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アドバイス
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花宮との過去の話をする間、先生はずっと俺にピタリとくっついて手を握ったり背中を擦ったり……とにかくずっと様子を気にしてくれる。
「そんな扱い……同じDomとして許せない」
由貴さんは少し怒っていたが、まだシュンとしている響弥さんを見てイスに座らせるとその頭を抱き締めた。
「ねぇ、航生くん、無理ならすぐに言ってくれていいけど……今、ここで響弥くんにカラーを着けてもいい?」
「母さん、今の話聞いてさすがに……」
先生が止めてくれたが、由貴さんは響弥さんを抱き締めたままじっとこっちを見てくる。
「カラーはね、ただ縛り付けるためのモノじゃないの。そんな飼うとか隷属の証なんかじゃない」
言いながら響弥さんを優しいグレアで包んだ。
すると、強張っていた響弥さんの身体から少し力が抜ける。
「大事なSubを決して傷つけないって誓って、愛を見えるカタチにしたモノだから」
「愛?」
大事そうに響弥さんに触れてからこっちに微笑みかけてくれて、俺はぽつりと繰り返した。
「そう!というか、響弥くんもちょっと限界なのよ」
響弥さんの頭を撫でて由貴さんはその様子を窺う。
響弥さんは不安そうな顔で浅い呼吸を繰り返していた。
あの妙に落ちつかない状態も不安な感覚もよくわかる。
「いいですよ」
答えると、由貴さんは立ち上がった。
「“Stay”」
先生は心配そうな顔をしたが、由貴さんのコマンドを聞いて安心したような響弥さんを見て確かめてみたくなる。
カラーのことを嬉しそうに話してくれたその感覚を。
「そんな扱い……同じDomとして許せない」
由貴さんは少し怒っていたが、まだシュンとしている響弥さんを見てイスに座らせるとその頭を抱き締めた。
「ねぇ、航生くん、無理ならすぐに言ってくれていいけど……今、ここで響弥くんにカラーを着けてもいい?」
「母さん、今の話聞いてさすがに……」
先生が止めてくれたが、由貴さんは響弥さんを抱き締めたままじっとこっちを見てくる。
「カラーはね、ただ縛り付けるためのモノじゃないの。そんな飼うとか隷属の証なんかじゃない」
言いながら響弥さんを優しいグレアで包んだ。
すると、強張っていた響弥さんの身体から少し力が抜ける。
「大事なSubを決して傷つけないって誓って、愛を見えるカタチにしたモノだから」
「愛?」
大事そうに響弥さんに触れてからこっちに微笑みかけてくれて、俺はぽつりと繰り返した。
「そう!というか、響弥くんもちょっと限界なのよ」
響弥さんの頭を撫でて由貴さんはその様子を窺う。
響弥さんは不安そうな顔で浅い呼吸を繰り返していた。
あの妙に落ちつかない状態も不安な感覚もよくわかる。
「いいですよ」
答えると、由貴さんは立ち上がった。
「“Stay”」
先生は心配そうな顔をしたが、由貴さんのコマンドを聞いて安心したような響弥さんを見て確かめてみたくなる。
カラーのことを嬉しそうに話してくれたその感覚を。
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