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他人のモノを奪った者の行く末②
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「あんた、ヨーク公子から沢山貢がれたんだろう? でもそれは本来婚約者である王女殿下に渡すものだったとか。服飾品なんかは返却したけど、香水や酒、嗜好品や菓子なんかは消耗品だから無理だったんだろう? だからその品物分の賠償だよ」
「あ……でも、あれはセレスタン様が私にくれたもので……」
アンヌマリーは確かにセレスタンから大量の贈り物を貰っていた。
元は王女宛てに贈る品物だったせいか、どれもこれも一級品揃い。
しがない男爵家のアンヌマリーには到底手に入らないような品ばかりだった。
姉は返却した、と言ったが本当は王宮を出る際に全て没収された、が正しい。
王宮の使用人ではなく公爵家の使者が騎士を引き連れてわざわざアンヌマリーの部屋を訪れ、セレスタンからの贈り物を全て回収したのだ。
もちろんアンヌマリーは必死に抵抗したが、数人の騎士に阻まれた挙句に使者から「王女殿下宛ての贈り物を掠め取るなんて卑しい盗人だ」と蔑んだ目で睨まれ、諦めざるを得なかった。
「あんた、それが王女殿下宛ての贈り物だったと知っていたんだろう? 知っていて受け取ったのなら盗んだも同然だよ。分不相応だと断ればよかったものを……。公爵家の使者がわざわざ贈り物の目録を見せてくれたんだけどさ……それもこれもあんたみたいな田舎娘に不釣り合いな高級品ばかりだ。よくもそんな高価な品を平然と貰って使えたものだよ、ほんっとに恥ずかしい……」
「ひどい! セレスタン様は似合うって言ってくれたのに!」
「はあ……ヨーク公子もなんだってこんな田舎娘に惹かれたんだか……。あんなにお美しい王女殿下の婚約者に選ばれたってのに、こんな貧相な女を愛して全てを失うなんて馬鹿だとしか言えないね。ああ、馬鹿だから馬鹿な女に惹かれたってわけか。なら仕方ないね」
「……馬鹿にしないでよっ!! 私はただ好きな人と愛し合っただけ! それを非難される筋合いなんかないわ!」
「ふーん、その好きな人に罪を被せたのに? それを知ったらヨーク公子はどう思うだろうね? 裏切り者だとショックを受けるんじゃないのかい?」
「そ……それは、でも、事情を話せばきっと分かってくれると思うし……」
「ああ、そうかい。でも話す機会なんて訪れるだろうか? もうお前達が会うこともないのだろうしね」
「はあ? 何よそれ! セレスタン様はいつかきっと迎えにきてくださるわ! だから、私はいつまでも彼を待ち続けるの!」
「勝手にすればいい。だけど、公子は貴族ではないお前と添い遂げたいと思うかねえ? 男爵令嬢のお前ならまだしも、平民のお前を公子はまだ愛してくれるとでも?」
「え……ど、どういうこと? 私が平民? 何言っているの……?」
「言っただろう? 家から追い出すだけじゃ済まさないと……。お前はもう、この家の娘ではない、お前のやらかしを詫びるために王宮へ行った際、廃籍の届け出も済ませておいた。既に当家には”アンヌマリー”という名の娘は存在しないものとなっている」
「はあ!? なんでそんな勝手なことを! ひどい! あんまりだわ!」
「はっ! 畏れ多くも王女殿下の婚約者に手出しした挙句、贈り物まで掠め取るような手癖の悪い泥棒女なんて我が家に必要ないんだよ! これだけ迷惑をかけておいて、まだ家族でいられると思っている頭が残念でならないね!
もうお前の顔なんて見たくもないよ! さっさと出て行きな!!」
姉はアンヌマリーを門の外に放り出すよう使用人に命じる。
当主の命に従いこちらに近づいてくる使用人に恐れをなしたアンヌマリーは、その場に膝をついて姉に必死に許しを請うた。
「ご、ごめんなさい……! ごめんなさい、お姉様! 追い出されたら……私、他に行くところがないの!」
「ふん、そうだろうね。金もなければ職もない。あんたは侍女の仕事しかできないだろうけど、こんな問題を起こした女を雇う家なんてあるわけないもの」
「だったらここに置いてよ! 籍を抜いたって私は妹なのよ!?」
「泥棒を置いてやる義理はないね。……だけど、そうだね……一応は姉妹なんだし、仕事だけは紹介してやるよ。きちんと住み込みで、食事の心配もないところを……ね」
凄みのある笑みを浮かべた姉を見てアンヌマリーは背中に嫌な汗をかいた。
アンヌマリーはこの時姉の提案を聞いてしまったことを後に悔やむこととなる……。
*
「こちら入ったばかりの新しい子です。今宵の相手に如何です、旦那?」
髭を生やした小男が身なりのいい紳士に揉み手で笑いかける。
すると紳士はじろじろと不躾に眺め、首を横に振った。
「いや……やめとくよ。いつも通りマリリンちゃんを頼む」
「そうですか、分かりました。おーい、マリリンちゃーん! ご指名入ったぞー!」
小男が大声で名を呼ぶと、薄いドレスを身に纏った豊満な女性が店の奥から出てきた。
この女性が”マリリン”なのだろう。彼女は嬉しそうに紳士の腕に抱き着き、その豊かな胸を押し付ける。
腕に感じる柔らかさに紳士がデレッと鼻の下を伸ばし、マリリンの肩を抱いて部屋を出て行った。
「はあ……また駄目か。お前はビックリするほど人気が出ない。なあ”アン”?」
先ほどこの小男に新人として紹介されていた女性”アン”は悔しそうに唇を噛みしめ俯く。
彼女のその様子から、この状況を屈辱だと感じていることは明白だ。
「いくら男爵様からの紹介とはいえ、売れない女にいつまでもただ飯を食わせとくわけにはいかねえや。今週中に客が付かなきゃお前は下働きに格下げだ。分かったら少しは愛想の一つでも振りまくんだな」
「嫌よ……。どうして私が平民なんかに愛想を……! 私は男爵令嬢、貴族なのよ!?」
「以前は、だろ? 今はお前も平民だ。なのにいつまでお高く留まっているつもりなんだ? ただでさえ貧相な体なのに、仏頂面してたら客なんてつくわけないぞ。それを分かってんのか?」
「うるさいわね! 平民なんかに私の良さは分からないわよ!」
「ここに貴族なんて来ねえよ。うちの娼館の客層は平民専用だ。貴族様が来るのはもっと格式のある高級娼館だっつの」
小男は呆れた顔で「客が来たら呼ぶからそれまで奥に引っ込んでろ」とアンを追い立てる。
それに対してアンは鬼の形相で悪態をつき、ドスドスと足音を立てて店の奥へと戻っていった。
「品が無いな……。貴族令嬢だったとはとても思えねえよ」
アンの姿が見えなくなると、小男はため息をつき独り言ちた。
彼はこの娼館の支配人で、アンはアンヌマリーの源氏名である。
そう、アンヌマリーが姉に住み込みの仕事と紹介されたのは領地内にある娼館だったのだ。
この娼館は男爵領内の歓楽街にあり、客層は主に少し金に余裕のある平民。貴族の客が来ることはまずない。
アンヌマリーはここに売られた。とてもじゃないが男爵家が支払った慰謝料と賠償金の足しにもならないほどの安い金額で。
元貴族令嬢であれば本来ならもっと高い金額になるはずだが、アンヌマリーの場合はそうではなかった。
なぜなら、この娼館に来る客が求めるのはアンヌマリーとは違うタイプの娼婦だからだ。
この娼館を訪れる客が好むのは、豊満な肉体を持つ女性だ。
庇護欲をそそる華奢さが魅力のアンヌマリーは、ここを訪れる客層に驚くほどウケない。
長年娼館の支配人を勤める小男は、アンヌマリーをここに連れてきた男爵家の使用人に「この女性はきっとうちのお客にウケないでしょうから、もっと貴族向けの場所に行った方がいいかと……」と一度は断った。
だが男爵家の使用人は「男爵様はここを指定されたので」と頑なに譲らなかった。
支払う金も安くなると言ってもだ。
見た目は悪くないのだから貴族向けの娼館で綺麗に着飾れば客もつく。
アンヌマリーのようなタイプを好む貴族は割と多い。
なのに、どうして男爵様はこの娼館を指定したのか。
しかも聞けばこの女性は男爵様の実の妹だという。
そこで分かったのだ。男爵様は実の妹を苦しめてやりたいからここを指定したのだと。
それほど実の妹を深く恨んでいるのだと。
何をすれば実の姉にここまで恨まれるのだろう……。
男爵の深く昏い怨念のようなものを感じ、彼はそれ以上何も言わずにアンヌマリーを買い取った。
その日から客に”新人です”と宣伝しているのだが、ビックリするほどウケない。
これには悲劇のヒロインばりにさめざめと泣いていたアンヌマリーも、驚いて涙をひっこめたほどだ。
昔から可愛いと持て囃され、公爵家の人間にまで愛された自分が、こんな汚い娼館の汚い客に選ばれないなんて屈辱でしかない。
それからは店に出ても仏頂面のまま、客に対して笑顔一つ見せない。
無愛想で態度の悪い女を好む男もいるが、そういう酔狂な客は残念なことに一人も訪れなかった。
客が付かない娼婦を置いておくことは店にとって損失だ。
本来であればそういう売れない娼婦は放逐するのだが、男爵の紹介とあらばそういわけにもいかない。
そろそろ見切りをつけて下働きに格下げを……といった矢先、思いもよらぬことが起こった。
「あ……でも、あれはセレスタン様が私にくれたもので……」
アンヌマリーは確かにセレスタンから大量の贈り物を貰っていた。
元は王女宛てに贈る品物だったせいか、どれもこれも一級品揃い。
しがない男爵家のアンヌマリーには到底手に入らないような品ばかりだった。
姉は返却した、と言ったが本当は王宮を出る際に全て没収された、が正しい。
王宮の使用人ではなく公爵家の使者が騎士を引き連れてわざわざアンヌマリーの部屋を訪れ、セレスタンからの贈り物を全て回収したのだ。
もちろんアンヌマリーは必死に抵抗したが、数人の騎士に阻まれた挙句に使者から「王女殿下宛ての贈り物を掠め取るなんて卑しい盗人だ」と蔑んだ目で睨まれ、諦めざるを得なかった。
「あんた、それが王女殿下宛ての贈り物だったと知っていたんだろう? 知っていて受け取ったのなら盗んだも同然だよ。分不相応だと断ればよかったものを……。公爵家の使者がわざわざ贈り物の目録を見せてくれたんだけどさ……それもこれもあんたみたいな田舎娘に不釣り合いな高級品ばかりだ。よくもそんな高価な品を平然と貰って使えたものだよ、ほんっとに恥ずかしい……」
「ひどい! セレスタン様は似合うって言ってくれたのに!」
「はあ……ヨーク公子もなんだってこんな田舎娘に惹かれたんだか……。あんなにお美しい王女殿下の婚約者に選ばれたってのに、こんな貧相な女を愛して全てを失うなんて馬鹿だとしか言えないね。ああ、馬鹿だから馬鹿な女に惹かれたってわけか。なら仕方ないね」
「……馬鹿にしないでよっ!! 私はただ好きな人と愛し合っただけ! それを非難される筋合いなんかないわ!」
「ふーん、その好きな人に罪を被せたのに? それを知ったらヨーク公子はどう思うだろうね? 裏切り者だとショックを受けるんじゃないのかい?」
「そ……それは、でも、事情を話せばきっと分かってくれると思うし……」
「ああ、そうかい。でも話す機会なんて訪れるだろうか? もうお前達が会うこともないのだろうしね」
「はあ? 何よそれ! セレスタン様はいつかきっと迎えにきてくださるわ! だから、私はいつまでも彼を待ち続けるの!」
「勝手にすればいい。だけど、公子は貴族ではないお前と添い遂げたいと思うかねえ? 男爵令嬢のお前ならまだしも、平民のお前を公子はまだ愛してくれるとでも?」
「え……ど、どういうこと? 私が平民? 何言っているの……?」
「言っただろう? 家から追い出すだけじゃ済まさないと……。お前はもう、この家の娘ではない、お前のやらかしを詫びるために王宮へ行った際、廃籍の届け出も済ませておいた。既に当家には”アンヌマリー”という名の娘は存在しないものとなっている」
「はあ!? なんでそんな勝手なことを! ひどい! あんまりだわ!」
「はっ! 畏れ多くも王女殿下の婚約者に手出しした挙句、贈り物まで掠め取るような手癖の悪い泥棒女なんて我が家に必要ないんだよ! これだけ迷惑をかけておいて、まだ家族でいられると思っている頭が残念でならないね!
もうお前の顔なんて見たくもないよ! さっさと出て行きな!!」
姉はアンヌマリーを門の外に放り出すよう使用人に命じる。
当主の命に従いこちらに近づいてくる使用人に恐れをなしたアンヌマリーは、その場に膝をついて姉に必死に許しを請うた。
「ご、ごめんなさい……! ごめんなさい、お姉様! 追い出されたら……私、他に行くところがないの!」
「ふん、そうだろうね。金もなければ職もない。あんたは侍女の仕事しかできないだろうけど、こんな問題を起こした女を雇う家なんてあるわけないもの」
「だったらここに置いてよ! 籍を抜いたって私は妹なのよ!?」
「泥棒を置いてやる義理はないね。……だけど、そうだね……一応は姉妹なんだし、仕事だけは紹介してやるよ。きちんと住み込みで、食事の心配もないところを……ね」
凄みのある笑みを浮かべた姉を見てアンヌマリーは背中に嫌な汗をかいた。
アンヌマリーはこの時姉の提案を聞いてしまったことを後に悔やむこととなる……。
*
「こちら入ったばかりの新しい子です。今宵の相手に如何です、旦那?」
髭を生やした小男が身なりのいい紳士に揉み手で笑いかける。
すると紳士はじろじろと不躾に眺め、首を横に振った。
「いや……やめとくよ。いつも通りマリリンちゃんを頼む」
「そうですか、分かりました。おーい、マリリンちゃーん! ご指名入ったぞー!」
小男が大声で名を呼ぶと、薄いドレスを身に纏った豊満な女性が店の奥から出てきた。
この女性が”マリリン”なのだろう。彼女は嬉しそうに紳士の腕に抱き着き、その豊かな胸を押し付ける。
腕に感じる柔らかさに紳士がデレッと鼻の下を伸ばし、マリリンの肩を抱いて部屋を出て行った。
「はあ……また駄目か。お前はビックリするほど人気が出ない。なあ”アン”?」
先ほどこの小男に新人として紹介されていた女性”アン”は悔しそうに唇を噛みしめ俯く。
彼女のその様子から、この状況を屈辱だと感じていることは明白だ。
「いくら男爵様からの紹介とはいえ、売れない女にいつまでもただ飯を食わせとくわけにはいかねえや。今週中に客が付かなきゃお前は下働きに格下げだ。分かったら少しは愛想の一つでも振りまくんだな」
「嫌よ……。どうして私が平民なんかに愛想を……! 私は男爵令嬢、貴族なのよ!?」
「以前は、だろ? 今はお前も平民だ。なのにいつまでお高く留まっているつもりなんだ? ただでさえ貧相な体なのに、仏頂面してたら客なんてつくわけないぞ。それを分かってんのか?」
「うるさいわね! 平民なんかに私の良さは分からないわよ!」
「ここに貴族なんて来ねえよ。うちの娼館の客層は平民専用だ。貴族様が来るのはもっと格式のある高級娼館だっつの」
小男は呆れた顔で「客が来たら呼ぶからそれまで奥に引っ込んでろ」とアンを追い立てる。
それに対してアンは鬼の形相で悪態をつき、ドスドスと足音を立てて店の奥へと戻っていった。
「品が無いな……。貴族令嬢だったとはとても思えねえよ」
アンの姿が見えなくなると、小男はため息をつき独り言ちた。
彼はこの娼館の支配人で、アンはアンヌマリーの源氏名である。
そう、アンヌマリーが姉に住み込みの仕事と紹介されたのは領地内にある娼館だったのだ。
この娼館は男爵領内の歓楽街にあり、客層は主に少し金に余裕のある平民。貴族の客が来ることはまずない。
アンヌマリーはここに売られた。とてもじゃないが男爵家が支払った慰謝料と賠償金の足しにもならないほどの安い金額で。
元貴族令嬢であれば本来ならもっと高い金額になるはずだが、アンヌマリーの場合はそうではなかった。
なぜなら、この娼館に来る客が求めるのはアンヌマリーとは違うタイプの娼婦だからだ。
この娼館を訪れる客が好むのは、豊満な肉体を持つ女性だ。
庇護欲をそそる華奢さが魅力のアンヌマリーは、ここを訪れる客層に驚くほどウケない。
長年娼館の支配人を勤める小男は、アンヌマリーをここに連れてきた男爵家の使用人に「この女性はきっとうちのお客にウケないでしょうから、もっと貴族向けの場所に行った方がいいかと……」と一度は断った。
だが男爵家の使用人は「男爵様はここを指定されたので」と頑なに譲らなかった。
支払う金も安くなると言ってもだ。
見た目は悪くないのだから貴族向けの娼館で綺麗に着飾れば客もつく。
アンヌマリーのようなタイプを好む貴族は割と多い。
なのに、どうして男爵様はこの娼館を指定したのか。
しかも聞けばこの女性は男爵様の実の妹だという。
そこで分かったのだ。男爵様は実の妹を苦しめてやりたいからここを指定したのだと。
それほど実の妹を深く恨んでいるのだと。
何をすれば実の姉にここまで恨まれるのだろう……。
男爵の深く昏い怨念のようなものを感じ、彼はそれ以上何も言わずにアンヌマリーを買い取った。
その日から客に”新人です”と宣伝しているのだが、ビックリするほどウケない。
これには悲劇のヒロインばりにさめざめと泣いていたアンヌマリーも、驚いて涙をひっこめたほどだ。
昔から可愛いと持て囃され、公爵家の人間にまで愛された自分が、こんな汚い娼館の汚い客に選ばれないなんて屈辱でしかない。
それからは店に出ても仏頂面のまま、客に対して笑顔一つ見せない。
無愛想で態度の悪い女を好む男もいるが、そういう酔狂な客は残念なことに一人も訪れなかった。
客が付かない娼婦を置いておくことは店にとって損失だ。
本来であればそういう売れない娼婦は放逐するのだが、男爵の紹介とあらばそういわけにもいかない。
そろそろ見切りをつけて下働きに格下げを……といった矢先、思いもよらぬことが起こった。
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