140 / 311
何で?
6
しおりを挟む
「んっ……っ!?」
目を覚まして起き上がろうとした俺はあまりにもの頭痛に呻いて突っ伏す。
やたら喉は渇くのに下手に動けない。
しかも、飲んでいた途中からの記憶もない。
俺はどうやってここまで帰って来たのだろうか?
「あ、起きました?」
顔を上げようとしてまた頭痛に襲われていると、先生はベッドに腰掛けてゆっくり俺の背中を撫でてくれた。
「大丈夫ですか?お水飲めます?」
優しい声だが、いつもと少し違う気がするのは気のせいだろうか?
「飲みたい……けど、頭がかなり痛くて」
「二日酔いですね」
「うん……情けない」
額に手をを当てられて、その手を感じながら目を閉じた。
こんなになるほど飲んでしまったなんて、反省と後悔が押し寄せる。
「航生さん、体、支えましょうか?それとも口移しがいいですか?」
「いやっ!!大丈……」
「昨夜は支えたら甘えた声を出して、口移しも強請って下さったのに?」
「はぁっ!?」
声が裏返って、一瞬頭の痛みさえ吹っ飛んでしまった。
「いつまでも連絡ないから電話したら佐藤さんが応対して下さいまして、お迎えに行きましたが……覚えてないですか?」
どうやって帰ってきたかは判明したが、全く記憶にない。
「飲み過ぎないようにって言ったのに……お仕置きしますよ?」
耳に口を寄せて囁かれてピクッと跳ねると、先生はくすくすと笑った。
目を覚まして起き上がろうとした俺はあまりにもの頭痛に呻いて突っ伏す。
やたら喉は渇くのに下手に動けない。
しかも、飲んでいた途中からの記憶もない。
俺はどうやってここまで帰って来たのだろうか?
「あ、起きました?」
顔を上げようとしてまた頭痛に襲われていると、先生はベッドに腰掛けてゆっくり俺の背中を撫でてくれた。
「大丈夫ですか?お水飲めます?」
優しい声だが、いつもと少し違う気がするのは気のせいだろうか?
「飲みたい……けど、頭がかなり痛くて」
「二日酔いですね」
「うん……情けない」
額に手をを当てられて、その手を感じながら目を閉じた。
こんなになるほど飲んでしまったなんて、反省と後悔が押し寄せる。
「航生さん、体、支えましょうか?それとも口移しがいいですか?」
「いやっ!!大丈……」
「昨夜は支えたら甘えた声を出して、口移しも強請って下さったのに?」
「はぁっ!?」
声が裏返って、一瞬頭の痛みさえ吹っ飛んでしまった。
「いつまでも連絡ないから電話したら佐藤さんが応対して下さいまして、お迎えに行きましたが……覚えてないですか?」
どうやって帰ってきたかは判明したが、全く記憶にない。
「飲み過ぎないようにって言ったのに……お仕置きしますよ?」
耳に口を寄せて囁かれてピクッと跳ねると、先生はくすくすと笑った。
46
あなたにおすすめの小説
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
ふたなり治験棟 企画12月31公開
ほたる
BL
ふたなりとして生を受けた柊は、16歳の年に国の義務により、ふたなり治験棟に入所する事になる。
男として育ってきた為、子供を孕み産むふたなりに成り下がりたくないと抗うが…?!
従僕に溺愛されて逃げられない
大の字だい
BL
〈従僕攻め×強気受け〉のラブコメ主従BL!
俺様気質で傲慢、まるで王様のような大学生・煌。
その傍らには、当然のようにリンがいる。
荷物を持ち、帰り道を誘導し、誰より自然に世話を焼く姿は、周囲から「犬みたい」と呼ばれるほど。
高校卒業間近に受けた突然の告白を、煌は「犬として立派になれば考える」とはぐらかした。
けれど大学に進学しても、リンは変わらず隣にいる。
当たり前の存在だったはずなのに、最近どうも心臓がおかしい。
居なくなると落ち着かない自分が、どうしても許せない。
さらに現れた上級生の熱烈なアプローチに、リンの嫉妬は抑えきれず――。
主従なのか、恋人なのか。
境界を越えたその先で、煌は思い知らされる。
従僕の溺愛からは、絶対に逃げられない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる