221 / 311
サブドロップ
3
しおりを挟む
勢いよくドアが開いて深谷先生が走ってくる。
「先生!俺の抑制剤は!?」
先生の姿を見た瞬間に聞くと、
「先生のじゃダメです。これは……」
目を細めた先生がこっちを見た。
「救急車はまだですよね?緊急事態なんで……僕がプレイします」
俺と先生がパートナーであることを知っている教頭先生の視線は感じるが、俺は一瞬にして頭の中が真っ白になる。だが、
「航生っ!」
鋭い先生の声にビクッと反応すると、先生は俺の手を握った。
「緊急事態……わかって」
言われて何とか頷く。
素早く悠太の元に戻った先生は床に膝を付いてゆっくり息を吐いた。
「三森くん、すぐに楽になるから……少し僕とプレイをしよう。僕の声が聞こえるかい?」
優しい先生の声。
それが俺に向けられていないことにやはりショックを受けてしまう。
今は一大事なのはわかるのに身体の震えが止まらなかった。
「周防先生、大丈夫ですか?」
教頭先生が気にかけてくれるが答えられない。
目が離せない視線の先では悠太がゆっくり目を開いて先生と目を合わせていた。
「大丈夫。恐くないからね?僕の目を見ていて」
頷いた悠太に先生が弱い撫でるような優しさのグレアを注ぐ。
あのグレアは俺のモノなのに……。
「周防先生!!」
グラリとバランスを崩しそうになった俺は息を切らせた校長先生に支えられた。
校長先生は出張だと聞いていたが戻ったらしい。
「この状況は周防先生にはキツくないですか?」
教室を出るか提案されても俺はただ首を横に振った。
「先生!俺の抑制剤は!?」
先生の姿を見た瞬間に聞くと、
「先生のじゃダメです。これは……」
目を細めた先生がこっちを見た。
「救急車はまだですよね?緊急事態なんで……僕がプレイします」
俺と先生がパートナーであることを知っている教頭先生の視線は感じるが、俺は一瞬にして頭の中が真っ白になる。だが、
「航生っ!」
鋭い先生の声にビクッと反応すると、先生は俺の手を握った。
「緊急事態……わかって」
言われて何とか頷く。
素早く悠太の元に戻った先生は床に膝を付いてゆっくり息を吐いた。
「三森くん、すぐに楽になるから……少し僕とプレイをしよう。僕の声が聞こえるかい?」
優しい先生の声。
それが俺に向けられていないことにやはりショックを受けてしまう。
今は一大事なのはわかるのに身体の震えが止まらなかった。
「周防先生、大丈夫ですか?」
教頭先生が気にかけてくれるが答えられない。
目が離せない視線の先では悠太がゆっくり目を開いて先生と目を合わせていた。
「大丈夫。恐くないからね?僕の目を見ていて」
頷いた悠太に先生が弱い撫でるような優しさのグレアを注ぐ。
あのグレアは俺のモノなのに……。
「周防先生!!」
グラリとバランスを崩しそうになった俺は息を切らせた校長先生に支えられた。
校長先生は出張だと聞いていたが戻ったらしい。
「この状況は周防先生にはキツくないですか?」
教室を出るか提案されても俺はただ首を横に振った。
18
あなたにおすすめの小説
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
ふたなり治験棟 企画12月31公開
ほたる
BL
ふたなりとして生を受けた柊は、16歳の年に国の義務により、ふたなり治験棟に入所する事になる。
男として育ってきた為、子供を孕み産むふたなりに成り下がりたくないと抗うが…?!
月弥総合病院
御月様(旧名 僕君☽☽︎)
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる