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貴族令嬢に生まれたからには念願のだらだらニート生活したい。
貴族令嬢たるもの、平常心が大切なのです。
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屋敷に入ると、ほっと気が緩んだ。いきなり体に衝撃を受けてよろめいた。弟イサークと妹メルローズがしがみ付いてきたのだ。
「マリーお姉ちゃま、怖かったわ!」
「あのおじさん、毒きのこで僕達の命を狙ってたんだよね?」
彼らも安全圏でホッとしたのか、ぐすぐすとべそをかき始めている。
私も泣きたいのを我慢して唇を噛んだ。安心させるためにもぎゅっと強く抱きしめ返した。
「皆無事で良かった……大丈夫、安心して。マリーお姉ちゃまが何とか良い知恵を出して、二度と曲者が来ないように警備を強化するから」
そう請け負うも、正直自信は無い。ミリタリーマニアでも自衛隊員でもない、ただの一般人だったのだ。
しかしそう自分に言い聞かせてないと、心を平常に保つ事が難しかった。
「マリー様、皆も私もおります。それなりの訓練も受けておりますのでお心安くなさいまし」
「ありがとう、サリーナ」
気遣わし気なサリーナの言葉に礼を言って、私はしばらくの間抱きしめ続けていた。嗚咽が落ち着いてきたので、ぽんぽんと二人を軽く叩いて宥める。逃げ出したい気持ちを叱咤して立ち上がった。
丁度弟妹の専属メイドが居たので任せる。彼らを見送った後でパンパンと自分の頬を軽く叩いて気合を入れ、サリーナを伴って自室に戻った。先ずは自宅警備強化案を書き出して整理しないと。
***
「警備の数を増やして、番犬も飼って、最新式の銃をもっと揃えておくべきだわ!」
私は執務室の机をバン! と叩いて主張した。
建物周辺には日本と同じように歩くと音が出る砂利道が敷かれていて忍び込み難くなっている。私が考え出したのは、純粋に警備の数と質を上げる事だった。人数を増やして最新式の銃を取り揃える。騎馬で警備すえば行動範囲も増える。馬も訓練すれば発砲音に驚かなくなるだろう。
番犬を何匹か飼えば吠えて外部の存在を知らせてくれる。曲者は犬の足からはそう容易く逃れられない。訓練次第では曲者を臭いで追いかける事が出来る。
そして直接は関係ないものの迷彩服や鳴子、忍者屋敷の仕掛け、変装に役立つリバーシブルの服等についても書き出しておいた。他は猟師を雇って分からないように対人間用の罠を仕掛けたりする案とか。
執務室には父と兄二人が居た。
曲者の報告を受けてどう対処するか会議していた所に私が乗り込んだのだ。父は私の主張には目もくれず、渡した自宅警備強化案の紙をぱらぱらとめくって目を通している。
トーマス兄がやれやれと肩を竦め、呆れた眼差しを向けて来た。
「マリー、よく聞け。あれは特殊な石を着火装置に使っていて天候に左右されにくいという利点があるが、それだけだ。特に二発目は不発になる場合もあって、確実性は旧式の火縄に劣る。火縄も火薬や玉を込める手間がかかり、即効性のある迎撃ならやはり剣や弓頼りになるだろう。それらで玉込めの時間稼ぎをした上での運用になる」
「そうそう、俺が銃だけじゃなく剣と弓の練習も疎かにしないのもそのためなんだぞ」
カレル兄の言葉に私は幕末の新撰組を思い出した。確かに銃を使うというよりも刀で切り付ける方が早いだろう。それにしたって。
「しかし意外だな。こういう時マリーは『男共が命懸けで頑張って自分を守るべきだもん~』とでも言うと思ってたが」
「あー、分かるわー。警備の者から報告を受ける時に聞いたんだけどな、『私が直接手を下すまでもない』って偉そうに言ったんだって? マリアージュ姫様はどのようなお方なのでしょうって真顔で訊かれて返答に困ったぞ俺は」
あははは、と笑い合う兄達。
「何でそんなに悠長に構えてるの!? 家族皆の命が危機にさらされたのよ?」
嫌に余裕たっぷりに構えているように見え、私は怒りを覚えた。危機感が足りないんじゃなかろうか。
父サイモンが溜息を吐いて、目を通し終えた紙束をぱさりと机に抛る。それをカレル兄がさっと取り上げて興味津々な様子で読み始めた。
「父からも何か言ってやってよ!」
「落ち着きなさい、マリー。おいで」
父が膝をポンポンと叩く。私はふくれっ面をしながらもそこに座った。こうして座るのは何年ぶりだろう、と思う。こんな時でなければ良かったのに。
大きな手が背中に回り、そのまま抱きしめられた。包み込まれるような温もりにじわりと涙腺が緩んでしまい、慌てて父の肩に顔を押し付ける。
「よしよし、怖かったんだなマリー。私達貴族が時には命の危険がある事を自覚したのは何よりだが、お前がこのような小賢しい知恵を出した所で銃の調達にも訓練にも時間がかかる事ばかりだ。
それに言っておくが、お前が知らなかっただけでこのような事はたまに起きている。あのような小物一匹に警備を厳重化するのも大袈裟に過ぎるだろう。
そうした話が広まればキャンディ伯爵家は臆病者の集まりだと思われて貴族としての体面が問われることになり、果ては何か後ろ暗い事があるのではと要らぬ疑いも招く。下々にも動揺が伝わって、却って隙を見せてしまう事になるのだぞ」
「父…だって、だって、曲者を捕まえたその場にはイサークやメリーもいて、私が守らなきゃ」
少し涙声になって訴えると、父サイモンは「そうだな。私も、そして余裕に見えるトーマスやカレル、そしてアンとアナベラも皆、乗り越えて来た道だ」と言う。その言葉に私は思わず顔を上げると父の顔を見た。
「気持ちは分かる。だが、どんなに恐ろしくとも、何も気にしておらず動じてもいないと装って余裕を見せる努力をしなさい。その事で下の者達に命を預ける程信頼していると示す、それが貴族たる者だ。そうすれば曲者を送った相手は警戒するだろうし、警備の者達や使用人達は信頼に応えようと頑張ってくれる。身を守る事にも繋がるだろう」
カレル兄が近づいてきて、気まずそうな表情で頭にぽんと手を乗せて来た。
「あー…、からかって悪かったよマリー」
「そうだぞ、カレルなんかは鼻水で顔をぐちゃぐちゃにして大泣きしてたからな」
「そっちは暫く夢に見て寝しょんべんしてた癖に」
「言ったな、覚えてろよ」
軽口を叩き合う兄達。
父はハンカチを取り出して私の顔を拭うと、頬っぺたを軽く抓って来た。
「後、女が男の荒事に口を出すものじゃない。全て父である私や兄達に任せておきなさい。蜂やマットレス等とは訳が違うのだからな」
「……分かったわ、父」
私は素直に頷いた。そのままハンカチを渡され、執務室を出ると母ティヴィーナが待ってくれていた。今度は母に優しく抱きしめられる。ラベンダーの香りが鼻腔をくすぐり、私はほっとした気持ちになった。
「マリーちゃん! 今日は大変だったわね。いらっしゃい、一緒にお茶にしましょう」
母の手に引かれて私は喫茶室へ向かった。
そこで姉二人や弟妹と合流し、無事を喜ばれながらお茶をゆっくり飲んだ。温かい物を飲むと不思議と心が落ち着いてくる。イサークもメルローズも母や姉達に慰めを受けて早くも立ち直ったのか、曲者の事は刺激的な出来事の一つとして消化したらしい。気球の事を語っている時の方がよっぽど興奮していた位である。
アン姉とアナベラ姉も私を慰めがてら、危険な目に遭った経験を話してくれた。社交界のパーティーは勿論、出掛ける時は特に気を付けるべきだとも。
色々話を聞いて、私は気持ちが逸り過ぎていたと反省する。ふと父からのハンカチを広げてみた。
あ、これ私が作った奴だ。
『平常心』と漢字で縫い取ったそれ。本当は般若波羅蜜多心経を刺繍したかったけど、お経そのものは覚えてても肝心の漢字が一部分からなかったから、結局面倒くさくなってこの三文字にしたんだった。
偶然の皮肉を感じて苦笑していると、喫茶室の扉が小刻みに叩かれ始めた。まるでおしっこ漏らしそうな人がトイレの扉を叩いているみたいである。
一体誰だろう? と思っていると、侍女が開けた扉の向こうに服を着崩れさせ、髪も乱れたグレイが息をぜいぜいと荒げながら血相を変えて立っているのが見えた。
「マリー! 襲われたって聞いたんだけど無事なの!?」
どうやら先触れの無い訪問への詫びもそこそこに、私の所在を聞いてここへ真っ直ぐに駆け付けて来たらしい。
「マリーお姉ちゃま、怖かったわ!」
「あのおじさん、毒きのこで僕達の命を狙ってたんだよね?」
彼らも安全圏でホッとしたのか、ぐすぐすとべそをかき始めている。
私も泣きたいのを我慢して唇を噛んだ。安心させるためにもぎゅっと強く抱きしめ返した。
「皆無事で良かった……大丈夫、安心して。マリーお姉ちゃまが何とか良い知恵を出して、二度と曲者が来ないように警備を強化するから」
そう請け負うも、正直自信は無い。ミリタリーマニアでも自衛隊員でもない、ただの一般人だったのだ。
しかしそう自分に言い聞かせてないと、心を平常に保つ事が難しかった。
「マリー様、皆も私もおります。それなりの訓練も受けておりますのでお心安くなさいまし」
「ありがとう、サリーナ」
気遣わし気なサリーナの言葉に礼を言って、私はしばらくの間抱きしめ続けていた。嗚咽が落ち着いてきたので、ぽんぽんと二人を軽く叩いて宥める。逃げ出したい気持ちを叱咤して立ち上がった。
丁度弟妹の専属メイドが居たので任せる。彼らを見送った後でパンパンと自分の頬を軽く叩いて気合を入れ、サリーナを伴って自室に戻った。先ずは自宅警備強化案を書き出して整理しないと。
***
「警備の数を増やして、番犬も飼って、最新式の銃をもっと揃えておくべきだわ!」
私は執務室の机をバン! と叩いて主張した。
建物周辺には日本と同じように歩くと音が出る砂利道が敷かれていて忍び込み難くなっている。私が考え出したのは、純粋に警備の数と質を上げる事だった。人数を増やして最新式の銃を取り揃える。騎馬で警備すえば行動範囲も増える。馬も訓練すれば発砲音に驚かなくなるだろう。
番犬を何匹か飼えば吠えて外部の存在を知らせてくれる。曲者は犬の足からはそう容易く逃れられない。訓練次第では曲者を臭いで追いかける事が出来る。
そして直接は関係ないものの迷彩服や鳴子、忍者屋敷の仕掛け、変装に役立つリバーシブルの服等についても書き出しておいた。他は猟師を雇って分からないように対人間用の罠を仕掛けたりする案とか。
執務室には父と兄二人が居た。
曲者の報告を受けてどう対処するか会議していた所に私が乗り込んだのだ。父は私の主張には目もくれず、渡した自宅警備強化案の紙をぱらぱらとめくって目を通している。
トーマス兄がやれやれと肩を竦め、呆れた眼差しを向けて来た。
「マリー、よく聞け。あれは特殊な石を着火装置に使っていて天候に左右されにくいという利点があるが、それだけだ。特に二発目は不発になる場合もあって、確実性は旧式の火縄に劣る。火縄も火薬や玉を込める手間がかかり、即効性のある迎撃ならやはり剣や弓頼りになるだろう。それらで玉込めの時間稼ぎをした上での運用になる」
「そうそう、俺が銃だけじゃなく剣と弓の練習も疎かにしないのもそのためなんだぞ」
カレル兄の言葉に私は幕末の新撰組を思い出した。確かに銃を使うというよりも刀で切り付ける方が早いだろう。それにしたって。
「しかし意外だな。こういう時マリーは『男共が命懸けで頑張って自分を守るべきだもん~』とでも言うと思ってたが」
「あー、分かるわー。警備の者から報告を受ける時に聞いたんだけどな、『私が直接手を下すまでもない』って偉そうに言ったんだって? マリアージュ姫様はどのようなお方なのでしょうって真顔で訊かれて返答に困ったぞ俺は」
あははは、と笑い合う兄達。
「何でそんなに悠長に構えてるの!? 家族皆の命が危機にさらされたのよ?」
嫌に余裕たっぷりに構えているように見え、私は怒りを覚えた。危機感が足りないんじゃなかろうか。
父サイモンが溜息を吐いて、目を通し終えた紙束をぱさりと机に抛る。それをカレル兄がさっと取り上げて興味津々な様子で読み始めた。
「父からも何か言ってやってよ!」
「落ち着きなさい、マリー。おいで」
父が膝をポンポンと叩く。私はふくれっ面をしながらもそこに座った。こうして座るのは何年ぶりだろう、と思う。こんな時でなければ良かったのに。
大きな手が背中に回り、そのまま抱きしめられた。包み込まれるような温もりにじわりと涙腺が緩んでしまい、慌てて父の肩に顔を押し付ける。
「よしよし、怖かったんだなマリー。私達貴族が時には命の危険がある事を自覚したのは何よりだが、お前がこのような小賢しい知恵を出した所で銃の調達にも訓練にも時間がかかる事ばかりだ。
それに言っておくが、お前が知らなかっただけでこのような事はたまに起きている。あのような小物一匹に警備を厳重化するのも大袈裟に過ぎるだろう。
そうした話が広まればキャンディ伯爵家は臆病者の集まりだと思われて貴族としての体面が問われることになり、果ては何か後ろ暗い事があるのではと要らぬ疑いも招く。下々にも動揺が伝わって、却って隙を見せてしまう事になるのだぞ」
「父…だって、だって、曲者を捕まえたその場にはイサークやメリーもいて、私が守らなきゃ」
少し涙声になって訴えると、父サイモンは「そうだな。私も、そして余裕に見えるトーマスやカレル、そしてアンとアナベラも皆、乗り越えて来た道だ」と言う。その言葉に私は思わず顔を上げると父の顔を見た。
「気持ちは分かる。だが、どんなに恐ろしくとも、何も気にしておらず動じてもいないと装って余裕を見せる努力をしなさい。その事で下の者達に命を預ける程信頼していると示す、それが貴族たる者だ。そうすれば曲者を送った相手は警戒するだろうし、警備の者達や使用人達は信頼に応えようと頑張ってくれる。身を守る事にも繋がるだろう」
カレル兄が近づいてきて、気まずそうな表情で頭にぽんと手を乗せて来た。
「あー…、からかって悪かったよマリー」
「そうだぞ、カレルなんかは鼻水で顔をぐちゃぐちゃにして大泣きしてたからな」
「そっちは暫く夢に見て寝しょんべんしてた癖に」
「言ったな、覚えてろよ」
軽口を叩き合う兄達。
父はハンカチを取り出して私の顔を拭うと、頬っぺたを軽く抓って来た。
「後、女が男の荒事に口を出すものじゃない。全て父である私や兄達に任せておきなさい。蜂やマットレス等とは訳が違うのだからな」
「……分かったわ、父」
私は素直に頷いた。そのままハンカチを渡され、執務室を出ると母ティヴィーナが待ってくれていた。今度は母に優しく抱きしめられる。ラベンダーの香りが鼻腔をくすぐり、私はほっとした気持ちになった。
「マリーちゃん! 今日は大変だったわね。いらっしゃい、一緒にお茶にしましょう」
母の手に引かれて私は喫茶室へ向かった。
そこで姉二人や弟妹と合流し、無事を喜ばれながらお茶をゆっくり飲んだ。温かい物を飲むと不思議と心が落ち着いてくる。イサークもメルローズも母や姉達に慰めを受けて早くも立ち直ったのか、曲者の事は刺激的な出来事の一つとして消化したらしい。気球の事を語っている時の方がよっぽど興奮していた位である。
アン姉とアナベラ姉も私を慰めがてら、危険な目に遭った経験を話してくれた。社交界のパーティーは勿論、出掛ける時は特に気を付けるべきだとも。
色々話を聞いて、私は気持ちが逸り過ぎていたと反省する。ふと父からのハンカチを広げてみた。
あ、これ私が作った奴だ。
『平常心』と漢字で縫い取ったそれ。本当は般若波羅蜜多心経を刺繍したかったけど、お経そのものは覚えてても肝心の漢字が一部分からなかったから、結局面倒くさくなってこの三文字にしたんだった。
偶然の皮肉を感じて苦笑していると、喫茶室の扉が小刻みに叩かれ始めた。まるでおしっこ漏らしそうな人がトイレの扉を叩いているみたいである。
一体誰だろう? と思っていると、侍女が開けた扉の向こうに服を着崩れさせ、髪も乱れたグレイが息をぜいぜいと荒げながら血相を変えて立っているのが見えた。
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