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告白
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あらかたのものを持って保健室に戻る。
「どうかしました?」
聞かれて首を振ると、先生はパソコンの手を止めてこっちに来てくれた。
「そんな眉を寄せて?」
そっと俺の手を握って顔を覗き込んでくれる。
さっきは色々複雑な気もしたのに、その穏やかな顔を見るとやっぱりまた溢れるものがあった。
「先生?一人で抱え込まないで下さいよ?」
この優しさが沁みる。
心配そうに頬に添わせてくれるこの手も……。
「……俺も、好きです」
溢れるまま口にすると、先生は顔を綻ばせてこっちを見てくれた。
「それを気にしてたんですか?」
「だって……俺は言ってなかったんで」
恥ずかしくなってくると、両頬を挟んでじっと見つめられる。
ゾクッとするその瞳。
このグレアもいつか直接感じてみたいと思う。
「本当、かわいい人ですね」
自然と顔が近づいて唇が重なったのが嬉しかった。
離れて見つめ合って、もう一度キスをする。
甘いその空気にクラクラしつつも満たされていた。
そうやってお互い机に座って仕事を再開してからもたまに見つめ合って微笑み合って……今はこの幸せで十分な気がする。
「帰り、たまには外食しませんか?」
「お!いいですねぇ!」
「焼き鳥屋とかどうです?」
「焼き鳥!?」
「オススメがありまして」
「行きたいですっ!!」
「なら、早く仕事終わらせましょうか?」
一緒に笑えるだけで幸せだから。
「どうかしました?」
聞かれて首を振ると、先生はパソコンの手を止めてこっちに来てくれた。
「そんな眉を寄せて?」
そっと俺の手を握って顔を覗き込んでくれる。
さっきは色々複雑な気もしたのに、その穏やかな顔を見るとやっぱりまた溢れるものがあった。
「先生?一人で抱え込まないで下さいよ?」
この優しさが沁みる。
心配そうに頬に添わせてくれるこの手も……。
「……俺も、好きです」
溢れるまま口にすると、先生は顔を綻ばせてこっちを見てくれた。
「それを気にしてたんですか?」
「だって……俺は言ってなかったんで」
恥ずかしくなってくると、両頬を挟んでじっと見つめられる。
ゾクッとするその瞳。
このグレアもいつか直接感じてみたいと思う。
「本当、かわいい人ですね」
自然と顔が近づいて唇が重なったのが嬉しかった。
離れて見つめ合って、もう一度キスをする。
甘いその空気にクラクラしつつも満たされていた。
そうやってお互い机に座って仕事を再開してからもたまに見つめ合って微笑み合って……今はこの幸せで十分な気がする。
「帰り、たまには外食しませんか?」
「お!いいですねぇ!」
「焼き鳥屋とかどうです?」
「焼き鳥!?」
「オススメがありまして」
「行きたいですっ!!」
「なら、早く仕事終わらせましょうか?」
一緒に笑えるだけで幸せだから。
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