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5章
フィーリンの過去 ✳︎ご注意
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場所は変わり…謎の建物の中。
「ここは?」
脱力感がなんだかすごい。体中力が入らない…。
人影に私は気づき目を追うと
「やぁ、シェアリー姫」
要注意人物として気をつけていたフィーリンだったのだ。
「あなたが、どうしてこんなことを」
よく見ると私は手足が硬い鉄の鎖で縛られていて…。
何これ…
「左目が見えない…」
包帯が巻かれてあった。
「あぁ、ちょっくら目を傷つけてしまった。大切な目を」
悪びれる様子もなくへらへらと笑うフィーリン。
「酷すぎる、こんなこと。許されると思っているの?」
「それは貴様のことだろう?」
ギロリとこちらを睨むフィーリン。
「俺は知ってるんだ。お前がソラリスと仲良くしていることを」
「なんのこと?」
どうしてあなたがそのことを知っているのだろう??
「あの時、連れ去るのを俺は後をつけていた。革命軍の情報網を侮るなよ?」
クククッと。
「私は、あなたを許さない!お母さんから全て聞いたのだから!」
「あなたと前王のオズワードが実は繋がっていたことを!」
「へっ、バレていたか…」
「俺はラビット族に姫なんぞいらない。全ては俺たち革命軍とオズワードだけで人類を操ろうと考えていた…」
「でも、そのことをあいつは情報を漏らそうとした。バラードだ」
驚いた。記憶が失っていなかったとは…。
「他のやつらは、バラードのことなんぞ忘れてしまったみたいだか俺には効かなかった」
「他のキャット族や人種のみんなに頼って手伝ってもらっていた」
「さぁて、今頃は人間たちと衝突しているのだろうなぁ?でも姫は負傷しているから戦えない」
「ふざけないで」
全身から怒りが込み上げてきた。
自身を縛っていた鉄の鎖がバキッと粉々になった。
「お母さんを殺そうとしたのもオズワードとお前の企みだった…。そんなに私たちが憎いのか?」
何と、鎖骨のあの謎の模様が再び浮かびあがった。
「そ、その模様は」
初めて見ることができた模様だったがとても爽快な気分だった。私の想いとペンダントが一体化するのを反応していたみたいだ。
「お前なんか、いらない。お母さんや…お兄さん。私たちまでを嵌めようとしていた」
ペンダントよ。フィーリンを殺したい。これ以上犠牲を出したくない。
私が、みんなを守る。たとえ姫の座を失っても。
力を貸してもらいたい。
力がこれまで以上に込み上げてきた。
「な、何だ?動けない」
フィーリンの動きが止まった。
爪が伸びてきて変化が始まった私。
グシャッ
爪で軽く引っ掻いたつもりであったがかなり奥まで貫通したようだ。
「オッ…おヴゥ…。痛い」
「私のお母さんは奪い1人の青年、バラードの人生まで奪ってそして私の目まで奪った。大切な目を。だからこれは私たちの怨念の恨みの想いだ。ありがたく受け取れ」
手を、フィーリンの前にかざすと光が放たれて体が破裂して辺り一面に血が噴き出した。肉体のかけらも残っていないほどに。
「すごい、これが私の力。成長している」
お母さんこれで良かったのかな?
そっと…。
フィーリンの着ていた服を触り呟く。
いつの間にか鍵は外れていてここから逃げれるようになっていた。
「姫としての義務は人間と仲直りすることだ」
その顔にはもう人間に対する恨みはなかった。
輝いていて、想いは決心していた。
『姫は、この戦いが終わったら座を降りる。そしてソラリスに想いを伝えること』
大事なのはこれからだ。
急いで負傷した目を庇いながら広場へ向かった。
「ここは?」
脱力感がなんだかすごい。体中力が入らない…。
人影に私は気づき目を追うと
「やぁ、シェアリー姫」
要注意人物として気をつけていたフィーリンだったのだ。
「あなたが、どうしてこんなことを」
よく見ると私は手足が硬い鉄の鎖で縛られていて…。
何これ…
「左目が見えない…」
包帯が巻かれてあった。
「あぁ、ちょっくら目を傷つけてしまった。大切な目を」
悪びれる様子もなくへらへらと笑うフィーリン。
「酷すぎる、こんなこと。許されると思っているの?」
「それは貴様のことだろう?」
ギロリとこちらを睨むフィーリン。
「俺は知ってるんだ。お前がソラリスと仲良くしていることを」
「なんのこと?」
どうしてあなたがそのことを知っているのだろう??
「あの時、連れ去るのを俺は後をつけていた。革命軍の情報網を侮るなよ?」
クククッと。
「私は、あなたを許さない!お母さんから全て聞いたのだから!」
「あなたと前王のオズワードが実は繋がっていたことを!」
「へっ、バレていたか…」
「俺はラビット族に姫なんぞいらない。全ては俺たち革命軍とオズワードだけで人類を操ろうと考えていた…」
「でも、そのことをあいつは情報を漏らそうとした。バラードだ」
驚いた。記憶が失っていなかったとは…。
「他のやつらは、バラードのことなんぞ忘れてしまったみたいだか俺には効かなかった」
「他のキャット族や人種のみんなに頼って手伝ってもらっていた」
「さぁて、今頃は人間たちと衝突しているのだろうなぁ?でも姫は負傷しているから戦えない」
「ふざけないで」
全身から怒りが込み上げてきた。
自身を縛っていた鉄の鎖がバキッと粉々になった。
「お母さんを殺そうとしたのもオズワードとお前の企みだった…。そんなに私たちが憎いのか?」
何と、鎖骨のあの謎の模様が再び浮かびあがった。
「そ、その模様は」
初めて見ることができた模様だったがとても爽快な気分だった。私の想いとペンダントが一体化するのを反応していたみたいだ。
「お前なんか、いらない。お母さんや…お兄さん。私たちまでを嵌めようとしていた」
ペンダントよ。フィーリンを殺したい。これ以上犠牲を出したくない。
私が、みんなを守る。たとえ姫の座を失っても。
力を貸してもらいたい。
力がこれまで以上に込み上げてきた。
「な、何だ?動けない」
フィーリンの動きが止まった。
爪が伸びてきて変化が始まった私。
グシャッ
爪で軽く引っ掻いたつもりであったがかなり奥まで貫通したようだ。
「オッ…おヴゥ…。痛い」
「私のお母さんは奪い1人の青年、バラードの人生まで奪ってそして私の目まで奪った。大切な目を。だからこれは私たちの怨念の恨みの想いだ。ありがたく受け取れ」
手を、フィーリンの前にかざすと光が放たれて体が破裂して辺り一面に血が噴き出した。肉体のかけらも残っていないほどに。
「すごい、これが私の力。成長している」
お母さんこれで良かったのかな?
そっと…。
フィーリンの着ていた服を触り呟く。
いつの間にか鍵は外れていてここから逃げれるようになっていた。
「姫としての義務は人間と仲直りすることだ」
その顔にはもう人間に対する恨みはなかった。
輝いていて、想いは決心していた。
『姫は、この戦いが終わったら座を降りる。そしてソラリスに想いを伝えること』
大事なのはこれからだ。
急いで負傷した目を庇いながら広場へ向かった。
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