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忙殺
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「できませんか?」
俺が動かないことで先生は何を思ったのか、まっすぐ見上げられてフルフルと首を横に振る。
「でも、俺重いから……」
「大丈夫だと思いますが、それなら……」
微笑んで先生は大きく脚を開いた。
「こちらにどうぞ?」
ギリギリ座ることができるくらいのその隙間。
そこに座るということは……背後には先生でピッタリと密着することになるんじゃないか?
しかも、普段しっかり足を閉じて座っている先生のその姿は男らしさを感じると共に、見てはいけないものを見ている気分にもなってくる。
「……もう一度言った方がいいですか?」
モジモジとしてしまっていた俺の手を握られてそろりと先生の様子を窺った。
微笑んでいるが、いつも以上にDomのオーラがある気がする。
足を踏み出してゆっくりその空いた座面に座ると、
「そんなの落ちちゃいますよ」
先生に後ろから抱き締められた。
俺の尻がズレてピタリとくっついてしまう。
ビクッと震えると、先生は少し笑いながらこっちを見てきた。
「嫌じゃないですか?」
頷くと先生はにこにこと笑う。
夏場の薄いTシャツ一枚では先生の体温をすぐに感じ取ってしまってドキドキと心臓がうるさい。
「先生がお寿司も好きって言ってたから手まり寿司にしたんですよ!疲れているだろうしこれなら食べやすいかと思いまして……」
先生が言いながら皿に手を伸ばして箸でマグロを持ち上げる。
だが、先生が少し動くだけで密着しているところを意識してしまってそれどころではない。
俺が動かないことで先生は何を思ったのか、まっすぐ見上げられてフルフルと首を横に振る。
「でも、俺重いから……」
「大丈夫だと思いますが、それなら……」
微笑んで先生は大きく脚を開いた。
「こちらにどうぞ?」
ギリギリ座ることができるくらいのその隙間。
そこに座るということは……背後には先生でピッタリと密着することになるんじゃないか?
しかも、普段しっかり足を閉じて座っている先生のその姿は男らしさを感じると共に、見てはいけないものを見ている気分にもなってくる。
「……もう一度言った方がいいですか?」
モジモジとしてしまっていた俺の手を握られてそろりと先生の様子を窺った。
微笑んでいるが、いつも以上にDomのオーラがある気がする。
足を踏み出してゆっくりその空いた座面に座ると、
「そんなの落ちちゃいますよ」
先生に後ろから抱き締められた。
俺の尻がズレてピタリとくっついてしまう。
ビクッと震えると、先生は少し笑いながらこっちを見てきた。
「嫌じゃないですか?」
頷くと先生はにこにこと笑う。
夏場の薄いTシャツ一枚では先生の体温をすぐに感じ取ってしまってドキドキと心臓がうるさい。
「先生がお寿司も好きって言ってたから手まり寿司にしたんですよ!疲れているだろうしこれなら食べやすいかと思いまして……」
先生が言いながら皿に手を伸ばして箸でマグロを持ち上げる。
だが、先生が少し動くだけで密着しているところを意識してしまってそれどころではない。
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