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新学期
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入学式のお手伝いに来ているのは元五年三組の全員と二組の女子たちで、ほとんどが元うちのクラスのため、久々に見る元気な姿にホッとする。
「スオー先生ーっ!」
呼ばれて振り返ると、洋平が大声で手を振りながら走ってきた。
「走るなよ」
「ごめんって!でも、コレ、二組の剥がれてたんだって!なのに画鋲は見つかんないから……一年来たら危ないだろ?」
見せてきたのは教室を飾ってある折り紙の花で、一年二組を覗くと確かに抜けて空いている隙間がある。
「画鋲はマズいな」
「だろ?」
「洋平ー!あった!あった!これじゃね?」
歩きながら洋平とその場所に向かうと、宏太が手に画鋲を持っていた。
「たぶんそれだな」
宏太の手から画鋲を受け取って、洋平の手にある花を壁に留める。
「よしっ!これで危なくないな!」
満足そうな洋平と宏太。
「お前たちもしっかりお兄さんになったな!」
二人の肩に腕を回すと、二人は少しくすぐったそうにする。
「頼りにしてるぞ!」
「ってことはさ!」
「俺らまたスオー先生?」
「さぁ?どーだろーなぁ?そもそも俺が六年かもわかんないだろ?」
ニヤリと笑う二人に俺も笑っておいた。
新しいクラス発表は明日の始業式でまだバラす訳にはいかないから。
「えー!いいじゃん!教えろって!」
「明日のお楽しみだろ!ほら!もう一年生来るから!ちゃんと案内頼んだぞっ!」
桜の花びらがふわりと舞う快晴の日。
緊張気味の一年生を笑顔で迎える洋平たちが頼もしかった。
「スオー先生ーっ!」
呼ばれて振り返ると、洋平が大声で手を振りながら走ってきた。
「走るなよ」
「ごめんって!でも、コレ、二組の剥がれてたんだって!なのに画鋲は見つかんないから……一年来たら危ないだろ?」
見せてきたのは教室を飾ってある折り紙の花で、一年二組を覗くと確かに抜けて空いている隙間がある。
「画鋲はマズいな」
「だろ?」
「洋平ー!あった!あった!これじゃね?」
歩きながら洋平とその場所に向かうと、宏太が手に画鋲を持っていた。
「たぶんそれだな」
宏太の手から画鋲を受け取って、洋平の手にある花を壁に留める。
「よしっ!これで危なくないな!」
満足そうな洋平と宏太。
「お前たちもしっかりお兄さんになったな!」
二人の肩に腕を回すと、二人は少しくすぐったそうにする。
「頼りにしてるぞ!」
「ってことはさ!」
「俺らまたスオー先生?」
「さぁ?どーだろーなぁ?そもそも俺が六年かもわかんないだろ?」
ニヤリと笑う二人に俺も笑っておいた。
新しいクラス発表は明日の始業式でまだバラす訳にはいかないから。
「えー!いいじゃん!教えろって!」
「明日のお楽しみだろ!ほら!もう一年生来るから!ちゃんと案内頼んだぞっ!」
桜の花びらがふわりと舞う快晴の日。
緊張気味の一年生を笑顔で迎える洋平たちが頼もしかった。
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