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第三章
アルバイトはじめました
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二十六歳、本当なら働かなきゃいけない年齢なんだよなぁ。
一人でも生きていけるように今からでもバイトを始めようかな。
そう理由付けてみたものの、本当はただただ暇でしょうがない。
部屋のソファでゴロゴロころがりながら考える。
中卒でも、雇ってくれそうなところを見つけよう。
いきなり正社員なんて無理だし、まずはバイトからになる。
コンビニは、レジも機械も多くて最新技術に疎い僕には難しそうだった。
飲食店は、ピークの時間帯を想像しただけで、忙しさに目が回って今の僕には無理だと思った。
だったら、前に一度入った、あのカフェはどうだろう。
木のカウンターには年季の入った傷があり、
店内にはいつも、少し苦いコーヒーの匂いが漂っていた。
落ち着いた雰囲気で、客の出入りも激しくない。
カウンターの向こうに立つ自分を想像できた。
確か、求人の貼り紙も出ていたはずだ。
扉を開けると、コーヒーの苦い香りがふわりと鼻をくすぐり
「いらっしゃい」
と、この店のオーナーらしい白い髪に綺麗に整えられた口髭のダンディなおじさんが、にこやかに出迎えてくれた。
緊張しながら求人の貼り紙を指さして言う。
「バイトの面接に来たんですが」
短く事情を話すと、店主は僕を一度見て、それから笑った。
「ああ、履歴書持ってきた?」
「はい」
僕は持ってきた履歴書をカバンの中から出して手渡した。
オーナーは受け取った履歴書をその場で軽く目を通し、「じゃあ、少し話そうか」と僕を席に座るよう促す。
奥の小さなテーブルを挟んでお互いが向かい合わせになるように座った。
「いつから働ける?」
「すぐにでも大丈夫です」
「週どれくらい入れる?」
「最初は週二、三日くらいで。体力を見ながら増やせたらと思っています」
「接客経験は?」
「ありません。でも、覚えることには自信があります」
厳密に言えば異世界ではミランダさんの店の手伝いをしていたから接客業は経験済みだ。
でも、それをここで言うわけにはいかない。
「なんでここ?」
「落ち着いた雰囲気が好きで通っていて、居心地が良かったので」
「そう。じゃあ、来週から来られる?無理のない範囲でやってみようか」
「はい!」
声が思ったよりも弾んで出た。
「エプロンは貸すから、動きやすい服でね」
「ありがとうございます。これからよろしくお願いします!」
職歴が空白なことも学歴が少ないことも触れられず、
拍子抜けするほど、あっさり決まった。
なんで僕を採用してくれたんだろう。
オーナーが履歴書から目を上げたとき、
その視線は、面接官がする 値踏みという感じじゃなかった。
「改めて紹介しておくね」
カウンターの奥で、オーナーがエスプレッソマシン(高い圧力でコーヒーを抽出する機械)を軽く叩いた。
「私はこの店のオーナーの中野浩司。見ての通りただの年取ったバリスタだよ」
冗談めかした言い方に、思わず首を振る。
「それで、昼間によく入ってるのが娘の吉村美穂だ。社員で、若いけど腕は私より上だ」
娘、と聞いて苗字が違うことに一瞬だけ首をかしげたが、他人の家庭事情に踏み込む理由もなく、そのまま聞き流した。
視線の先では、僕と同じくらいの女性が手際よくミルを回していた。
「二人とも、バリスタなんですか?」
「そう。豆の焙煎から抽出まで、全部ここでやってる。だから、味に文句言われると逃げ場がなくてさ」
肩をすくめる仕草に、僕は小さく笑った。
「他にも君以外に三人バイトを雇っているんだけど、今日はいないからまた来た時に紹介するよ。君には難しいことは求めてない。まずはカウンターの中を覚えてもらおうか」
バイトは、思ったより大変で、思ったより静かだった。
カップの置き場所を間違え、釣り銭に手間取り、足はすぐに重くなる。
それでも「ゆっくりでいいよ」と言われるたび、怒られないことに戸惑った。
何日か働くうちに、カウンターの中でどこに何があるかは、考えなくても手が動くようになった。
足の重さも、最初の頃よりは少しだけマシだ。
釣り銭を渡すとき、指が震えなくなっていることに、あとから気づいた。
平日の昼は年配の常連が多く、夕方になると学生や仕事終わりの会社員が増える。
この店での立ち回りにも慣れてきた頃、扉の開く音に、顔を上げる。
昼と夕方のあいだ、いちばん人の少ない時間帯。
常連の足音とも、学生の軽さとも違う、少しだけ躊躇うような間があった。
「いらっしゃいませ」
いつもと同じように声を掛ければ、その先に立っていたのは有馬朔だった。
思わず「げっ!」と叫び声を上げなかった僕を盛大に褒めたい。
バイト先に微妙な知り合いが来たとき気まずくなるって誰か言ってたよな。
それを僕も体験することになるとは。
「こちらの席へどうぞ~」
貼り付けた笑顔が不自然に引き攣らないように細心の注意を払って案内する。
メニュー表を渡せば、僕の仕事は終わったとばかりに素早くカウンターに逃げ込んだ。
「ねえ、さっきのお客様すっごいイケメンだったでしょ!」
吉村さんが近づいてきて弾んだ声で話しかけてくる。
言われてみれば、店内にいるお客さんも有馬の方を気にしながらわずかにざわついている気がする。
「ええ、そうですね」
適当に肯定しながらも、頭の中は騒がしく動いた。
気まずさをごまかすように、テーブルをいつもより丹念に布巾で拭く。
気のせいか、あいつの視線がずっとこちらに向いている。
いや、気のせいじゃない。今、完全に目が合った。
有馬は一瞬だけ、目を見開いてそれから、ほんの少しだけ口元を緩めた。
……なんなんだ?
慌てて視線を逸らす。
やつの真意がわからない。
退院したのになんにも連絡しなかったのが気に障った?でも、僕たちそんな間柄でもないだろ。
有馬の方をちらりと盗み見るが、既に手元にあるメニュー表をペラペラと捲っていた。
僕に接触しようとしてくる様子は微塵もない。
なら、そんなに気にしなくても良いか。
有馬が注文のため店員さんを呼べば、僕が行かなくとも
「私、行きます!」と、他のバイトの子が嬉々として声を上げる。
注文も、配膳も、気づけば全部そっちに流れていた。
その間、僕はカウンターの中で、いつも通りの仕事を続けた。
カップを拭き、皿を下げ、注文票を揃える。
おかげで余計なことを考えずに済んだ。
家に帰ってからスマホで「仲良くない 同級生 急に親切」と打った。
内容には詐欺だとか書かれていてなるほど!と思ったが、それなら病院での泣き顔も全部演技だったということか。
そう考えるとなんか腑に落ちないな。
頭をぽりぽりかきながら、携帯の明かりを消した。
翌日も、いつもと同じ時間に店へ向かった。
バイトは楽しいと思う。けど、昨日のことを思い出して足取りが少し重くなる。
ーーーなんで来たんだろ、あいつ。
普通に、偶然だったりして。
手早くエプロンを身につけ、カウンターの中に立つ。
相変わらず、平日の昼は静かで、のんびりと時間が進む。
年配の常連が新聞を読み、コーヒーの香りがゆっくりと店内に溶けている。
吉村さんの動かすミルの音が低くて、一定で、思っていたより心地良い。
ぼんやりとその音を聞きながらカップを拭いていた、そのときだった。
つるり、と手の中でカップが滑り落ちる感触が抜ける。
――あ。
白いカップが指先を離れ、床に落ちるはずだった。
けれど、割れた音はせず、床スレスレの空中で、ふっと止まる。
考えるより先に、無意識に魔法を使っていた。
慌てて拾い上げ掴み直したカップを、何事もなかったみたいに、再度雫を拭きとった。
……危なかった。今の、誰かに見られてないよな?
思わず店内を見回す。
お客さんも店員さんも誰もこちらを見ていない。
胸を撫で下ろして、カップを元の場所に戻す。
落とさなかったから、結果オーライだ。
カウンターの中は相変わらず静かで、時間だけがゆっくり流れていた。
その静けさを、扉の開く音がわずかに切った。
「いらっしゃいませ」
反射的に声を出してから、顔を上げる。
そこに立っていたのは、有馬朔だった。
昨日よりも自然な足取りで、迷いなく店の中へ入り、空いている席に腰を下ろす。
2日連続でくるなんて、そんなにこの店が気に入ったのか、それか、別の目的か。
いずれも僕には関係ないことだ。
店内がほんの少しだけざわつき、視線が有馬に集まるのが、空気でわかる。
……芸能人かよ。
僕は何も言わず、カウンターの中で仕事を続けた。
カップを置き、布巾を替え、次の注文を確認する。
視線を感じるが、顔を上げなくても、それが誰のものかはわかった。
有馬は、話しかけてこない。
注文を待ちながら、ただこちらを見ている。
居心地が悪い。
僕は手元の作業に必要以上に集中した。
一人でも生きていけるように今からでもバイトを始めようかな。
そう理由付けてみたものの、本当はただただ暇でしょうがない。
部屋のソファでゴロゴロころがりながら考える。
中卒でも、雇ってくれそうなところを見つけよう。
いきなり正社員なんて無理だし、まずはバイトからになる。
コンビニは、レジも機械も多くて最新技術に疎い僕には難しそうだった。
飲食店は、ピークの時間帯を想像しただけで、忙しさに目が回って今の僕には無理だと思った。
だったら、前に一度入った、あのカフェはどうだろう。
木のカウンターには年季の入った傷があり、
店内にはいつも、少し苦いコーヒーの匂いが漂っていた。
落ち着いた雰囲気で、客の出入りも激しくない。
カウンターの向こうに立つ自分を想像できた。
確か、求人の貼り紙も出ていたはずだ。
扉を開けると、コーヒーの苦い香りがふわりと鼻をくすぐり
「いらっしゃい」
と、この店のオーナーらしい白い髪に綺麗に整えられた口髭のダンディなおじさんが、にこやかに出迎えてくれた。
緊張しながら求人の貼り紙を指さして言う。
「バイトの面接に来たんですが」
短く事情を話すと、店主は僕を一度見て、それから笑った。
「ああ、履歴書持ってきた?」
「はい」
僕は持ってきた履歴書をカバンの中から出して手渡した。
オーナーは受け取った履歴書をその場で軽く目を通し、「じゃあ、少し話そうか」と僕を席に座るよう促す。
奥の小さなテーブルを挟んでお互いが向かい合わせになるように座った。
「いつから働ける?」
「すぐにでも大丈夫です」
「週どれくらい入れる?」
「最初は週二、三日くらいで。体力を見ながら増やせたらと思っています」
「接客経験は?」
「ありません。でも、覚えることには自信があります」
厳密に言えば異世界ではミランダさんの店の手伝いをしていたから接客業は経験済みだ。
でも、それをここで言うわけにはいかない。
「なんでここ?」
「落ち着いた雰囲気が好きで通っていて、居心地が良かったので」
「そう。じゃあ、来週から来られる?無理のない範囲でやってみようか」
「はい!」
声が思ったよりも弾んで出た。
「エプロンは貸すから、動きやすい服でね」
「ありがとうございます。これからよろしくお願いします!」
職歴が空白なことも学歴が少ないことも触れられず、
拍子抜けするほど、あっさり決まった。
なんで僕を採用してくれたんだろう。
オーナーが履歴書から目を上げたとき、
その視線は、面接官がする 値踏みという感じじゃなかった。
「改めて紹介しておくね」
カウンターの奥で、オーナーがエスプレッソマシン(高い圧力でコーヒーを抽出する機械)を軽く叩いた。
「私はこの店のオーナーの中野浩司。見ての通りただの年取ったバリスタだよ」
冗談めかした言い方に、思わず首を振る。
「それで、昼間によく入ってるのが娘の吉村美穂だ。社員で、若いけど腕は私より上だ」
娘、と聞いて苗字が違うことに一瞬だけ首をかしげたが、他人の家庭事情に踏み込む理由もなく、そのまま聞き流した。
視線の先では、僕と同じくらいの女性が手際よくミルを回していた。
「二人とも、バリスタなんですか?」
「そう。豆の焙煎から抽出まで、全部ここでやってる。だから、味に文句言われると逃げ場がなくてさ」
肩をすくめる仕草に、僕は小さく笑った。
「他にも君以外に三人バイトを雇っているんだけど、今日はいないからまた来た時に紹介するよ。君には難しいことは求めてない。まずはカウンターの中を覚えてもらおうか」
バイトは、思ったより大変で、思ったより静かだった。
カップの置き場所を間違え、釣り銭に手間取り、足はすぐに重くなる。
それでも「ゆっくりでいいよ」と言われるたび、怒られないことに戸惑った。
何日か働くうちに、カウンターの中でどこに何があるかは、考えなくても手が動くようになった。
足の重さも、最初の頃よりは少しだけマシだ。
釣り銭を渡すとき、指が震えなくなっていることに、あとから気づいた。
平日の昼は年配の常連が多く、夕方になると学生や仕事終わりの会社員が増える。
この店での立ち回りにも慣れてきた頃、扉の開く音に、顔を上げる。
昼と夕方のあいだ、いちばん人の少ない時間帯。
常連の足音とも、学生の軽さとも違う、少しだけ躊躇うような間があった。
「いらっしゃいませ」
いつもと同じように声を掛ければ、その先に立っていたのは有馬朔だった。
思わず「げっ!」と叫び声を上げなかった僕を盛大に褒めたい。
バイト先に微妙な知り合いが来たとき気まずくなるって誰か言ってたよな。
それを僕も体験することになるとは。
「こちらの席へどうぞ~」
貼り付けた笑顔が不自然に引き攣らないように細心の注意を払って案内する。
メニュー表を渡せば、僕の仕事は終わったとばかりに素早くカウンターに逃げ込んだ。
「ねえ、さっきのお客様すっごいイケメンだったでしょ!」
吉村さんが近づいてきて弾んだ声で話しかけてくる。
言われてみれば、店内にいるお客さんも有馬の方を気にしながらわずかにざわついている気がする。
「ええ、そうですね」
適当に肯定しながらも、頭の中は騒がしく動いた。
気まずさをごまかすように、テーブルをいつもより丹念に布巾で拭く。
気のせいか、あいつの視線がずっとこちらに向いている。
いや、気のせいじゃない。今、完全に目が合った。
有馬は一瞬だけ、目を見開いてそれから、ほんの少しだけ口元を緩めた。
……なんなんだ?
慌てて視線を逸らす。
やつの真意がわからない。
退院したのになんにも連絡しなかったのが気に障った?でも、僕たちそんな間柄でもないだろ。
有馬の方をちらりと盗み見るが、既に手元にあるメニュー表をペラペラと捲っていた。
僕に接触しようとしてくる様子は微塵もない。
なら、そんなに気にしなくても良いか。
有馬が注文のため店員さんを呼べば、僕が行かなくとも
「私、行きます!」と、他のバイトの子が嬉々として声を上げる。
注文も、配膳も、気づけば全部そっちに流れていた。
その間、僕はカウンターの中で、いつも通りの仕事を続けた。
カップを拭き、皿を下げ、注文票を揃える。
おかげで余計なことを考えずに済んだ。
家に帰ってからスマホで「仲良くない 同級生 急に親切」と打った。
内容には詐欺だとか書かれていてなるほど!と思ったが、それなら病院での泣き顔も全部演技だったということか。
そう考えるとなんか腑に落ちないな。
頭をぽりぽりかきながら、携帯の明かりを消した。
翌日も、いつもと同じ時間に店へ向かった。
バイトは楽しいと思う。けど、昨日のことを思い出して足取りが少し重くなる。
ーーーなんで来たんだろ、あいつ。
普通に、偶然だったりして。
手早くエプロンを身につけ、カウンターの中に立つ。
相変わらず、平日の昼は静かで、のんびりと時間が進む。
年配の常連が新聞を読み、コーヒーの香りがゆっくりと店内に溶けている。
吉村さんの動かすミルの音が低くて、一定で、思っていたより心地良い。
ぼんやりとその音を聞きながらカップを拭いていた、そのときだった。
つるり、と手の中でカップが滑り落ちる感触が抜ける。
――あ。
白いカップが指先を離れ、床に落ちるはずだった。
けれど、割れた音はせず、床スレスレの空中で、ふっと止まる。
考えるより先に、無意識に魔法を使っていた。
慌てて拾い上げ掴み直したカップを、何事もなかったみたいに、再度雫を拭きとった。
……危なかった。今の、誰かに見られてないよな?
思わず店内を見回す。
お客さんも店員さんも誰もこちらを見ていない。
胸を撫で下ろして、カップを元の場所に戻す。
落とさなかったから、結果オーライだ。
カウンターの中は相変わらず静かで、時間だけがゆっくり流れていた。
その静けさを、扉の開く音がわずかに切った。
「いらっしゃいませ」
反射的に声を出してから、顔を上げる。
そこに立っていたのは、有馬朔だった。
昨日よりも自然な足取りで、迷いなく店の中へ入り、空いている席に腰を下ろす。
2日連続でくるなんて、そんなにこの店が気に入ったのか、それか、別の目的か。
いずれも僕には関係ないことだ。
店内がほんの少しだけざわつき、視線が有馬に集まるのが、空気でわかる。
……芸能人かよ。
僕は何も言わず、カウンターの中で仕事を続けた。
カップを置き、布巾を替え、次の注文を確認する。
視線を感じるが、顔を上げなくても、それが誰のものかはわかった。
有馬は、話しかけてこない。
注文を待ちながら、ただこちらを見ている。
居心地が悪い。
僕は手元の作業に必要以上に集中した。
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