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★お仕置き
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荒木さんが車で順番に送ってくれて、俺たちもマンションに辿り着いた。
リビングに入ってすぐに振り返って先生を抱き締める。
「まだ……ダメ……?」
聞いてみると、先生は俺の肩に顔をつけたまましっかりと抱き締め返してきた。
「そんなことしたら……加減……」
「しなくていいから!」
その肩を掴んで少し離すと、先生は少し眉を寄せてこっちを見上げる。
「……お願い」
先生の顔を見ながら言うのはやけに恥ずかしいが、その茶色の瞳から逸らしたくはなかった。
「……そんな顔はズルいですって」
俺の頬に手を添えて先生が少し困ったように笑う。
「嫌?」
そのまま顔を近づけると、先生は軽く唇を触れ合わせて俺の首の後ろに両腕を回してきた。
「もちろんセーフワードは使ってもらえばいいですが……」
「言わない」
「それじゃ意味がないでしょう?」
言いながらも続く少し掠る程度のキスでは物足りなくて口を開くと微笑んで逃げられる。
「セーフワード以外では泣いたって止まりませんよ?」
まだ確認してくる先生にコクリと頷いた。
先生にこんなにも心配を掛けて不安にさせたのも、危険とは思いつつ飛び込んでしまったのも深く考えなかった俺だ。
先生にお仕置きなんてされたことはなくて想像のしようもないが、このまま許されるのも違う気がするから。
「……して」
口にすると、先生はゆっくりメガネを外した。
リビングに入ってすぐに振り返って先生を抱き締める。
「まだ……ダメ……?」
聞いてみると、先生は俺の肩に顔をつけたまましっかりと抱き締め返してきた。
「そんなことしたら……加減……」
「しなくていいから!」
その肩を掴んで少し離すと、先生は少し眉を寄せてこっちを見上げる。
「……お願い」
先生の顔を見ながら言うのはやけに恥ずかしいが、その茶色の瞳から逸らしたくはなかった。
「……そんな顔はズルいですって」
俺の頬に手を添えて先生が少し困ったように笑う。
「嫌?」
そのまま顔を近づけると、先生は軽く唇を触れ合わせて俺の首の後ろに両腕を回してきた。
「もちろんセーフワードは使ってもらえばいいですが……」
「言わない」
「それじゃ意味がないでしょう?」
言いながらも続く少し掠る程度のキスでは物足りなくて口を開くと微笑んで逃げられる。
「セーフワード以外では泣いたって止まりませんよ?」
まだ確認してくる先生にコクリと頷いた。
先生にこんなにも心配を掛けて不安にさせたのも、危険とは思いつつ飛び込んでしまったのも深く考えなかった俺だ。
先生にお仕置きなんてされたことはなくて想像のしようもないが、このまま許されるのも違う気がするから。
「……して」
口にすると、先生はゆっくりメガネを外した。
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