103 / 311
告白
5
しおりを挟む
何となく離れ難くてイスに座っても手を伸ばして指を絡め合ってしまう。
「俺、ここに持ってきて採点してもいいですか?」
「えぇ、もちろん」
微笑まれてキュンとした。
一体、俺はどうしてしまったのか?
こんなんではいけない、とは思うのにまた離れるだけが寂しく感じてしまう。それでも、
「大丈夫ですよ。僕はここに居ますから」
優しいその笑顔に送り出されてとりあえず保健室を出た。だが、
「~~~っ!!」
瞬間、一気に恥ずかしくなってしゃがみ込む。
あんなにもキスをして……信じられないほど求めてしまった。
唇にまだその感覚が残っている気がして指で触れる。
柔らかくて……あのピタリと重なった時の何とも言えない幸福感。
思い出すだけで恥ずかしいのに、もうまた触れたくなっている不思議。
「……ダメだ。落ち着け」
立ち上がって振り返ると、ドアにある透明の窓から微笑んで手を振っている先生が見えた。
「っ……」
それだけで一気に顔に熱が集中する。
パクパクと口が動いているのがまた「好き」だと言ってくれているようで身悶えた。
パタパタと手で顔に風を送りながら職員室に入って、かなり人が減っていることに気付く。
時刻は十八時を超えていて、ママである先生方も帰った後だった。
ふと、先生はあれだけ「好き」と言ってくれたのに自分は口にしていないことに気付く。
同時に男同士ということはあんな風に「児童館にお迎え行かなきゃ!」と子供のお迎えに走ることもないのかと思うと少し寂しさは感じた。
「俺、ここに持ってきて採点してもいいですか?」
「えぇ、もちろん」
微笑まれてキュンとした。
一体、俺はどうしてしまったのか?
こんなんではいけない、とは思うのにまた離れるだけが寂しく感じてしまう。それでも、
「大丈夫ですよ。僕はここに居ますから」
優しいその笑顔に送り出されてとりあえず保健室を出た。だが、
「~~~っ!!」
瞬間、一気に恥ずかしくなってしゃがみ込む。
あんなにもキスをして……信じられないほど求めてしまった。
唇にまだその感覚が残っている気がして指で触れる。
柔らかくて……あのピタリと重なった時の何とも言えない幸福感。
思い出すだけで恥ずかしいのに、もうまた触れたくなっている不思議。
「……ダメだ。落ち着け」
立ち上がって振り返ると、ドアにある透明の窓から微笑んで手を振っている先生が見えた。
「っ……」
それだけで一気に顔に熱が集中する。
パクパクと口が動いているのがまた「好き」だと言ってくれているようで身悶えた。
パタパタと手で顔に風を送りながら職員室に入って、かなり人が減っていることに気付く。
時刻は十八時を超えていて、ママである先生方も帰った後だった。
ふと、先生はあれだけ「好き」と言ってくれたのに自分は口にしていないことに気付く。
同時に男同士ということはあんな風に「児童館にお迎え行かなきゃ!」と子供のお迎えに走ることもないのかと思うと少し寂しさは感じた。
49
あなたにおすすめの小説
守り守られ
ほたる
BL
主治医 望月診療所の双子医師
患者 瀬咲朔
腸疾患・排泄障害・下肢不自由
看護師
ベテラン山添さん
準主人公 成海真幌 腸疾患・排泄障害・てんかん
木島 尚久 真幌の恋人同棲中
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
ふたなり治験棟 企画12月31公開
ほたる
BL
ふたなりとして生を受けた柊は、16歳の年に国の義務により、ふたなり治験棟に入所する事になる。
男として育ってきた為、子供を孕み産むふたなりに成り下がりたくないと抗うが…?!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる