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序
0魔.黒き者①
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この世界は狭い。
特に考え方や文化が凝り固まっていて、俺は嫌いだ。
どいつもこいつも穿った見方しか出来ない。
魔術をもって導く者、魔術をもって滅する者、魔術をもって呪う者をはじめ、様々な能力者のいる世界アタランタ。
このアタランタには七つの大陸があり、それぞれに七つの魔塔が存在する。
魔に魅入られし者を総称して魔術師と呼ぶ。
魔塔とは、多くの魔術師達が活動する拠点の一つだ。
もちろん魔術師以外のジョブを持つ者も存在するが、その説明は追々しよう。
さて、ここらで自己紹介をしておこう。
俺の名前はグレイスター・イエリン。
最も大きい大陸に属する、ロクシン帝国のイエリン子爵家の長男で現在二十歳だ。
俺には歳下の弟がいる。
名はグランウェル・イエリンといい、俺が溺愛している腹違いのたった一人の弟だ。
俺の母さんは、俺が五歳の頃に亡くなっており、ウェルは後妻の子供だ。
まあ俺は家を継ぐ気はないし、冒険者になりたかったから、ウェルの盾となり剣となる為、グレイスター・イエリンとしては無能を演じることにした。
グレイスター・イエリンとしては無能を演じるが、裏でウェルを支えるためには地位や名誉が必要だと俺は考えた。
そんなある日、地位を得るためのチャンスが舞い込んできた。
特に考え方や文化が凝り固まっていて、俺は嫌いだ。
どいつもこいつも穿った見方しか出来ない。
魔術をもって導く者、魔術をもって滅する者、魔術をもって呪う者をはじめ、様々な能力者のいる世界アタランタ。
このアタランタには七つの大陸があり、それぞれに七つの魔塔が存在する。
魔に魅入られし者を総称して魔術師と呼ぶ。
魔塔とは、多くの魔術師達が活動する拠点の一つだ。
もちろん魔術師以外のジョブを持つ者も存在するが、その説明は追々しよう。
さて、ここらで自己紹介をしておこう。
俺の名前はグレイスター・イエリン。
最も大きい大陸に属する、ロクシン帝国のイエリン子爵家の長男で現在二十歳だ。
俺には歳下の弟がいる。
名はグランウェル・イエリンといい、俺が溺愛している腹違いのたった一人の弟だ。
俺の母さんは、俺が五歳の頃に亡くなっており、ウェルは後妻の子供だ。
まあ俺は家を継ぐ気はないし、冒険者になりたかったから、ウェルの盾となり剣となる為、グレイスター・イエリンとしては無能を演じることにした。
グレイスター・イエリンとしては無能を演じるが、裏でウェルを支えるためには地位や名誉が必要だと俺は考えた。
そんなある日、地位を得るためのチャンスが舞い込んできた。
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