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絆
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前回と同じように通された部屋でソファーに並んで座る。
理久さんがやって来て、紅茶を淹れてくれて、おしゃべりして……。だが、
「あははっ!航生くん、緊張気味?」
言われて俺はギギギとオイルの切れたブリキの様に首を動かしてしまう。
「うん、本気で緊張してるね」
その理久さんの首には今日は最初からカラーが巻かれていた。
「僕もなんだよ」
「え?」
「カラーのお渡しをする日はちゃんとお二人の要望に合うものができたかって緊張して眠れないんだ」
言いながら理久さんは首にあるカラーに触れる。
今日は白いシャツに黒のスラックスで、一つボタンを外した首元にある白いカラーがよく見えた。
「だから、こうやってお渡しする日はちょっとキツく巻いてもらって、ちゃんとできたらご褒美がもらえるんだよ?」
「えっ!?」
そのトロンとした笑みを見てどうしたってよくない想像をしそうになる。だが、
「ち、違うよっ!!ご褒美って僕の好きなチョコのちょっと高いケーキを綜真が食べさせてくれるだけだからねっ!?」
理久さんにも伝わったらしく、真っ赤になった理久さんがブンブンと両手を振って否定をした。
「いやっ!べ、別に……」
そんな反応をしたら余計に怪しいだろうか?
慌てて俺も謎に手を動かしてしまってどうしようもない。だが、
「航生さんも理久さんも落ち着いて下さい」
先生が俺の肩に触れて微笑んでからカップを取ってくれた。
「……ありがとう」
それだけでスッと落ち着くから不思議だ。
理久さんがやって来て、紅茶を淹れてくれて、おしゃべりして……。だが、
「あははっ!航生くん、緊張気味?」
言われて俺はギギギとオイルの切れたブリキの様に首を動かしてしまう。
「うん、本気で緊張してるね」
その理久さんの首には今日は最初からカラーが巻かれていた。
「僕もなんだよ」
「え?」
「カラーのお渡しをする日はちゃんとお二人の要望に合うものができたかって緊張して眠れないんだ」
言いながら理久さんは首にあるカラーに触れる。
今日は白いシャツに黒のスラックスで、一つボタンを外した首元にある白いカラーがよく見えた。
「だから、こうやってお渡しする日はちょっとキツく巻いてもらって、ちゃんとできたらご褒美がもらえるんだよ?」
「えっ!?」
そのトロンとした笑みを見てどうしたってよくない想像をしそうになる。だが、
「ち、違うよっ!!ご褒美って僕の好きなチョコのちょっと高いケーキを綜真が食べさせてくれるだけだからねっ!?」
理久さんにも伝わったらしく、真っ赤になった理久さんがブンブンと両手を振って否定をした。
「いやっ!べ、別に……」
そんな反応をしたら余計に怪しいだろうか?
慌てて俺も謎に手を動かしてしまってどうしようもない。だが、
「航生さんも理久さんも落ち着いて下さい」
先生が俺の肩に触れて微笑んでからカップを取ってくれた。
「……ありがとう」
それだけでスッと落ち着くから不思議だ。
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