勇者が斃した魔王を復活させた勇者の息子の物語

若年寄

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第壱部 神に『魔人』と畏れられし教皇

第陸章 仕掛けの後にて

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 平伏するトロイの肩にそっと手が置かれる。
 顔を上げると表情の無い顔でおシンがじっと見詰めていた。

「そう気負う必要はありやせんよ。罪人だからといって幸せになってはいけないなんて道理はありやせん。やつがれだって昔は組長オヤジとは何度もやり合ったものでやすが、今ではこうして組を持たせてもらってやすからねぇ」

「あー、やったなぁ……悪戯を仕掛けては仕返しをされて、悪戯をされては仕返しをするってレベルから真剣勝負ガチンコまで……俺が慈母豊穣会を組織したように召喚勇者や転生勇者を騙くらかして集めて勇者連合なんて組織を作って組織対組織の一大抗争もやったっけなぁ」

『あれは酷い戦いであった。慈母豊穣会と勇者連合の双方が互いに消耗していく中、おシンだけが平然と高みの見物をしていてな』

「やつがれは勇者でも何でもありやせんからね。勇者どもがばったばった斃されようと些かの痛痒も感じやせんでしたよ。むしろ、いつまで待ってもオヤジに隙を作る事が出来ない勇者連中の不甲斐なさに苛立ちを覚えたもんでさ」

 目眩しの術を用いた各々の勇者が思い描く理想の美女或いは美男子との甘美な記憶をエサに呪縛し使役するおシンは、人でありながら『幻魔王』との異名を取り恐れられていた。
 魔法では無いので如何なる魔法障壁も意味を成さず、武器は錫杖の音と言葉であるが故に盾も鎧も用を成さない。
 しかもおシンの術の仕掛けは音だけではなく、錫杖に反射させた光や小袖に描かれた彩り鮮やかな蝶や花を舞わせているかのような振り付けでも幻惑させる事が出来るという。
 おシンの幻術を防ぐには強い精神力を持って撥ね除けるしか無いのだが、ソレを体験している当人には現実と幻想の区別が不可能なのが問題なのである。
 ミーケでさえおシンの幻を受けて、落とし穴に誘導されただの、女風呂に突撃させられただのといった辛酸を舐めさせられたのは一度や二度では無い。
 それだけでも厄介なのだがおシンには自分の代名詞とも云える幻術以上に頼みとしている切り札が存在する。
 その切り札こそ錫杖に仕込んだ豊前の刀匠・真典甲勢しんてんこうぜいが鍛えた二尺六寸(約八十センチ)の剛刀であり、それを自在に操る霞流剣術であった。
 戦国時代に生まれた相手を鎧ごと叩き潰す実戦剣法と繊細な居合術の妙技を併せ持つ霞流の遣い手であるおシンはミーケとの真剣勝負において彼の脳裏に何度も『死』をちらつかせる程であったという。

『おシンの幻術から奇跡的に逃れた怒れる勇者が神器である甲冑を着込み、馬上槍を持って神馬に跨がり突進してきたところを神馬ごと叩き斬る様は凄まじかったな。アレには余を含めた『一頭九尾』全員が賞賛し、人中の魔王と称え『幻魔王』の称号を贈ったものよ』

「まあ、最終的にはオヤジに負かされちまったんでやすから、今となってはその称号も名前負けの象徴でやしょうけどねぇ」

「今だから云うが『幻魔王』の称号授与式を企画したのは俺でな。『一頭九尾』から要請されたとあっては流石のおシンも無下に出来ないと踏んだンだ」

「ほう、オヤジが……嬉しいでやすよ。やつがれに勝つ為にここまでの大仕掛けを用意してくれていたんでやすからねぇ」

 意味が分からないトロイの為にミーケはざっくりと説明する。
 剣の腕では遙かに上をいき、幻術を操るおシン相手に勝つヴィジョンが浮かばなかったミーケは、おシンを絶賛する魔王達を見て一計を案じたという。
 ならばいっその事、正式に『幻魔王』の称号を与えて祝福してやれば良い。嫉妬の念が無いと云えば嘘になるが、そうすれば俺もおシンを相手に素直に腹を割れるだろうとまで云った。
 その言葉を受けて『一頭九尾』は、善く云ったとミーケを褒め、これを機に慈母豊穣会と勇者連合の抗争を手打ちとしようと請け負った。

「そうなりゃおシンものこのこと魔界に出向いてきやがってな。式典の前に沐浴をして身を清めてくれと云われれば、警戒心の強いおシンも錫杖を手放しゆるゆると着物を脱ぐって寸法よ」

「油断していたんでやしょうね。やつがれが魔界の侍女衆に体を洗われているとね、不意に背後で水音がして何者かにヘッドロックをかけられたんでやすよ。ええ、オヤジでしたよ」

「流石のおシンも錫杖や小袖が無ければ目眩しの術は使えねぇ。いくら身体能力が高くても基本戦術が剣術のおシンなら無手同士の勝負は不慣れだろうと踏んだのよ」

「対してオヤジの三池流は武芸百般、剣もやれば槍も遣いやすが、オヤジが好んだのは相手を殺さずに制圧・捕縛する技でやす。一流の剣客であり、超が十も二十もつく超一流の魔法遣いであると謳われているオヤジでやすがね。実際は素手の戦いの方が望む所だったんでやすよ」

「こうなったら逃がしやしねぇ。男同士、人を交えず一対一、お互いフリチンの大勝負よ」

『教皇ともあろう者がフリチンはよせ。だが、あの時、何故わざわざそなたまで裸になったのだ? それこそ完全装備で挑めばもっと楽におシンに勝利できたであろう?』

 クシモの疑問に枢機卿は、分かっておらんなと云った。

「勝つ見込みが無い相手に策を用いて裸にまでしたのだ。その上で完全武装で挑むのは叔父貴に取って恥の上塗りでしかない。だからこそ最終決戦は自分も裸になろうと決めておったのだ」

「ま、後で卑怯者の誹りを受ける覚悟で臨んだ喧嘩だったが楽しかったよ。裸になってもおシンは強かったしな。まさか幻術破れ、刀折れた時を想定して徒手の技、忍びの技まで修得してるとは思わなかったがな」

「霞流は合戦場で生まれた実戦武術でやすから無手の技くらいありやすよ。それに本音を云えばやつがれも結構面白かったでやすよ。いくらド突こうが投げ飛ばそうが必死に喰らいついてきやしてね。しかも戦えば戦うほどへばるどころか、やつがれの攻撃に対応出来るようになってきやしたからねぇ。まさか戦いながらパワーアップするとは思ってもみませんでしたよ」

『最後は金的への膝蹴りだったな。咄嗟に両手で防御しようとしたおシンの頭が下がったところに、膝を伸ばしながら軌道を変えて顎へ足刀を叩き込む三池流『燕流脚』は見事であったぞ』

 地力ではおシンに劣ってはいても一流派の宗家が放つ渾身の蹴りである。
 的確に顎へクリーンヒットすれば然しものおシンも脳震盪を起こして意識を手放してしまう。
 その後、ミーケは『一頭九尾』の前に出頭し、全てはおシンを斃す為の策であり、裸の相手に不意打ちをして勝利した事を告白した。
 魔王達からどのように痛罵されようとも受け入れるつもりであったし、罰を与えられても甘んじて受けるつもりだったが、ミーケを待ち受けていたのは感謝の言葉だった。

『ミーケとおシンの戦いは実は『月の大神』によって中継されてリモート観戦されていたのだったなぁ……天女の如く麗しい少年同士が生まれたままの姿で戦うなんてそうそう観られるものではない。眼福であったわ』

「ガチで魔王共、ダメ過ぎだろ。揃って賢者に転職しやがってよ。大魔王サマに至っては人間形態になって慈愛の表情を浮かべながら鼻血垂らしてやがったからな」

 一糸纏わぬ体を豊かな銀の髪で覆う女神像のような神々しい姿ではあったが、右の拳を高々と掲げ真っ白に燃え尽きている様はミーケをげんなりとさせた。
 他の魔王も似たり寄ったりであり、女性或いは両性具有の魔王達は“シンツキてぇてぇ。これで我が軍は百年戦える”と恍惚の表情を浮かべながら紙に凄まじい勢いで何やら書き込んでいる、或いは描き込んでいる始末であったという。
 比較的まともだったのは男性の魔王達だったが、飽くまで比較的であり、“あの『幻魔王』相手によう勝った”と目尻を下げて好々爺然としてミーケを褒めるだけだった。
 精々が『騎士王』と呼ばれる武と礼節を重んじる魔王が、おシンとの戦いにおける問題点、技の拙さ、悪癖の改善点を述べたのが説教らしい説教だといえた。

「魔王がてぇてぇて……」

「いや、俺が地母神オヤジの世話になり始めた頃は皆威厳のある魔王ばかりだったンだぜ? けど、何でかなぁ、いつの間にかあんなんなっちまってなぁ」

 呆れるトロイにミーケはフォローにならないフォローを入れる。

『そなたが“人間を理解するにはここが一番”と『月の大神』を秋葉原に連れて行ったのが元凶だと思うぞ。天界で純粋培養され、魔界の者達の首根っ子を抑える為に魔界の頂点に据えられて以来、一歩も城から出た事の無い世間知らずを何で選りにも選ってアキバに連れて行くかね』

「あー……“魔界よ。これがニッポンだ”って悪ノリした時か。けどよ、そのお陰で魔王連中は日本贔屓になって魔界の地下資源を日本にタダ同然で売ってくれるようになったンだぜ? 魔王連中には原油もレアメタルも無用の長物だからな。今や日本は世界随一の資源大国だ」

 お陰で所得税も学校、病院など公共施設の利用もタダだぜ――と、カラカラ笑う教皇に地母神は頭を抱えた。

『だから何でそなたはそういうオソロシイ事を平気で……』

「良いじゃねぇか。俺を相方に選ンだのはアンタだ。誰も損はしてねェしさせる気も無ェ。アンタだって今や『一頭九尾』の序列は大魔王に次ぐ第二位だ。あと一歩でアンタを大魔王にしてやれる。主孝行の良い忠臣を得てアンタは幸せモンだ」

 どの口が忠臣と云うか、とクシモは肩を落とした。

「叔父貴、魔王の手下になるのが嫌で姐さんを地母神にしたのではないのか? それなのに姐さんを大魔王にしてどうする」

「俺は色魔のパシリにされンのが嫌なだけであって上司が大魔王になるのは吝かではないぞ。それに今の大魔王だって月と魔の神サンを兼任してンだぜ? 地母神と大魔王の両立くらいウチのボスならやれるだろ」

『勘弁してくれ。確かにそなたの祈りと信徒達の信仰により余の力は増大しているがな、『月の大神』に取って代わろうなどという野心は持ってはおらぬぞ』

 欲が無ェなと肩を竦めるミーケに、クシモは欲ならあると答えた。

『そなたが我が元に馳せ参じて七十年の時が流れたが余は一度もそなたに抱かれた事は無いぞ。地母神に返り咲いてはいるが今でも余が精を欲する時がある事はそなたも承知しておろう」

「承知しているからこそ、たまにお高めの寿司屋に連れてって鱈とか河豚の白子を喰わせてやってンだろが」

「ほう、サッキュバスとは白子でもいけるのか」

『そんなワケないだろう!! 生白子でも数十秒は火を通すのだぞ。旨いのは認めるが精液は得られぬわ!! そもそも余はミーケに抱かれたいのだ!!』

「いや、何かサッキュバス抱いたら変な病気貰いそうで怖いから嫌だよ。それにアンタの裸は何度も見せられちゃあいるが、ふたなりはちょっとなぁ……あと、淫紋って云ったか? あれ、刺青みてぇでドン引きしちまってよ。無理だわ」

『お前、終いには泣くぞ?! 余の事をそのように思っていたのか?!』

 自分を袖する理由を聞かされてクシモは本当に泣きながらツッコミを入れた。
 しかし、そこは男を堕とす事にかけては一級のサッキュバスである。
 次の瞬間には高笑いを上げて踏ん反り返った。

『ならばそなたの好みを云うが良い!! 余の力を持ってすればそなたの好みに合わせこの姿を変える事など造作もない事』

「いや、好み云々の前に性病が怖いって云っただろ。俺ァ鼻っ欠けになるのはゴメンだぜ」

『偏見の持ち過ぎだ!! よその淫魔は知らぬ。だが余と眷属達の体は毒素や病原体を浄化する能力があるゆえ安心して抱くが良い!!』

「ん? って事はアンタの体を調べれば性病の万能ワクチンを作る事も可能か? そういう事は早く云え!! 新たなビジネスチャンスじゃねぇか!!」

『だからそういうオソロシイ発想はやめいと云うとろうが!!』

 製薬会社に勤務する三池流門下生に連絡を取ろうとするミーケの肩を掴んでクシモは激昂する。
 見ればミーケはクシモの事を上気した顔で見詰めている。
 それが恋慕や性欲ならクシモとしても望むところだが、その瞳にあるのはハートマークではなく“¥”や“$”であるのだから悲しくもなるというものだ。

「あ、俺は今、無性に拘束衣を着て血を抜かれる事に悦びを感じる女の子と研究所にランデブーしたい気分だ。どこかにそんな女の子はいないかなぁ?」

『おるかぁ!! チラチラ見ても可愛くないわ!! どこの世界に主を研究所送りにしようとする忠臣がいる?!』

「アンタの目は節穴か? 目の前にいるだろ。アンタもかつては散々悪さをしてきたンだ。その罪滅ぼしに文字通りの献身をしてみてはどうよ?」

 余はまだ償えておらぬのか――地母神は愕然として教皇を見た。
 まあな、と答えるミーケはどこから出したのか算盤を弾いている。

「アンタの血を元に回春剤を作った時は王侯貴族や富豪に莫迦売れだったからな。貴族ってのは変態が多そうだし、きっと人には云えねぇ恥ずかしい病気を持ってるに違いねぇ。ワクチンを作れば大ヒット間違い無しだぜ」

『鬼か、お前はぁ?! しかもちゃっかりと何を作っておるのだ?! というか余の血なんてどこで手に入れた?!』

 叫び過ぎて、ぜいぜいと肩で息をしているクシモにミーケはしれっと答える。

「夜這いにきたアンタをギッタンギッタンにした時だな。ちょっとは考えろよ? 今日も一日疲れたなぁ、早く寝ようって思ってる時にド紫のベビードール着たオバハンが布団に潜り込ンでたら普通に殺意が湧くだろ? ファ○リーズしてもアンタの体臭は中々落ちなくて大変なんだよ、この妖怪イカチーズが」

『お、おま……云うに事欠いて妖怪イカチーズて……』

「叔父貴も叔父貴だが姐さんも姐さんじゃな」

 枢機卿の言葉はそこにいる人間の総意だった。

「因みに教皇さまの好みの女性ってどんな感じなんですか?」

 手で顔を覆って泣き始めてしまったクシモを慮ってか、トロイがミーケに水を向ける。

「んー……単眼、泣き黒子があればなお結構だな」

「オヤジも十分変態ですよ……」

「莫迦! いくらオヤジでも一つ目にはなれねぇだろ? これで諦めてくれりゃあ良いンだがよ」

 ボソッと呟いた神崎の脇腹を肘で小突きながらミーケは小声で云った。

『そうか、これがそなた好みの女か』

 いきなり泣くのをやめて顔から手をのけたクシモの言葉に振り返ったミーケ達は……

「「「「「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああっ!!」」」」」

 ギョロリとこちらを見る巨大な一つまなこに悲鳴を上げて一目散に部屋から逃げ出したのだった。
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