10 / 15
拾「リセット」
しおりを挟む
「リセット」
ある日、スマホの中にあるアプリが入っていた。
「人生リセット?何これ」
こんなアプリ入れたっけ?
そんな事を考えた。
いや、私が入れなきゃ誰が入れんだよと自分にツッコミを入れた。
とりあえず、アプリを開いてみることにした。
※注意事項※と書かれた項目があった。
一、気分や悪ふざけですることは、おすすめ致しません。
二、リセットすれば戻れますが、ここに戻ってくることは出来ません。
三、これは選ばれた人のみ、アプリがインストールされます。使うも使わないもあなた次第でございます。
四、二回目以降は「リセット」と声を出せば行えます。二回目以降も、一回目と同じ時間軸へ巻き返しが行われます。
「人生リセット、、出来るって事?」
馬鹿馬鹿しい、、、そう思った。
けど、、もし、もしも、私が戻れるなら戻りたい。
そう思った。だから
☆年前○月×△日。
私は、自分の一歳の誕生日に戻れるように日付を合わせる。
【決定】と言うボタンを押す。
[これより、時を遡ります。]
機械ボイスが聞こえたと思えば、物凄く眠たくなった、私はベッドへポテンッと倒れ込み、眠りについた。
━━━━━━━━━
「んぅ?」
目を擦りながら起きる。
周りの景色は大きく見え、手は小さい、そして、ここは私の実家だ。目の前に広がるは、緑が沢山のお庭。
(本当に戻った?)
「○○?」
「かあしゃ!(母さん!)」
私が覚えている母よりは若いが私の母だ。
「こんなところに居たの?」
「うゆ!(うん)」
母さんに抱かれてリビングへと向かう。
「あ、○○」
「とうしゃ!(父さん)」
「全く、何処に居たんだ?今日は誕生日だと言うのに」
「この子、縁側に居たんですよ」
「そうか」
「おはにゃ、きれいだっちゃ!(お花、綺麗だったよ)」
その後は普通にお誕生日会をした。
そのプレゼントは小さい頃もらったと言われていたウサギのぬいぐるみだった。とても可愛い、ぬいぐるみ。大きくなってからは少しばかり汚れてしまっていたウサギのぬいぐるみ。私は柄にもなく、とても喜んだのだった。
その後も、楽しく過ごした。
ずっと、ずっと、欲しかった。
一人寂しい思いをしなくて良いのだと、両親が居るのだと、夢にまでみた光景が目の前あるのだと喜んだのだ。だが、楽しいことはずっとは続かない。
今日は私の十二歳の誕生日。
そして、両親の死んだ日。とても絶望した日。私は勉強なんて嫌いで、全然しなかったけど、必要だってわかってるし、褒めてくれる両親の為に頑張ったし、何か、大きくなくても、変わってるだろう。でも、今日は、あまり、お出かけはしないで置こう、だって両親はトラックに引かれて死んだから、私の目の前で、、、、、、
うん、悲しんでても仕方ないや、今日のためにゆっくりするために、昨日、ケーキを用意してもらったから、大丈夫。
「ケホッ、何?煙臭い?」
「○○!!」
「母さん!」
「逃げなさい!」
「へ?」
ガラガラッ
崩れ落ちてくる天井。
ドンッ!
後ろから突き飛ばされたので前に転ける。
「くっ」
「お父さん?」
下半身が瓦礫に挟まれてるお父さん。
「逃げろ!○○を頼んだぞ!」
「はい!行くよ!」
え?待って、、待ってよ。
手を引かれて、お父さんは遠くなってく。
「○○、生きろ!」
お父さんはそう叫んだ。
「いや、いや!嫌だ、お父さん!父さん!死んじゃやだ!」
「来なさい!お父さんの命を無駄にしない為に!」
「い、や、、いや」
ポロポロと涙を流しながらもそう言う。
「いい加減にしなさい!」
パシンッ
ジンジンと痛む頬。
泣きそうな顔で怒っている母。
あぁ、母さんだって辛いんだ、悲しいんだ。
「、、、ごめんなさい」
「行きますよ」
その間にも家は崩れ、周りは火に囲まれる。
ガラガラッ
また、瓦礫が降ってくる。
ジュッと左腕が焼けた、半袖だった為、焼けただけですんだ。
もう、出口なのに、、、
お母さんは瓦礫の間に挟まってる。
「、、いき、、なさい!」
「や、だ、やだ!」
「我が儘言わないの!お願い、生きて?ね?」
ギュッと抱き締められる。
「行って」
ぐっと涙を堪えて、走りだす身体、寂しく、生きるくらいならここで、死にたいのに、お母さん、お父さんと一緒に死にたいのに、そんな気持ちには構わず、身体は走りだす。
家からでて、少し歩いたところで、転けた。
周りは、救急車や消防車が来ている。
「あああああああ!!」
私は泣いた、周りの視線なんか、気にせずに泣いた。
「、、、リセット」
そう呟くと私はパタリと倒れ、眠りについた。
━━━━━━━━━
パチリと目を開ける。
「○○?」
「おかあしゃ(お母さん)」
そこには母がいた。
その後も、十二歳の誕生日には、両親が死ぬ。私はその度にリセットする。何度も何度も繰り返す。
鉄骨の下敷きになったり、通り魔に刺されたり、子供を助けようとして車にひかれたり、車で、交通事故に合って両親だけ死んだり、何回か、回避出来た、けと、次の瞬間、両親は死ぬ。私が両親を何度も殺してるのも変わらない、リセットしなきゃいいのに、そう思っても、あの幸せを願い、今回もリセットする
両親の死体を見ながら、、、、
「リセットっ」
これは、両親の愛情を求めて、何度も両親の死を繰り返す少女の物語。
何度も何度も経験し、無駄だとわかってもなお、繰り返してしまう。欲しいものがあって、それを僅かでも叶えられるのなら、それを行ってしまうのかもしれませんね。何度も何度も両親の死を見る。地獄と言っても良いでしょうね、リセットしなければ、いつか、終わる苦しみなのに、終わることのない地獄を選ぶ、そんな事があるのでしょうか?経験してみねばわからぬのでしょう。
ある日、スマホの中にあるアプリが入っていた。
「人生リセット?何これ」
こんなアプリ入れたっけ?
そんな事を考えた。
いや、私が入れなきゃ誰が入れんだよと自分にツッコミを入れた。
とりあえず、アプリを開いてみることにした。
※注意事項※と書かれた項目があった。
一、気分や悪ふざけですることは、おすすめ致しません。
二、リセットすれば戻れますが、ここに戻ってくることは出来ません。
三、これは選ばれた人のみ、アプリがインストールされます。使うも使わないもあなた次第でございます。
四、二回目以降は「リセット」と声を出せば行えます。二回目以降も、一回目と同じ時間軸へ巻き返しが行われます。
「人生リセット、、出来るって事?」
馬鹿馬鹿しい、、、そう思った。
けど、、もし、もしも、私が戻れるなら戻りたい。
そう思った。だから
☆年前○月×△日。
私は、自分の一歳の誕生日に戻れるように日付を合わせる。
【決定】と言うボタンを押す。
[これより、時を遡ります。]
機械ボイスが聞こえたと思えば、物凄く眠たくなった、私はベッドへポテンッと倒れ込み、眠りについた。
━━━━━━━━━
「んぅ?」
目を擦りながら起きる。
周りの景色は大きく見え、手は小さい、そして、ここは私の実家だ。目の前に広がるは、緑が沢山のお庭。
(本当に戻った?)
「○○?」
「かあしゃ!(母さん!)」
私が覚えている母よりは若いが私の母だ。
「こんなところに居たの?」
「うゆ!(うん)」
母さんに抱かれてリビングへと向かう。
「あ、○○」
「とうしゃ!(父さん)」
「全く、何処に居たんだ?今日は誕生日だと言うのに」
「この子、縁側に居たんですよ」
「そうか」
「おはにゃ、きれいだっちゃ!(お花、綺麗だったよ)」
その後は普通にお誕生日会をした。
そのプレゼントは小さい頃もらったと言われていたウサギのぬいぐるみだった。とても可愛い、ぬいぐるみ。大きくなってからは少しばかり汚れてしまっていたウサギのぬいぐるみ。私は柄にもなく、とても喜んだのだった。
その後も、楽しく過ごした。
ずっと、ずっと、欲しかった。
一人寂しい思いをしなくて良いのだと、両親が居るのだと、夢にまでみた光景が目の前あるのだと喜んだのだ。だが、楽しいことはずっとは続かない。
今日は私の十二歳の誕生日。
そして、両親の死んだ日。とても絶望した日。私は勉強なんて嫌いで、全然しなかったけど、必要だってわかってるし、褒めてくれる両親の為に頑張ったし、何か、大きくなくても、変わってるだろう。でも、今日は、あまり、お出かけはしないで置こう、だって両親はトラックに引かれて死んだから、私の目の前で、、、、、、
うん、悲しんでても仕方ないや、今日のためにゆっくりするために、昨日、ケーキを用意してもらったから、大丈夫。
「ケホッ、何?煙臭い?」
「○○!!」
「母さん!」
「逃げなさい!」
「へ?」
ガラガラッ
崩れ落ちてくる天井。
ドンッ!
後ろから突き飛ばされたので前に転ける。
「くっ」
「お父さん?」
下半身が瓦礫に挟まれてるお父さん。
「逃げろ!○○を頼んだぞ!」
「はい!行くよ!」
え?待って、、待ってよ。
手を引かれて、お父さんは遠くなってく。
「○○、生きろ!」
お父さんはそう叫んだ。
「いや、いや!嫌だ、お父さん!父さん!死んじゃやだ!」
「来なさい!お父さんの命を無駄にしない為に!」
「い、や、、いや」
ポロポロと涙を流しながらもそう言う。
「いい加減にしなさい!」
パシンッ
ジンジンと痛む頬。
泣きそうな顔で怒っている母。
あぁ、母さんだって辛いんだ、悲しいんだ。
「、、、ごめんなさい」
「行きますよ」
その間にも家は崩れ、周りは火に囲まれる。
ガラガラッ
また、瓦礫が降ってくる。
ジュッと左腕が焼けた、半袖だった為、焼けただけですんだ。
もう、出口なのに、、、
お母さんは瓦礫の間に挟まってる。
「、、いき、、なさい!」
「や、だ、やだ!」
「我が儘言わないの!お願い、生きて?ね?」
ギュッと抱き締められる。
「行って」
ぐっと涙を堪えて、走りだす身体、寂しく、生きるくらいならここで、死にたいのに、お母さん、お父さんと一緒に死にたいのに、そんな気持ちには構わず、身体は走りだす。
家からでて、少し歩いたところで、転けた。
周りは、救急車や消防車が来ている。
「あああああああ!!」
私は泣いた、周りの視線なんか、気にせずに泣いた。
「、、、リセット」
そう呟くと私はパタリと倒れ、眠りについた。
━━━━━━━━━
パチリと目を開ける。
「○○?」
「おかあしゃ(お母さん)」
そこには母がいた。
その後も、十二歳の誕生日には、両親が死ぬ。私はその度にリセットする。何度も何度も繰り返す。
鉄骨の下敷きになったり、通り魔に刺されたり、子供を助けようとして車にひかれたり、車で、交通事故に合って両親だけ死んだり、何回か、回避出来た、けと、次の瞬間、両親は死ぬ。私が両親を何度も殺してるのも変わらない、リセットしなきゃいいのに、そう思っても、あの幸せを願い、今回もリセットする
両親の死体を見ながら、、、、
「リセットっ」
これは、両親の愛情を求めて、何度も両親の死を繰り返す少女の物語。
何度も何度も経験し、無駄だとわかってもなお、繰り返してしまう。欲しいものがあって、それを僅かでも叶えられるのなら、それを行ってしまうのかもしれませんね。何度も何度も両親の死を見る。地獄と言っても良いでしょうね、リセットしなければ、いつか、終わる苦しみなのに、終わることのない地獄を選ぶ、そんな事があるのでしょうか?経験してみねばわからぬのでしょう。
0
あなたにおすすめの小説
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳主婦のカレンはインスタグラムで20歳大学生の晴人と知り合う。親密な関係となった3度目のデートのときに、晴人が実は17歳の高校2年生だと知る。
カレンと晴人はその後、どうなる?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)
MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様を書いたストーリーです。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる