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ジェーン②
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別邸は埃っぽく薄暗い場所だった。
いつも綺麗な状態を保つ華やかな本邸とは大違いだ。
「お食事をお持ちしましたー……」
玄関の扉を開けてそう告げるも返事はない。
見た限り一階部分に使用人は配置されていないようだ。
あまり広くない邸内の中央には階段が設置されており、そこでジェーンはハッと気づく。
「え? これ、どうやってワゴンを二階まで運ぶの?」
配膳係からワゴンを用意されたので特に疑問もなく押してはきたものの、これを二階に運ぶのは不可能だ。
今までのメイドはどうやってこれを二階の部屋まで運んでいたのだろうか……。
「あ、食事を持ってきてくれたのか? 悪いな、今行く」
途方に暮れるジェーンに階段の上から声がかかる。
驚いてそちらの方へ顔を向けると、無精髭が生えた騎士が身を乗り出していた。
「あれ? 新人か? こんな場所まで来させられてご苦労なことだな」
階段から降りてきた騎士は慣れた手つきでワゴンからトレイを出し、そこに料理の皿を乗せていく。
「悪いがワインボトルだけ持ってくれるか? 料理は俺が運ぶからさ」
「あ、はい……」
騎士に言われた通りワインボトルを持ち、彼の後に続いた。
「あの、いつもこうやって持っていくの?」
「ん? ああ、そうだな。ワゴンは二階まで運べないからな」
なら最初からトレイで運べるだけの量を用意すればいいのに、とジェーンはトレイに乗せられた料理に目をやった。具がたっぷり入ったスープに柔らかそうなステーキ、ふんわりと柔らかそうなパンに新鮮なフルーツ、おまけにボトルでワインまで用意されている。
自分は下女になってからこんな御馳走は口にしていないというのに、セレスタンという男は罰を受けている身でここまでの贅沢を許されるのか。そう考えるとジェーンは何だか無性に腹が立ってきた。
自分は精々トレイに乗り切れる位の食事しかとっていない。
なのにセレスタンはトレイで運ばなければいけないほどの量の食事が用意され、酒まで提供されるなんてズルい。
苛立ちが心の奥から沸き上がり気分が悪い、と考えているうちに階段を上り終え、セレスタンがいるであろう部屋の前までやってきた。
騎士は扉の外側にある閂を外し、ノックもせずに部屋の中へと入った。
この家の子息に対して失礼ともいえるその態度と、何故か扉の外側から掛けられていた閂にジェーンは首をかしげる。なんだかこれではまるで中に囚人が閉じ込められているようではないか。
”悪さをして軟禁されている”とは聞いたが、これではまるで監禁だ。
いったい彼は何をしでかしたのだろう……。
部屋の中は割と殺風景で調度品がほとんどない。
中央にテーブルとイスがあり、端の方にベッドがある程度だ。
そのベッドには見目のいい黒髪の男が横たわっており、周囲にワインの空瓶が散乱している。
「お、丁度良く寝ていて助かった。起きているとうるさいし脱走しようとするから面倒なんだよ。あ、そこにある空の食器を下げてくれるか? ワインボトルはその辺に置いていいからさ」
騎士は寝ている男を起こさないように小声で伝えた。
ジェーンは言われた通りワインボトルを床に置き、テーブルの上にある空の食器を乗せたトレイごと持つ。
すると空いたテーブルに騎士が新しい食事が載ったトレイを置き、扉の方へと向かう。
ジェーンも騎士の後に続き、部屋の住人を起こさぬよう静かな足取りで部屋から出た。
「することないからいつも酒飲んで寝ているだけさ。お貴族様はいいよな、そんな自堕落な生活が出来て」
扉に閂を掛けながら騎士がそう吐き捨てるように呟いた。
確かに一日中労働に明け暮れる使用人からすれば、一日中ベッドの上で酒を飲んで暮らせるなんて贅沢な事だ。
「あの人、いつもああやって酔っぱらって寝ているだけなの?」
部屋の中は酒の匂いが充満し、男の顔が赤くなっていることから酔っていることは分かった。
「ああ、そうだ。といっても、わざと酔わせているんだがな。何度も脱走しようとするせいでこっちも面倒なんだよ。酔って寝てもらった方が楽でいい」
「そうなの? そんなに何度も逃げようとするの?」
「そうなんだよ。ここに来る前は本邸にいたんだけどさ、何度も脱走しようとするし、ぎゃあぎゃあとうるさいからこんな別邸に押し込まれたんだ。おかげで一日中こんな暗くて埃っぽい場所で警備しなきゃならなくてさ。参っちまうよ、ほんと」
「へえ……そうなんだ。ここは貴方が一人で警備しているの?」
「いや、俺の他にも二人ほどいる。夜も警備しなきゃならねえし、三人で交代しながらだな」
「ふーん、そうなんだ……。何であの人はそんなに逃げようとするの? ここにいれば衣食住には困らないでしょうに」
「うーん、それがさ……どうも恋人に会いに行きたいらしいんだ」
「は? 恋人……?」
中にいる男が王女の前の婚約者だとは聞いたが、恋人とはどういうことだろうか。
首をかしげるジェーンに騎士はこっそりと教えた。
「恋人っつーか、浮気相手だな。なんでも王女様との婚約中に浮気していたらしいぞ。しかも王女様相手にその浮気相手の方を愛しているだとか言ったらしい。それで婚約を解消されてこうして閉じ込められているんだと。それでずーっとその浮気相手の名を叫んでは脱走しようとするんだ」
「はあ? 何よそれ、聞いていないんですけど!?」
ジェーンの反応に騎士は「聞いてないってどういう意味だ?」と尋ねるも、当の本人は返事もせず悔しそうに爪を噛んでいる。
(”セレスタン”を部屋から逃がして王女の元へ向かわせようとしたのに……浮気相手の方に行かれたら意味ないわ!)
ジェーンは自分がルイと結ばれるために、あろうことかセレスタンを部屋から出そうと試みていた。
何の根拠もないが、彼はきっとまだ王女に未練があると思い、自由の身になればきっと会いに行くだろうと考えた。
だがセレスタンは浮気相手のことばかり考え、あろうことかその女に会いに行こうとしている。
それでは何の意味もない、とジェーンはギリッと爪を噛む。
そしてふと、一つの策を思いつくのであった。
いつも綺麗な状態を保つ華やかな本邸とは大違いだ。
「お食事をお持ちしましたー……」
玄関の扉を開けてそう告げるも返事はない。
見た限り一階部分に使用人は配置されていないようだ。
あまり広くない邸内の中央には階段が設置されており、そこでジェーンはハッと気づく。
「え? これ、どうやってワゴンを二階まで運ぶの?」
配膳係からワゴンを用意されたので特に疑問もなく押してはきたものの、これを二階に運ぶのは不可能だ。
今までのメイドはどうやってこれを二階の部屋まで運んでいたのだろうか……。
「あ、食事を持ってきてくれたのか? 悪いな、今行く」
途方に暮れるジェーンに階段の上から声がかかる。
驚いてそちらの方へ顔を向けると、無精髭が生えた騎士が身を乗り出していた。
「あれ? 新人か? こんな場所まで来させられてご苦労なことだな」
階段から降りてきた騎士は慣れた手つきでワゴンからトレイを出し、そこに料理の皿を乗せていく。
「悪いがワインボトルだけ持ってくれるか? 料理は俺が運ぶからさ」
「あ、はい……」
騎士に言われた通りワインボトルを持ち、彼の後に続いた。
「あの、いつもこうやって持っていくの?」
「ん? ああ、そうだな。ワゴンは二階まで運べないからな」
なら最初からトレイで運べるだけの量を用意すればいいのに、とジェーンはトレイに乗せられた料理に目をやった。具がたっぷり入ったスープに柔らかそうなステーキ、ふんわりと柔らかそうなパンに新鮮なフルーツ、おまけにボトルでワインまで用意されている。
自分は下女になってからこんな御馳走は口にしていないというのに、セレスタンという男は罰を受けている身でここまでの贅沢を許されるのか。そう考えるとジェーンは何だか無性に腹が立ってきた。
自分は精々トレイに乗り切れる位の食事しかとっていない。
なのにセレスタンはトレイで運ばなければいけないほどの量の食事が用意され、酒まで提供されるなんてズルい。
苛立ちが心の奥から沸き上がり気分が悪い、と考えているうちに階段を上り終え、セレスタンがいるであろう部屋の前までやってきた。
騎士は扉の外側にある閂を外し、ノックもせずに部屋の中へと入った。
この家の子息に対して失礼ともいえるその態度と、何故か扉の外側から掛けられていた閂にジェーンは首をかしげる。なんだかこれではまるで中に囚人が閉じ込められているようではないか。
”悪さをして軟禁されている”とは聞いたが、これではまるで監禁だ。
いったい彼は何をしでかしたのだろう……。
部屋の中は割と殺風景で調度品がほとんどない。
中央にテーブルとイスがあり、端の方にベッドがある程度だ。
そのベッドには見目のいい黒髪の男が横たわっており、周囲にワインの空瓶が散乱している。
「お、丁度良く寝ていて助かった。起きているとうるさいし脱走しようとするから面倒なんだよ。あ、そこにある空の食器を下げてくれるか? ワインボトルはその辺に置いていいからさ」
騎士は寝ている男を起こさないように小声で伝えた。
ジェーンは言われた通りワインボトルを床に置き、テーブルの上にある空の食器を乗せたトレイごと持つ。
すると空いたテーブルに騎士が新しい食事が載ったトレイを置き、扉の方へと向かう。
ジェーンも騎士の後に続き、部屋の住人を起こさぬよう静かな足取りで部屋から出た。
「することないからいつも酒飲んで寝ているだけさ。お貴族様はいいよな、そんな自堕落な生活が出来て」
扉に閂を掛けながら騎士がそう吐き捨てるように呟いた。
確かに一日中労働に明け暮れる使用人からすれば、一日中ベッドの上で酒を飲んで暮らせるなんて贅沢な事だ。
「あの人、いつもああやって酔っぱらって寝ているだけなの?」
部屋の中は酒の匂いが充満し、男の顔が赤くなっていることから酔っていることは分かった。
「ああ、そうだ。といっても、わざと酔わせているんだがな。何度も脱走しようとするせいでこっちも面倒なんだよ。酔って寝てもらった方が楽でいい」
「そうなの? そんなに何度も逃げようとするの?」
「そうなんだよ。ここに来る前は本邸にいたんだけどさ、何度も脱走しようとするし、ぎゃあぎゃあとうるさいからこんな別邸に押し込まれたんだ。おかげで一日中こんな暗くて埃っぽい場所で警備しなきゃならなくてさ。参っちまうよ、ほんと」
「へえ……そうなんだ。ここは貴方が一人で警備しているの?」
「いや、俺の他にも二人ほどいる。夜も警備しなきゃならねえし、三人で交代しながらだな」
「ふーん、そうなんだ……。何であの人はそんなに逃げようとするの? ここにいれば衣食住には困らないでしょうに」
「うーん、それがさ……どうも恋人に会いに行きたいらしいんだ」
「は? 恋人……?」
中にいる男が王女の前の婚約者だとは聞いたが、恋人とはどういうことだろうか。
首をかしげるジェーンに騎士はこっそりと教えた。
「恋人っつーか、浮気相手だな。なんでも王女様との婚約中に浮気していたらしいぞ。しかも王女様相手にその浮気相手の方を愛しているだとか言ったらしい。それで婚約を解消されてこうして閉じ込められているんだと。それでずーっとその浮気相手の名を叫んでは脱走しようとするんだ」
「はあ? 何よそれ、聞いていないんですけど!?」
ジェーンの反応に騎士は「聞いてないってどういう意味だ?」と尋ねるも、当の本人は返事もせず悔しそうに爪を噛んでいる。
(”セレスタン”を部屋から逃がして王女の元へ向かわせようとしたのに……浮気相手の方に行かれたら意味ないわ!)
ジェーンは自分がルイと結ばれるために、あろうことかセレスタンを部屋から出そうと試みていた。
何の根拠もないが、彼はきっとまだ王女に未練があると思い、自由の身になればきっと会いに行くだろうと考えた。
だがセレスタンは浮気相手のことばかり考え、あろうことかその女に会いに行こうとしている。
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