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ご褒美
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空調が効いていて快適なはずなのに、身体は熱を持ったように熱い。
「触ってもいいですか?」
聞かれてためらいつつも頷く。
「じゃあ……“Come”」
右手を差し出されて足を踏み出してその手を握ると、先生は優しくベッドへと導いてくれた。
俺はベッドに腰掛けて先生を見つめる。
ただ上を脱いだだけで下はしっかり短パンを穿いているのにドキドキと心臓がうるさい。
さっきメガネなしのグレアを直接感じたからか、先生の目を見ただけでまたゾクッと疼きを感じた。
「美しいですね」
スルリと手が腹に触れてピクッと跳ねてしまう。
腹筋を撫でられるなんて別に大したことじゃないのに。
むず痒いような淡いこの感覚は何だろう?
心地良いとも気持ちいいとも思える不思議な感覚。
しばらく腹筋の凹凸をなぞっていた手はゆっくり脇腹から胸へと上がっていった。
「緊張していますか?」
聞かれてどう答えたらいいのか迷う。
そのまま答えられずにいると、先生はフッと笑った。
そして、近づいてきてそっと口づけられる。
いつもならすぐに離れるその唇。
でも、今日は角度を変えて何度も啄むようにキスが繰り返された。
これは……どうしたらいいのか?
息をするタイミングさえわからない俺は息苦しさもあってか頭がクラクラしてくる。しかも、
「っぁ!!」
ピンと指先で胸の突起を弾かれて短く声を漏らしてしまった。
耳から入ってきたその声を認識してしまって、恥ずかしくて仕方ない。
「触ってもいいですか?」
聞かれてためらいつつも頷く。
「じゃあ……“Come”」
右手を差し出されて足を踏み出してその手を握ると、先生は優しくベッドへと導いてくれた。
俺はベッドに腰掛けて先生を見つめる。
ただ上を脱いだだけで下はしっかり短パンを穿いているのにドキドキと心臓がうるさい。
さっきメガネなしのグレアを直接感じたからか、先生の目を見ただけでまたゾクッと疼きを感じた。
「美しいですね」
スルリと手が腹に触れてピクッと跳ねてしまう。
腹筋を撫でられるなんて別に大したことじゃないのに。
むず痒いような淡いこの感覚は何だろう?
心地良いとも気持ちいいとも思える不思議な感覚。
しばらく腹筋の凹凸をなぞっていた手はゆっくり脇腹から胸へと上がっていった。
「緊張していますか?」
聞かれてどう答えたらいいのか迷う。
そのまま答えられずにいると、先生はフッと笑った。
そして、近づいてきてそっと口づけられる。
いつもならすぐに離れるその唇。
でも、今日は角度を変えて何度も啄むようにキスが繰り返された。
これは……どうしたらいいのか?
息をするタイミングさえわからない俺は息苦しさもあってか頭がクラクラしてくる。しかも、
「っぁ!!」
ピンと指先で胸の突起を弾かれて短く声を漏らしてしまった。
耳から入ってきたその声を認識してしまって、恥ずかしくて仕方ない。
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