102 / 311
告白
4
しおりを挟む
どのくらいそうしていたかはわからない。
ただ、体が離れたことに寂しさを感じてしまった。
でも、優しく微笑んで手を握られて、俺もそっと握り返す。
「キス……してくれます?」
「まだ言うんですか?」
「してもらっていないので」
何でこんな笑顔なのか。
下からじっと見られて目を逸らせない。
「……目、閉じて下さい」
何とか答えると、先生はすぐに目を閉じた。
飛び出しそうな心臓を押さえながらゆっくりと近付く。
何でこんなことに?とは思うのに目を閉じて待っている先生から目が離せなかった。
真っ白な肌に淡く色づいている唇。
同じ男とは思えない艶やかな唇にあと少しで触れる、というところで先生はパッと目を開いた。
「っ!!」
引いてしまいそうになった俺の後頭部に手が添えられて唇が重なる。
ちゅぅと少し吸われて離れていくのをつい追いかけてしまった。
もう一度重ねて、角度を変えて……こんなの……。
「……情熱的、ですね」
吐息を漏らしながら微笑む先生を見てドクンと何かが大きく音を立てた。
ギュッと腕の中に抱き締めて溢れそうになるソレを抑え込む。
“好きだ”……ついさっきまで曖昧だったのに強く思った。
背中に回してくれた先生の手も強く力を込められていて嬉しい。
「先生」
呼んで顔を上げた先生にもう一度キスをして、言い表しようのないほどの想いを溢れさせた。
ただ、体が離れたことに寂しさを感じてしまった。
でも、優しく微笑んで手を握られて、俺もそっと握り返す。
「キス……してくれます?」
「まだ言うんですか?」
「してもらっていないので」
何でこんな笑顔なのか。
下からじっと見られて目を逸らせない。
「……目、閉じて下さい」
何とか答えると、先生はすぐに目を閉じた。
飛び出しそうな心臓を押さえながらゆっくりと近付く。
何でこんなことに?とは思うのに目を閉じて待っている先生から目が離せなかった。
真っ白な肌に淡く色づいている唇。
同じ男とは思えない艶やかな唇にあと少しで触れる、というところで先生はパッと目を開いた。
「っ!!」
引いてしまいそうになった俺の後頭部に手が添えられて唇が重なる。
ちゅぅと少し吸われて離れていくのをつい追いかけてしまった。
もう一度重ねて、角度を変えて……こんなの……。
「……情熱的、ですね」
吐息を漏らしながら微笑む先生を見てドクンと何かが大きく音を立てた。
ギュッと腕の中に抱き締めて溢れそうになるソレを抑え込む。
“好きだ”……ついさっきまで曖昧だったのに強く思った。
背中に回してくれた先生の手も強く力を込められていて嬉しい。
「先生」
呼んで顔を上げた先生にもう一度キスをして、言い表しようのないほどの想いを溢れさせた。
55
あなたにおすすめの小説
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
ふたなり治験棟 企画12月31公開
ほたる
BL
ふたなりとして生を受けた柊は、16歳の年に国の義務により、ふたなり治験棟に入所する事になる。
男として育ってきた為、子供を孕み産むふたなりに成り下がりたくないと抗うが…?!
月弥総合病院
御月様(旧名 僕君☽☽︎)
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる