしてしまうほど。
ラビット族と人間なんて婚約を絶対に認めないと特に言っていたのは反乱軍の者たちであった。
姫が人間に恋をしてしまったら掟破りとして姫の称号は失ってしまう確率が高い…。また、姫として戻れるかどうか周りの判断次第だとか。
そこでソラリスは、あらかじめシェアリーに録音を頼んだ装置を持ってそれを流した。
『皆さん、シェアリーです。
このようなことになってしまい申し訳ないです。
人間たちは昔から憎い者だと私は教えられてきました…。でもそれが間違いだったことに私が気付きました…。
今更人間と手を組むなんて難しいかもしれません。でも王様のソラリスはきっと仲を取り戻してくれます。前王のオズワードとは違います。私のお母さんも王に殺された者の1人でした。
憎しみや、恨みは強くありました。
でもそれを後世まで引き継いでいくのは良くありません。ソラリスは今の王は私たちを信頼しています。国民だけが前王の信者たちとして私たちのことを嫌っています。
それは、フィーリンたちのせいなのです。
革命軍と言って、ラビット族の他にもキャット族やさまざまな人種の者たちがいます。
彼らが私のお母さんのお兄さんを殺してしまったらしいです。お母さんは生前に話してくれました。今、人間たちが悪く思っている理由に彼らが悪い噂を流していると…。
また、王の側近のバラードは革命軍だったのにも関わらずに裏切り者として酷く拷問を受けて今は人間として暮らしています。
ほんとに酷いのは人間たちではないのです。
皆さん、フィーリンたち革命軍に騙されては行けません。私は人間たちと同盟を結ぶことをここに約束をします!』
ざわざわ。
まさかの衝撃的な告白に、ソラリスやラビット族などみんなが動揺してしまう。
同胞が裏切り者だったとは…。
「俺は、フィーリンたちに騙されていたのか…」
何やら、思い当たる節がある者や…。
「あの態度気に食わなかったのよ」
革命軍の存在を嫌っていた者。
みんなが打倒革命軍に向けて動き出そうとしていた。
人間とラビット族の歴史がここに変わる。
部下「ソラリス王、これで良かったのですかね…」
1人の部下が尋ねる。
「あぁ、そしてこれからが戦いの始まりだ」
「姫さまはどこだ?」
ソラリス「?!」
シェアリーの身に危険が迫ろうとしていた。
1人の若者が走ってこちらへやってきた。
「人間たちがこの森に来ましたっ!」
「急いで、皆を集めなさい」
ババリーが仕切っていく。
『姫様はこちらへ』
そう言われて人気ない建物に案内された。
ガチャ
頭巾を被った謎の男に建物の鍵を閉められた…。
「な、何を!」
こちらに詰めよってきたと思いきや催眠薬を嗅がせられてしまいもう何回目だろうか意識を失ってしまった。
シェアリーが何者かによって閉じ込められていたとき。
広場では…。
ソラリス率いる部隊と革命軍そしてラビット族たちが顔を合わせていた。
人間たちに威嚇をするラビット族。
「どうか、落ち着いてください。私は王のソラリスだ。今日は話をしたくてここへ来た」
「何のようだ!?」
「今までのことを許してくれとは言わない。謝っても足りないくらいだ。前王のオズワードは残虐で迷惑をかけてしまった申し訳ない…。私はラビット族や他の種族のみんなと仲良く手を取り合いたいのだ」
この通りだ。と頭を深々と下げる。
「証拠はあるのかよ?!」
「あぁ、あるさぁ。ここ姫と私ソラリス・モートは結婚することになりました」
何と、結婚のことを王様自ら話してしまったのだ。
するとラビット族の者たちは悲鳴や怒号を次々に上げていく…。
「俺たちの姫をたぶらかして…!」
怒りを露わにした。
サンタリウス「そんな…」
幼なじみのサンはショックで頭がぼーっとしてしまうほど。
ラビット族と人間なんて婚約を絶対に認めないと特に言っていたのは反乱軍の者たちであった。
姫が人間に恋をしてしまったら掟破りとして姫の称号は失ってしまう確率が高い…。また、姫として戻れるかどうか周りの判断次第だとか。
そこでソラリスは、あらかじめシェアリーに録音を頼んだ装置を持ってそれを流した。
『皆さん、シェアリーです。
このようなことになってしまい申し訳ないです。
人間たちは昔から憎い者だと私は教えられてきました…。でもそれが間違いだったことに私が気付きました…。
今更人間と手を組むなんて難しいかもしれません。でも王様のソラリスはきっと仲を取り戻してくれます。前王のオズワードとは違います。私のお母さんも王に殺された者の1人でした。
憎しみや、恨みは強くありました。
でもそれを後世まで引き継いでいくのは良くありません。ソラリスは今の王は私たちを信頼しています。国民だけが前王の信者たちとして私たちのことを嫌っています。
それは、フィーリンたちのせいなのです。
革命軍と言って、ラビット族の他にもキャット族やさまざまな人種の者たちがいます。
彼らが私のお母さんのお兄さんを殺してしまったらしいです。お母さんは生前に話してくれました。今、人間たちが悪く思っている理由に彼らが悪い噂を流していると…。
また、王の側近のバラードは革命軍だったのにも関わらずに裏切り者として酷く拷問を受けて今は人間として暮らしています。
ほんとに酷いのは人間たちではないのです。
皆さん、フィーリンたち革命軍に騙されては行けません。私は人間たちと同盟を結ぶことをここに約束をします!』
ざわざわ。
まさかの衝撃的な告白に、ソラリスやラビット族などみんなが動揺してしまう。
同胞が裏切り者だったとは…。
「俺は、フィーリンたちに騙されていたのか…」
何やら、思い当たる節がある者や…。
「あの態度気に食わなかったのよ」
革命軍の存在を嫌っていた者。
みんなが打倒革命軍に向けて動き出そうとしていた。
人間とラビット族の歴史がここに変わる。
部下「ソラリス王、これで良かったのですかね…」
1人の部下が尋ねる。
「あぁ、そしてこれからが戦いの始まりだ」
「姫さまはどこだ?」
ソラリス「?!」
シェアリーの身に危険が迫ろうとしていた。
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