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カラー
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「お客様の前で何を言い出すんですか?」
「違うよ!これも必要だと思ったからだって!」
メガネを上げた荒木さんの腕を掴んで縋る理久さんを見て何となく察する。
荒木さんを呼んだ理由も、急に「大丈夫だ」と言ったさっきの言葉の意味も……。
「カラーはSubにとって溶けちゃうほど嬉しくて安心できるモノなんだって見てもらいたいんだよ!」
この二人もパートナーで信頼し合ったいい関係を築いているのだとわかる。
荒木さんは少し考えるような素振りを見せて困ったような顔をこっちに向けた。
「藤宮はそう申しておりますが……」
「荒木さんは……カラーってどんなモノだと思いますか?」
せっかくだから聞いてみると、荒木さんは大事そうにあの白いカラーを手にする。そして、
「傍に居てくれる大事なSubに私自身も全てを捧げると誓うもの……ですかね」
そっとカラーにキスをして理久さんを見ると、その襟足を手で避けてカラーを巻いた。
表情を溶けさせて嬉しそうにする理久さんと微笑み合う姿は幸せそうで二人だけのその空気感はかなり羨ましくなる。
「あ、失礼しました」
すぐにキリッと表情を戻して姿勢を正したが、そんな荒木さんを見てなぜか先生に触れたくなった。
咄嗟に堪らえてようとギュッと手を握ると、先生がそんな俺の手に重ねてくれる。
先生を見ると優しく微笑んでくれて、胸がポカポカと温まる気がした。
確かに……大丈夫だ。
理久さんを見ると、笑いながら優しく頷いてくれた。
「違うよ!これも必要だと思ったからだって!」
メガネを上げた荒木さんの腕を掴んで縋る理久さんを見て何となく察する。
荒木さんを呼んだ理由も、急に「大丈夫だ」と言ったさっきの言葉の意味も……。
「カラーはSubにとって溶けちゃうほど嬉しくて安心できるモノなんだって見てもらいたいんだよ!」
この二人もパートナーで信頼し合ったいい関係を築いているのだとわかる。
荒木さんは少し考えるような素振りを見せて困ったような顔をこっちに向けた。
「藤宮はそう申しておりますが……」
「荒木さんは……カラーってどんなモノだと思いますか?」
せっかくだから聞いてみると、荒木さんは大事そうにあの白いカラーを手にする。そして、
「傍に居てくれる大事なSubに私自身も全てを捧げると誓うもの……ですかね」
そっとカラーにキスをして理久さんを見ると、その襟足を手で避けてカラーを巻いた。
表情を溶けさせて嬉しそうにする理久さんと微笑み合う姿は幸せそうで二人だけのその空気感はかなり羨ましくなる。
「あ、失礼しました」
すぐにキリッと表情を戻して姿勢を正したが、そんな荒木さんを見てなぜか先生に触れたくなった。
咄嗟に堪らえてようとギュッと手を握ると、先生がそんな俺の手に重ねてくれる。
先生を見ると優しく微笑んでくれて、胸がポカポカと温まる気がした。
確かに……大丈夫だ。
理久さんを見ると、笑いながら優しく頷いてくれた。
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