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絆
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「僕が準備して……そして、今日はカラーを着けてプレイしましょう?」
先生がグレアを抑えているのがわかるほど、漏れるグレアを感じる。
ゾクッとしながら頷くと、先生は俺の手を引いて少し速歩きになった。
そのまま車まで来ると、すぐにロックを開けてドアを開いてくれる。
だが、助手席に乗り込もうとすると、先生も一緒に屈んできてそのままキスをされた。
「んっ……」
外で先生がこんなことをするなんて!!
思いつつ、いつもより熱く感じる唇と深く合わせられたキスにクラクラする。
いつも余裕そうな先生の性急なキスに俺は簡単に溶かされてしまう気がした。
「……ダメですね」
唇を離した先生が前髪を掻き上げてシートに尻を付けた俺を見下ろす。
「今すぐにでも押し倒してしまいたいなんて……」
珍しい先生の直接的な言葉にドキドキは止まらない。
突き刺してくるようなその瞳から目が離せなかった。
「……いいよ」
「そんな簡単に頷いたら、後悔しますよ?」
「しない。……むしろ、シてよ」
言って俺から先生の首に腕を回して引き寄せるように再び唇を合わせると、先生はすぐに舌で俺の唇を割り開いてくる。
絡められて送られてくる唾液が飲み込み切れず顎を伝っていった。
「そんな誘い方……とりあえず家に帰ります」
「そうなの?」
つい残念な思いが溢れてしまう。
「っ……こんなところでこれ以上盛って後で後悔したくないんだよっ!!」
先生はグッと拳を握って堪らえると、俺から離れて助手席のドアを閉めた。
先生がグレアを抑えているのがわかるほど、漏れるグレアを感じる。
ゾクッとしながら頷くと、先生は俺の手を引いて少し速歩きになった。
そのまま車まで来ると、すぐにロックを開けてドアを開いてくれる。
だが、助手席に乗り込もうとすると、先生も一緒に屈んできてそのままキスをされた。
「んっ……」
外で先生がこんなことをするなんて!!
思いつつ、いつもより熱く感じる唇と深く合わせられたキスにクラクラする。
いつも余裕そうな先生の性急なキスに俺は簡単に溶かされてしまう気がした。
「……ダメですね」
唇を離した先生が前髪を掻き上げてシートに尻を付けた俺を見下ろす。
「今すぐにでも押し倒してしまいたいなんて……」
珍しい先生の直接的な言葉にドキドキは止まらない。
突き刺してくるようなその瞳から目が離せなかった。
「……いいよ」
「そんな簡単に頷いたら、後悔しますよ?」
「しない。……むしろ、シてよ」
言って俺から先生の首に腕を回して引き寄せるように再び唇を合わせると、先生はすぐに舌で俺の唇を割り開いてくる。
絡められて送られてくる唾液が飲み込み切れず顎を伝っていった。
「そんな誘い方……とりあえず家に帰ります」
「そうなの?」
つい残念な思いが溢れてしまう。
「っ……こんなところでこれ以上盛って後で後悔したくないんだよっ!!」
先生はグッと拳を握って堪らえると、俺から離れて助手席のドアを閉めた。
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