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別れ話
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「何で急にそんなこと言うの!? アタシのことずっと離さないって言ってたじゃない! 愛しているって言ってたじゃない! それは嘘だったの!?」
「い、いや……嘘はついていないよ。でもさ、やっぱり僕は貴族なんだ。ちゃんとした貴族令嬢を妻にもらって跡継ぎを作らなきゃならないし……」
「だからそれは“お飾りの妻”をもらうってことで話がついたでしょう? アタシ達が別れる必要なんてないじゃない!」
「いや、でもさ……ジェシカとは子供が出来なかったし、そうなるとやっぱり別の女性と子供を作らないと……」
「─────っ!!?」
それはジェシカが最も言われたくない台詞だった。
確かに侯爵とジェシカの間に子は出来なかった。愛する人との子が出来ないことに嘆くジェシカを侯爵は「子がいなくとも構わない」と言って優しく慰めてくれたのに……本心ではそう思っていたのか。
「アタシだけが悪いみたいに言わないでよ! 子が出来ないのはアタシじゃなくてマクスの方に原因があるかもしれないんだよ? その場合は誰が相手でも子は無理でしょう!?」
「それはそうだけど……。だからこそ確かめてみないといけないだろう?」
「確かめる……? それって、別の女とそういうことをするって意味? 信じらんない! アタシの前でよくもそんなこと言えたわね!?」
あれだけ「ジェシカ以外の女と関係は持たない」と豪語していたくせに、こうもあっさり心変わりをする侯爵に激怒した。
「分かってくれ、ジェシカ。僕は侯爵家の当主として正しい道を進まなくてはならないんだ。正式な貴族の娘を妻にして、跡継ぎとなる子を作らなくてはならない。どうか理解してくれないか?」
「はあ!? いや、それって最初から分かっていたことよね? 分かっていたうえでアタシだけを愛していると言ってくれていたのよね? 結婚間近だったアタシを攫って一生傍にいてほしいと言ったのは貴方よね? 今更何なの?」
自分が貴族家当主であることも、ジェシカが平民で決して妻に出来ない身分であることも知ったうえで傍に置いていたくせに。貴族令嬢を妻にしなくてはならない立場だと分かっていても、ジェシカだけを愛しているからと縁談を断り続けてきたくせに。今更それを間違いだったように言わないでほしい。そんなことは最初から分かっていたことなのだから。
「そうだね……全部僕が悪い。君を愛してしまった僕の過ちだ」
薄ら寒い台詞を吐き、物憂げな顔をする侯爵にジェシカは気持ち悪さを感じた。
こいつ、自分に酔ってやがる。
「あのさ、なんだかんだ言ってるけど、結局はあの女に心移りしたんでしょう? こそこそと何かにつけてはあの女と接触しようとしているの知っているんだからね?」
ギクッという音が聞こえてきそうなほど驚いてみせる侯爵。
やっぱり、と呟いたジェシカはそのまま彼に詰め寄った。
「アタシがいながら別の女に心変わりして、しかもそれをもっともらしい言葉で誤魔化して……最低! 信じられない!」
気まずそうに目を逸らす侯爵にジェシカは益々怒りを募らせた。
「ずっと傍にいて欲しいって言ったのは貴方じゃない!? 婚約者からアタシを奪ったのも貴方じゃない! だったら最後まで責任とりなさいよ!」
「いや……でも、やっぱり僕は貴族家当主だし……当主としての責任をとらないと……」
「だから! “貴族”だの“当主”だのを引き合いに出すんじゃないわよ! 正直に言えばいいでしょう? あの女に心変わりしたって!」
なんだかんだ言っているけど結局は若くて美しい令嬢に心変わりしたというだけのこと。貴族として、当主として、なんていう崇高な目的など後付けだ。本当は若い嫁を貰って楽しみたいという邪な目的しかないくせに。
「言っておくけど、あの女は貴方にこれっぽっちも興味ないわよ? それに貴方の嫁になる気だって微塵も無いわ。だからいくら色目使っても無駄よ?」
「なっ……!? そ、そんなの分からないじゃないか!」
ムキになって反論する侯爵を目にし、ジェシカは自分の愛情がスーッと冷めていくのを感じた。恋人の前で隠しもせず他の女を気にするなんてどういう神経をしているのかと。
(腹立つ! 腹立つ! そんな髭ボサボサのきったない顔で頬なんて染めちゃってさ! 何なの!? 何様なわけ?)
結局、彼は“お貴族様”だった。
平民のジェシカのことなど気に入った玩具程度にしか見ていなかった。だって彼はジェシカを捨てることに何の罪悪感も抱いていない。こちらを尊重してくれていたならこんな真似はしないはずだ。
「……分かった、嫉妬しているんだね? でも仕方がないんだ、諦めてほしい。彼女は由緒正しい貴族の令嬢だ。平民の君には無い品格というものがある」
「はあ? 何? あの女は貴方の物じゃないのに、何でまるで自分の所有物かのように自慢するの? しかもそれでアタシを貶めるとか、頭おかしいんじゃない? アタシが平民だということを理解したうえで傍に置いていたのは貴方よ。 だからその“品格”を持ち合わせていない女を選んだのは貴方、なのにさもアタシが悪いかのように言わないでくれる?」
ジェシカの発言はその通りだった。
貴族令嬢の品格にしがない村娘が敵うはずもない。だが、それはジェシカを選んだ時点で分かり切っていたことだ。むしろ澄ました貴族令嬢には無い素直さが好きだと言っていたほど。それを今更責めるように言うのはただの責任転嫁でしかない。そんなジェシカを選んだのは侯爵なのだから。
「そっ……そういう、口の減らないところが嫌なんだ! やはり女というのは男の言う事にいちいち反論しないような慎ましさがないと……」
「あの女はアタシの何倍も口が回るけど? 慎ましさの欠片もないわよ。……結局、貴方はあの女が美人だから気に入っただけでしょう? 醜女だったら見向きもしなかったんじゃない?」
再びギクリという音がしそうなほど身を震わせる侯爵。
その反応にジェシカは自分の愛情が驚くほど冷めていくのを感じた。
ちょっと若くて美人な令嬢が現れたらあっさりと心が傾くのか。
それが例え中身がとんでもない女だったとしても。
「い、いや……嘘はついていないよ。でもさ、やっぱり僕は貴族なんだ。ちゃんとした貴族令嬢を妻にもらって跡継ぎを作らなきゃならないし……」
「だからそれは“お飾りの妻”をもらうってことで話がついたでしょう? アタシ達が別れる必要なんてないじゃない!」
「いや、でもさ……ジェシカとは子供が出来なかったし、そうなるとやっぱり別の女性と子供を作らないと……」
「─────っ!!?」
それはジェシカが最も言われたくない台詞だった。
確かに侯爵とジェシカの間に子は出来なかった。愛する人との子が出来ないことに嘆くジェシカを侯爵は「子がいなくとも構わない」と言って優しく慰めてくれたのに……本心ではそう思っていたのか。
「アタシだけが悪いみたいに言わないでよ! 子が出来ないのはアタシじゃなくてマクスの方に原因があるかもしれないんだよ? その場合は誰が相手でも子は無理でしょう!?」
「それはそうだけど……。だからこそ確かめてみないといけないだろう?」
「確かめる……? それって、別の女とそういうことをするって意味? 信じらんない! アタシの前でよくもそんなこと言えたわね!?」
あれだけ「ジェシカ以外の女と関係は持たない」と豪語していたくせに、こうもあっさり心変わりをする侯爵に激怒した。
「分かってくれ、ジェシカ。僕は侯爵家の当主として正しい道を進まなくてはならないんだ。正式な貴族の娘を妻にして、跡継ぎとなる子を作らなくてはならない。どうか理解してくれないか?」
「はあ!? いや、それって最初から分かっていたことよね? 分かっていたうえでアタシだけを愛していると言ってくれていたのよね? 結婚間近だったアタシを攫って一生傍にいてほしいと言ったのは貴方よね? 今更何なの?」
自分が貴族家当主であることも、ジェシカが平民で決して妻に出来ない身分であることも知ったうえで傍に置いていたくせに。貴族令嬢を妻にしなくてはならない立場だと分かっていても、ジェシカだけを愛しているからと縁談を断り続けてきたくせに。今更それを間違いだったように言わないでほしい。そんなことは最初から分かっていたことなのだから。
「そうだね……全部僕が悪い。君を愛してしまった僕の過ちだ」
薄ら寒い台詞を吐き、物憂げな顔をする侯爵にジェシカは気持ち悪さを感じた。
こいつ、自分に酔ってやがる。
「あのさ、なんだかんだ言ってるけど、結局はあの女に心移りしたんでしょう? こそこそと何かにつけてはあの女と接触しようとしているの知っているんだからね?」
ギクッという音が聞こえてきそうなほど驚いてみせる侯爵。
やっぱり、と呟いたジェシカはそのまま彼に詰め寄った。
「アタシがいながら別の女に心変わりして、しかもそれをもっともらしい言葉で誤魔化して……最低! 信じられない!」
気まずそうに目を逸らす侯爵にジェシカは益々怒りを募らせた。
「ずっと傍にいて欲しいって言ったのは貴方じゃない!? 婚約者からアタシを奪ったのも貴方じゃない! だったら最後まで責任とりなさいよ!」
「いや……でも、やっぱり僕は貴族家当主だし……当主としての責任をとらないと……」
「だから! “貴族”だの“当主”だのを引き合いに出すんじゃないわよ! 正直に言えばいいでしょう? あの女に心変わりしたって!」
なんだかんだ言っているけど結局は若くて美しい令嬢に心変わりしたというだけのこと。貴族として、当主として、なんていう崇高な目的など後付けだ。本当は若い嫁を貰って楽しみたいという邪な目的しかないくせに。
「言っておくけど、あの女は貴方にこれっぽっちも興味ないわよ? それに貴方の嫁になる気だって微塵も無いわ。だからいくら色目使っても無駄よ?」
「なっ……!? そ、そんなの分からないじゃないか!」
ムキになって反論する侯爵を目にし、ジェシカは自分の愛情がスーッと冷めていくのを感じた。恋人の前で隠しもせず他の女を気にするなんてどういう神経をしているのかと。
(腹立つ! 腹立つ! そんな髭ボサボサのきったない顔で頬なんて染めちゃってさ! 何なの!? 何様なわけ?)
結局、彼は“お貴族様”だった。
平民のジェシカのことなど気に入った玩具程度にしか見ていなかった。だって彼はジェシカを捨てることに何の罪悪感も抱いていない。こちらを尊重してくれていたならこんな真似はしないはずだ。
「……分かった、嫉妬しているんだね? でも仕方がないんだ、諦めてほしい。彼女は由緒正しい貴族の令嬢だ。平民の君には無い品格というものがある」
「はあ? 何? あの女は貴方の物じゃないのに、何でまるで自分の所有物かのように自慢するの? しかもそれでアタシを貶めるとか、頭おかしいんじゃない? アタシが平民だということを理解したうえで傍に置いていたのは貴方よ。 だからその“品格”を持ち合わせていない女を選んだのは貴方、なのにさもアタシが悪いかのように言わないでくれる?」
ジェシカの発言はその通りだった。
貴族令嬢の品格にしがない村娘が敵うはずもない。だが、それはジェシカを選んだ時点で分かり切っていたことだ。むしろ澄ました貴族令嬢には無い素直さが好きだと言っていたほど。それを今更責めるように言うのはただの責任転嫁でしかない。そんなジェシカを選んだのは侯爵なのだから。
「そっ……そういう、口の減らないところが嫌なんだ! やはり女というのは男の言う事にいちいち反論しないような慎ましさがないと……」
「あの女はアタシの何倍も口が回るけど? 慎ましさの欠片もないわよ。……結局、貴方はあの女が美人だから気に入っただけでしょう? 醜女だったら見向きもしなかったんじゃない?」
再びギクリという音がしそうなほど身を震わせる侯爵。
その反応にジェシカは自分の愛情が驚くほど冷めていくのを感じた。
ちょっと若くて美人な令嬢が現れたらあっさりと心が傾くのか。
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