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この家はもう駄目かもしれない
跡目争いから逃れるため、隣国へと身を寄せていた王弟フリードリヒ。
その彼が王宮へ戻るという報せにかつての配下たちは歓喜した。
欲に塗れた祖父と頼りにならぬ先王のせいで、平民として暮らさねばならなかった主人のことを彼らはずっと気にかけていたのだ。
そんな主人には妻に迎えたいと願う女性がいるという。あの方が選んだのならきっと素晴らしい方に違いない、と皆喜んだ。だが、その女性の過去は穏やかなものではないという。かつては貴族の家に生まれながら、毒のような母親に心を蝕まれた末にすべてを捨て、修道院へと逃げ込んだ令嬢。ようやく手に入れた静かな日々。しかしその平穏を母親はいまだ諦めてはいない。娘を取り戻そうと執拗に機会を窺っているという。
――だからこそ、命じられた。
母親を監視し、決して娘のもとへ近づけるな、と。
聞くところによれば、その母親は貴族といえど容易には足を踏み入れられない王族管轄の修道院に、あろうことか押しかけ門を開けろと騒ぎ立てたという。
権力も王家の権威も意に介さぬとはどれほど苛烈な人物かと思いきや、ただ頭が足りないだけだった。
メイドはよくこんな女性を妻にしたな、と当主の見る目のなさに呆れた。
窓辺に張りつき、外の様子をうかがいながら指先でガラスをこつこつ叩き、唇を尖らせるような品の無い女性の何が良かったのか。思わずそう問い質したくなってくる。
「絶対に今日こそ行くんだから……あの子、きっと寂しがってるわ」
ひどく独りよがりな意見にメイドはわずかに目を伏せた。
(寂しがっている、ですか)
むしろ逆では? と胸の内で淡々と否定する。
「寂しがっているかは分かりかねますが、しばらくはそっとしておいて差し上げてはいかがですか?」
「どうしてそんなことをしなくちゃいけないのよ? それに……母親が来てあげるんだもの、あの子もきっと喜ぶはずよ!」
当然のように言い切るその無邪気さ——いや、幼稚さに、メイドは内心で深くため息をついた。
この家の当主が数多の女性の中からわざわざ選んだ相手。
外見は申し分ないとは思う。黙っていれば美女の部類に入るのだろう。だが──
視線の先では奥方が椅子に乗り、さらに背伸びをして窓の外を覗こうとしていた。
「もう少しで見張りの配置が……あっ」
ぐらり、とバランスを崩す。
「危のうございます」
メイドが一歩で距離を詰め、軽く支える。
「もう、びっくりしたじゃない! ちゃんと見てなさいよ」
支えられた側がなぜか不満げに吐き捨てた。その責任転嫁にメイドは無言で手を離し、元の位置へ戻った。
(……よくもまあ、このような方を)
思考は自然と当主へ向かう。
社交界では当主は優秀だと言われているそうだ。いち貴族家の当主なのだから”見る目がない”というわけではないはずだが……
「ねえ、あなた」
奥方がまた呼びかける。
「なんとかして、外に出られない? あなた、意外とやり手そうだし」
小首を傾げる仕草は、まるで秘密を共有する子供のようだ。
その姿に呆れつつ、メイドは一拍置いてから答えた。
「申し訳ございません。そのようなことは致しかねます」
「えー、つまらない」
即座に不満を口にし、頬を膨らませる。
(……つまらない、ですか)
メイドは心の中で繰り返す。
(王族に無礼を働き、家の体面を損ね、その結果がこの処遇。それを“つまらない”で片付けるとは)
視線をわずかに細める。
(情けない……。これほど厚顔無恥な母を持てば、逃げ出したくもなる)
このメイドもまた貴族の出である。だからこそ、エリザベートの年齢に似合わぬ無作法さには到底納得できなかった。いかに育てればこのようになるのか、まるで理解できない。
そんなメイドの思考など露ほども知らず、エリザベートは再び窓に顔を押しつけていた。
「絶対に抜け出してやるんだから……」
その背中は、決意に満ちているというより、ただ意地を張っている子供そのものだった。
エリザベートは今度は別の椅子を引きずり、再び同じように窓辺に置く。
メイドは再びため息をつき、これからやるであろうことを止めるべく、椅子を奪い元に戻した。
するとエリザベートは驚愕の顔をした後、不貞腐れたように窓辺から離れ、今度は長椅子にどさりと腰を落とす。
足を投げ出し、指先でクッションの房飾りをいじりながら、ぶつぶつと呟き始めた。
「だって、あの子を連れ戻さないと元の生活に戻れないのよ。優しかった当主様が最近冷たいのも、あの子が出て行ってしまったせい。前はもっと甘い結婚生活だったのに……今じゃすっかり冷え切ってしまって」
あまりにも自分本位な結論に、メイドは一瞬だけ言葉を失った。
(……そこに至りますか)
どうやら彼女がここまで必死なのは夫からの愛情を求めてのことらしい。
呆れたことに娘さえ戻ってくればすべてが上手くいくと信じているようだ。
そんなはずがないというのに。
散々、娘が寂しがっているから会いに行ってやらねばと良い母親ぶっておきながら、結局は自分のために娘を取り戻したいという身勝手さに吐き気すら覚える。
「……奥様」
エリザベートの身勝手で幼稚な考えに苛立ち、呼びかける声も自然と冷たくなる。
それを不満に思ったエリザベートは「なによ」と少し苛立ったように返事をした。
「お嬢様を連れ戻そうと修道院へ行かれますと、旦那様とのご関係は元に戻るどころか、かえって悪化するかと存じます」
「なっ……そんなことないわよ!」
「ございます。王族に対して不敬を重ねるなど、あってはならないことです」
「我が子に会いにいっただけじゃない! それがどうして不敬になるのよ? おかしいじゃないの!」
その子供じみた言い様にこの人は何も分かっていないのだと呆れた。
同時にここまで貴族の常識を欠いた相手を見るのは初めてだと驚く。
「それに──夫婦なんだから、味方してくれるのが普通でしょう? それなのに閉じ込めるなんてひどいじゃない!」
(いや、当然の措置でしょう……)
おそらく当主、妻の話の通じなさに耐えかね、強硬手段に出たのだろう。それが正解だ。こんな人間を野放しにすれば何をしでかすか分かったものではない。
「……もとはといえば、全部あの子のせいよ! あの子が家出なんかしなければ、こんなことにならなかったのに!」
責任はついに娘へと押し付けられた。いや、もとよりそのつもりだったのだろう。
上手くいかぬことはすべて娘のせいとし、愚かにも娘を取り戻せば万事解決すると本気で信じている。
(……見事なまでに、ご自身の非を一切認めない)
エリザベートは肩で息をしながら、なおも言い募る。
「わたくしばっかり悪者にされて……おかしいわよ、こんなの……」
その声音には被害者意識と拗ねたような響きが混じっていた。反省の色は全くない。
あるのはただ、自分は間違っていないという確信だけ。
「それに……あの子が出て行った原因はアリオスにあるじゃない。わたくしが悪いのではないわ……アリオスが悪いのよ」
エリザベートが呟いた名にメイドはわずかに反応した。アリオス、それはこの家の嫡男の名だ。何をしでかしたのかは定かでないが、彼もまた当主によって室内に軟禁されているらしい。
(一家で二人も部屋に軟禁されているって、どういう状況よ……)
異常なこの家の有様に、メイドはこの家の行く末に暗いものを感じるのだった。
その彼が王宮へ戻るという報せにかつての配下たちは歓喜した。
欲に塗れた祖父と頼りにならぬ先王のせいで、平民として暮らさねばならなかった主人のことを彼らはずっと気にかけていたのだ。
そんな主人には妻に迎えたいと願う女性がいるという。あの方が選んだのならきっと素晴らしい方に違いない、と皆喜んだ。だが、その女性の過去は穏やかなものではないという。かつては貴族の家に生まれながら、毒のような母親に心を蝕まれた末にすべてを捨て、修道院へと逃げ込んだ令嬢。ようやく手に入れた静かな日々。しかしその平穏を母親はいまだ諦めてはいない。娘を取り戻そうと執拗に機会を窺っているという。
――だからこそ、命じられた。
母親を監視し、決して娘のもとへ近づけるな、と。
聞くところによれば、その母親は貴族といえど容易には足を踏み入れられない王族管轄の修道院に、あろうことか押しかけ門を開けろと騒ぎ立てたという。
権力も王家の権威も意に介さぬとはどれほど苛烈な人物かと思いきや、ただ頭が足りないだけだった。
メイドはよくこんな女性を妻にしたな、と当主の見る目のなさに呆れた。
窓辺に張りつき、外の様子をうかがいながら指先でガラスをこつこつ叩き、唇を尖らせるような品の無い女性の何が良かったのか。思わずそう問い質したくなってくる。
「絶対に今日こそ行くんだから……あの子、きっと寂しがってるわ」
ひどく独りよがりな意見にメイドはわずかに目を伏せた。
(寂しがっている、ですか)
むしろ逆では? と胸の内で淡々と否定する。
「寂しがっているかは分かりかねますが、しばらくはそっとしておいて差し上げてはいかがですか?」
「どうしてそんなことをしなくちゃいけないのよ? それに……母親が来てあげるんだもの、あの子もきっと喜ぶはずよ!」
当然のように言い切るその無邪気さ——いや、幼稚さに、メイドは内心で深くため息をついた。
この家の当主が数多の女性の中からわざわざ選んだ相手。
外見は申し分ないとは思う。黙っていれば美女の部類に入るのだろう。だが──
視線の先では奥方が椅子に乗り、さらに背伸びをして窓の外を覗こうとしていた。
「もう少しで見張りの配置が……あっ」
ぐらり、とバランスを崩す。
「危のうございます」
メイドが一歩で距離を詰め、軽く支える。
「もう、びっくりしたじゃない! ちゃんと見てなさいよ」
支えられた側がなぜか不満げに吐き捨てた。その責任転嫁にメイドは無言で手を離し、元の位置へ戻った。
(……よくもまあ、このような方を)
思考は自然と当主へ向かう。
社交界では当主は優秀だと言われているそうだ。いち貴族家の当主なのだから”見る目がない”というわけではないはずだが……
「ねえ、あなた」
奥方がまた呼びかける。
「なんとかして、外に出られない? あなた、意外とやり手そうだし」
小首を傾げる仕草は、まるで秘密を共有する子供のようだ。
その姿に呆れつつ、メイドは一拍置いてから答えた。
「申し訳ございません。そのようなことは致しかねます」
「えー、つまらない」
即座に不満を口にし、頬を膨らませる。
(……つまらない、ですか)
メイドは心の中で繰り返す。
(王族に無礼を働き、家の体面を損ね、その結果がこの処遇。それを“つまらない”で片付けるとは)
視線をわずかに細める。
(情けない……。これほど厚顔無恥な母を持てば、逃げ出したくもなる)
このメイドもまた貴族の出である。だからこそ、エリザベートの年齢に似合わぬ無作法さには到底納得できなかった。いかに育てればこのようになるのか、まるで理解できない。
そんなメイドの思考など露ほども知らず、エリザベートは再び窓に顔を押しつけていた。
「絶対に抜け出してやるんだから……」
その背中は、決意に満ちているというより、ただ意地を張っている子供そのものだった。
エリザベートは今度は別の椅子を引きずり、再び同じように窓辺に置く。
メイドは再びため息をつき、これからやるであろうことを止めるべく、椅子を奪い元に戻した。
するとエリザベートは驚愕の顔をした後、不貞腐れたように窓辺から離れ、今度は長椅子にどさりと腰を落とす。
足を投げ出し、指先でクッションの房飾りをいじりながら、ぶつぶつと呟き始めた。
「だって、あの子を連れ戻さないと元の生活に戻れないのよ。優しかった当主様が最近冷たいのも、あの子が出て行ってしまったせい。前はもっと甘い結婚生活だったのに……今じゃすっかり冷え切ってしまって」
あまりにも自分本位な結論に、メイドは一瞬だけ言葉を失った。
(……そこに至りますか)
どうやら彼女がここまで必死なのは夫からの愛情を求めてのことらしい。
呆れたことに娘さえ戻ってくればすべてが上手くいくと信じているようだ。
そんなはずがないというのに。
散々、娘が寂しがっているから会いに行ってやらねばと良い母親ぶっておきながら、結局は自分のために娘を取り戻したいという身勝手さに吐き気すら覚える。
「……奥様」
エリザベートの身勝手で幼稚な考えに苛立ち、呼びかける声も自然と冷たくなる。
それを不満に思ったエリザベートは「なによ」と少し苛立ったように返事をした。
「お嬢様を連れ戻そうと修道院へ行かれますと、旦那様とのご関係は元に戻るどころか、かえって悪化するかと存じます」
「なっ……そんなことないわよ!」
「ございます。王族に対して不敬を重ねるなど、あってはならないことです」
「我が子に会いにいっただけじゃない! それがどうして不敬になるのよ? おかしいじゃないの!」
その子供じみた言い様にこの人は何も分かっていないのだと呆れた。
同時にここまで貴族の常識を欠いた相手を見るのは初めてだと驚く。
「それに──夫婦なんだから、味方してくれるのが普通でしょう? それなのに閉じ込めるなんてひどいじゃない!」
(いや、当然の措置でしょう……)
おそらく当主、妻の話の通じなさに耐えかね、強硬手段に出たのだろう。それが正解だ。こんな人間を野放しにすれば何をしでかすか分かったものではない。
「……もとはといえば、全部あの子のせいよ! あの子が家出なんかしなければ、こんなことにならなかったのに!」
責任はついに娘へと押し付けられた。いや、もとよりそのつもりだったのだろう。
上手くいかぬことはすべて娘のせいとし、愚かにも娘を取り戻せば万事解決すると本気で信じている。
(……見事なまでに、ご自身の非を一切認めない)
エリザベートは肩で息をしながら、なおも言い募る。
「わたくしばっかり悪者にされて……おかしいわよ、こんなの……」
その声音には被害者意識と拗ねたような響きが混じっていた。反省の色は全くない。
あるのはただ、自分は間違っていないという確信だけ。
「それに……あの子が出て行った原因はアリオスにあるじゃない。わたくしが悪いのではないわ……アリオスが悪いのよ」
エリザベートが呟いた名にメイドはわずかに反応した。アリオス、それはこの家の嫡男の名だ。何をしでかしたのかは定かでないが、彼もまた当主によって室内に軟禁されているらしい。
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