わがまま放題の悪役令息はイケメンの王に溺愛される

水ノ瀬 あおい

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★……ダメ?

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「な……」
「ココに挿れたい」

 ゾクッとするような色香にクラッとした。
 双丘の谷間を指でなぞられてギュッとそこに力を入れる。

「バッ!!そんなとこ……」
「……ダメ?」

 リューラのその強請るような顔に弱い俺はグッと唇を引き結んだ。

「だ、ダメに決まってんだろっ!!」

 そんな挿れるような場所ではないところになんて頷けるわけがない。
 それにリューラは自分のデカさをわかっているのだろうか?
 想像するだけで身震いをしてしまうほどの恐怖を感じる。ただ、

「絶対?」

 じっと見られて言葉に詰まった。
 だが、やはり無理なものは無理だと思う。

「……どうしてもシたいのか?」

 チラッと見ると、リューラはギュッと抱き締めてきた。
 耳に唇を寄せられてチュッチュと軽く口付けてから縁を軽く食まれる。
 ゾクッとして身を震わせると、

「ね、シたくない?」

 リューラは吐息混じりの声を俺の耳に直接流し込んできた。

「っ、て言うなら…………俺が挿れた方が負担は少ないんじゃないか?」

 屈辱的ではあるため“俺の方が小さいんだから”は言わない。

「え?サラって俺のこと抱きたいの?」
「は?」

 きょとんとされて俺も間の抜けた声が出た。
 抱きたい?俺が?
 じっとリューラを見ても想像がつかない。
 というか、やり方さえわならない。
 それを読み取ったかのようにリューラは微笑んで俺を抱き寄せてきた。

「ちゃんとしっかり慣らすから任せて……ね?」

 リューラの胸にくっつくと不思議と安心してしまう。
 だが、これは簡単に頷いてはいけない気がした。
 
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