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ご褒美
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「勃ってますね」
何度か弾かれて再び漏れそうになる声を必死で堪える。
「気持ちいいんですか?」
そんなことを聞かれても答えられなかった。
胸なんて気持ち良さを感じたことなんて今までに一度もない。
まぁ、そんな場所を触ったことも触られたこともないのだが。
なのに先生に弾かれたり、先端を抓まれるだけでゾクッと疼くような少しもどかしいような気もする快感が確かにあって戸惑った。
顎を持ち上げられて目が合わされる。
「先生?“Say”」
更にコマンドを使われて俺は脳が痺れるような感覚を味わった。
「あ……気持ち、い……」
口は勝手に言葉を紡いでいる。
トロンと恍惚の表情を浮かべて俺は先生を見つめてしまった。
フワフワとしたその感覚が心地良くて、もっと欲しいと思ってしまう。
先生は俺の頬を撫でて微笑むと、ゆっくりキスをしてくれた。
そのまま抱き締められて先生に身体を預ける。
この溶けるような幸せは何だろう?
温かくてしっかり満たされたような満足感が堪らない。
ギュッと少しキツく抱き締められて更に嬉しくなった。
「……ずっと……」
「はい?」
「ずーっとこのままで居たいです」
抱き締めたまま聞いてくれて、頬を擦り寄せる。
「えぇ。いいですよ。このままで居ましょうか」
優しく撫でてくれるその手が嬉しくて、俺はその温もりを味わうようにゆっくり目を閉じた。
何度か弾かれて再び漏れそうになる声を必死で堪える。
「気持ちいいんですか?」
そんなことを聞かれても答えられなかった。
胸なんて気持ち良さを感じたことなんて今までに一度もない。
まぁ、そんな場所を触ったことも触られたこともないのだが。
なのに先生に弾かれたり、先端を抓まれるだけでゾクッと疼くような少しもどかしいような気もする快感が確かにあって戸惑った。
顎を持ち上げられて目が合わされる。
「先生?“Say”」
更にコマンドを使われて俺は脳が痺れるような感覚を味わった。
「あ……気持ち、い……」
口は勝手に言葉を紡いでいる。
トロンと恍惚の表情を浮かべて俺は先生を見つめてしまった。
フワフワとしたその感覚が心地良くて、もっと欲しいと思ってしまう。
先生は俺の頬を撫でて微笑むと、ゆっくりキスをしてくれた。
そのまま抱き締められて先生に身体を預ける。
この溶けるような幸せは何だろう?
温かくてしっかり満たされたような満足感が堪らない。
ギュッと少しキツく抱き締められて更に嬉しくなった。
「……ずっと……」
「はい?」
「ずーっとこのままで居たいです」
抱き締めたまま聞いてくれて、頬を擦り寄せる。
「えぇ。いいですよ。このままで居ましょうか」
優しく撫でてくれるその手が嬉しくて、俺はその温もりを味わうようにゆっくり目を閉じた。
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