32 / 744
貴族令嬢に生まれたからには念願のだらだらニート生活したい。
バードレボリューション!
しおりを挟む
「ふわぁ……」
大きく欠伸をする。結局寝足りないまま朝を迎えてしまった。
侍女サリーナが起こしに来たので目を擦りながらのろのろと動き出す。
「今日はどうなさいますか?」と聞かれたので、「運動着に着替えるわ」と返事をした。
では、庭師達に伝えて参りますとサリーナ。実は朝の日課もここ一週間さぼりがちだったのである。久しぶりにまた頑張ろうと言う気持ちになっていた。
どうもグレイとのキスはある意味ショック療法となっていたようだ。気まずさが恥ずかしさに取って代わられてしまったけれど。
寝不足だが気分そのものは爽快だった。恐らく私は自分ではない、死霊か生霊かそういう類の何かにとりつかれていたのだろうと思う。
ラジオ体操をえっちらおっちらしていると侍女サリーナが戻ってきた。朝の支度をして、庭に出る。
馬の傍で前脚と後ろ脚が嬉しそうに待ち構えていた。
「おはようございます、マリー様!」
「お元気になられてようございました!」
「うむ、お前達にも心配かけたな。早速馬の用意をせよ。今日は久しぶりだから薔薇エリアを軽く回って泉まで」
私は馬に跨ると、息を大きく吸い込んだ。気合を入れる為にも少し叫んでみよう。
「ハイよー!」
「ぶひひーん」
前脚は平常運転の棒読みである。少し間が空いてしまったが、またこの習慣を続けていくのだ。
薔薇エリアは近距離コース。今が盛りとばかりに咲き誇っている。恐らく来月の前半ぐらいまでは楽しめるだろう。朝露に濡れた花々は美しかった。そう、ルフナー子爵邸での薔薇園でも。
思い出してカッと頬が熱くなり、思わず持っていた鞭でぴしりと馬の尻を叩いた。
「ぜっ、全速力ぅぅぅ!」
「ひひひーん!」
無意識に選んでしまったのだろうが、失敗した! 私は馬を急がせて、泉まで一気に駆け抜けたのだった。
泉にやっと辿り着いて下馬すると、私はぺしぺしと顔を叩く。我が優秀な侍女が渡してきたお手拭きで顔を拭った。
馬の脚達は息を上げていたものの、屈伸運動などをしてクールダウンしている。
サリーナがいつものように餌袋を渡して来た。何故かずっしりと重い。
「あれ、何か重くない?」
「必要かと思いまして」
読めない表情で簡潔に答え、スッと下がるサリーナ。
まぁいいか、と私はいつものように今日の設定を考えようとして――何か、雰囲気がおかしい事に気付く。
心なしか、鳥達が、ジリ…ジリ…とこちらに徐々ににじり寄ってきているような。殺気にも似た気配。
取りあえず設定はいつもので良いかと餌を取り出した瞬間、
「久しぶりの施しだ愚民ど――ぎゃあああああっ!」
私は餌を投げる事が出来なかった。バサバサバサッと鳩達に集られたのを皮切りに、奴らは私に直接群がって来たのだ。
悲鳴を上げ、襲撃に逃げ惑う私。餌やりをさぼっていた間、鳥達に飢餓によるルサンチマンが溜まり、反逆――革命を起こされてしまったのである。
鳥達は勿論鳥頭だから言葉は通じない。故に情報操作もやらせによる騙しも効かないのだ。
人間のように思考力を持たないから支配者たる私が何を言い訳しようともまずは腹を満たそうとする。野生動物の方が時として人間よりも厄介なのである。
馬の脚共が慌てて上着を脱いで振り回し、鳥達を追い払おうとしてくれている。
私は僅かに出来た隙を逃さず、餌袋を逆さにし、一気に放出してすぐさま飛び退いた。そこへ群衆がわっと殺到する。
「うわぁ……」
ギャアギャアと殺気立って喚きながら押し合いへし合い餌を奪い合っている鳥達。これが人間だったら食料を巡っての殺傷沙汰にまでなっていただろう。
その地獄絵図さながらの有様を想像してしまって、頬の筋肉が痙攣してしまう。
「何と無礼な鳥だ」
「数を減らしますか? 鳥肉は幾らあっても困りませんが」
等とお伺いを立てて来る馬の脚共。忠誠心は見上げたものだがしかし待て、相手は鳥畜生に過ぎない。
私は服をパンパンと払い、髪を整えると手を腰にやって偉そうなポーズを取る。なるべくキリッとした表情を心がけた。
「よい、貧民共への施しをさぼった私が悪かったのだ」
「マリー様がそう仰るなら」
「なんと慈悲深い……」
「ご立派です、お嬢様」
馬の脚共に続いて少し離れていたサリーナがしれっと加わる。私の優秀な侍女はきっとこのことを予見していたに違いない。
身を以て私のさぼったツケを見ろ、という事だろう。餌は多めに用意してくれたしな。無表情だが目が笑っているのも今回は許してやろう。
何より野生とは言え、餌付けをして半飼いの状態にしたのは私である。
餌やりは何があろうともちゃんと欠かさず毎日しよう、と心に決めた瞬間であった。
***
運動着は多少汚れてしまっていたので、一旦着替えに戻った。朝の椿事を少し反省しながらも、朝食を食べる。トーマス兄とカレル兄が午前中は一緒に弓の練習をするという。
「弓なら私でも扱えるかな。私も一緒に行っていい?」
と聞くと、
「構わないが……大丈夫か」
「一度やらせてみたら分かるだろう」
と言われたのでお邪魔する事に。
しかし、弓は結構きつかった。最初は力を入れれば普通に引けたけど、数を重ねていくと腕の筋肉が引き攣ってきて、だんだんと疲れてきたのだ。
ちっとも的に当たらないし。
一緒に訓練している警備の者達が微笑ましいものを見るような目でこちらを見ている。
「そんなんじゃ、弓で相手を倒す前にあっさり近寄られて斬り殺されて終わりだぞ」
「数を練習をしないと的に当たらない。お前には無理だ」
やっぱりダメか。私は溜息を吐く。グレイにアドバイスして貰った通り、直接聞いてみるか。
「そうみたい……じゃあさ、兄様達が防衛的な意味で私にして欲しい事ってある? 私に何か出来る事は?」
弓を返してじっと見つめると、兄二人は顔を見合わせて考える仕草をした。
「うーん……お前は戦えないだろ。守られる立場だ。だから守られ易いように動いて欲しいかな」
「確かにそうだ。人質を取られる事が俺達にとって一番不味い。全力で戦えなくなるからな。だから、何かを鍛えたいのならまず逃げ足を鍛えると良い」
言われてみれば道理である。私は頷いた。
「逃げ足ね……分かった」
部屋に戻り、いつものように窮屈な服を脱いで下着姿になり、足を組んでソファーに座るとぼんやりと考える。
逃げる事を鍛える。他に何か出来そうな事は無いだろうか。
父は明らかに警備強化するのは悪手だと言った。ならば一見見て分からなければ?
ちらりと脱いだ服に視線を向ける。コルセット。以前考えたようにこれを鎧化すればどうだろうか。
上から服を着るから防御力上がったなんて分かるまい。
それと、逃げるなら忍者の道具、マキビシを作るのはどうだろう。
コルセットに縫い付ける小さなパーツやマキビシ程度なら私の裁量でも注文できるだろうから。
よし、試しに一つ作ってみようか。
私は立ち上がるとサリーナを呼んだ。
大きく欠伸をする。結局寝足りないまま朝を迎えてしまった。
侍女サリーナが起こしに来たので目を擦りながらのろのろと動き出す。
「今日はどうなさいますか?」と聞かれたので、「運動着に着替えるわ」と返事をした。
では、庭師達に伝えて参りますとサリーナ。実は朝の日課もここ一週間さぼりがちだったのである。久しぶりにまた頑張ろうと言う気持ちになっていた。
どうもグレイとのキスはある意味ショック療法となっていたようだ。気まずさが恥ずかしさに取って代わられてしまったけれど。
寝不足だが気分そのものは爽快だった。恐らく私は自分ではない、死霊か生霊かそういう類の何かにとりつかれていたのだろうと思う。
ラジオ体操をえっちらおっちらしていると侍女サリーナが戻ってきた。朝の支度をして、庭に出る。
馬の傍で前脚と後ろ脚が嬉しそうに待ち構えていた。
「おはようございます、マリー様!」
「お元気になられてようございました!」
「うむ、お前達にも心配かけたな。早速馬の用意をせよ。今日は久しぶりだから薔薇エリアを軽く回って泉まで」
私は馬に跨ると、息を大きく吸い込んだ。気合を入れる為にも少し叫んでみよう。
「ハイよー!」
「ぶひひーん」
前脚は平常運転の棒読みである。少し間が空いてしまったが、またこの習慣を続けていくのだ。
薔薇エリアは近距離コース。今が盛りとばかりに咲き誇っている。恐らく来月の前半ぐらいまでは楽しめるだろう。朝露に濡れた花々は美しかった。そう、ルフナー子爵邸での薔薇園でも。
思い出してカッと頬が熱くなり、思わず持っていた鞭でぴしりと馬の尻を叩いた。
「ぜっ、全速力ぅぅぅ!」
「ひひひーん!」
無意識に選んでしまったのだろうが、失敗した! 私は馬を急がせて、泉まで一気に駆け抜けたのだった。
泉にやっと辿り着いて下馬すると、私はぺしぺしと顔を叩く。我が優秀な侍女が渡してきたお手拭きで顔を拭った。
馬の脚達は息を上げていたものの、屈伸運動などをしてクールダウンしている。
サリーナがいつものように餌袋を渡して来た。何故かずっしりと重い。
「あれ、何か重くない?」
「必要かと思いまして」
読めない表情で簡潔に答え、スッと下がるサリーナ。
まぁいいか、と私はいつものように今日の設定を考えようとして――何か、雰囲気がおかしい事に気付く。
心なしか、鳥達が、ジリ…ジリ…とこちらに徐々ににじり寄ってきているような。殺気にも似た気配。
取りあえず設定はいつもので良いかと餌を取り出した瞬間、
「久しぶりの施しだ愚民ど――ぎゃあああああっ!」
私は餌を投げる事が出来なかった。バサバサバサッと鳩達に集られたのを皮切りに、奴らは私に直接群がって来たのだ。
悲鳴を上げ、襲撃に逃げ惑う私。餌やりをさぼっていた間、鳥達に飢餓によるルサンチマンが溜まり、反逆――革命を起こされてしまったのである。
鳥達は勿論鳥頭だから言葉は通じない。故に情報操作もやらせによる騙しも効かないのだ。
人間のように思考力を持たないから支配者たる私が何を言い訳しようともまずは腹を満たそうとする。野生動物の方が時として人間よりも厄介なのである。
馬の脚共が慌てて上着を脱いで振り回し、鳥達を追い払おうとしてくれている。
私は僅かに出来た隙を逃さず、餌袋を逆さにし、一気に放出してすぐさま飛び退いた。そこへ群衆がわっと殺到する。
「うわぁ……」
ギャアギャアと殺気立って喚きながら押し合いへし合い餌を奪い合っている鳥達。これが人間だったら食料を巡っての殺傷沙汰にまでなっていただろう。
その地獄絵図さながらの有様を想像してしまって、頬の筋肉が痙攣してしまう。
「何と無礼な鳥だ」
「数を減らしますか? 鳥肉は幾らあっても困りませんが」
等とお伺いを立てて来る馬の脚共。忠誠心は見上げたものだがしかし待て、相手は鳥畜生に過ぎない。
私は服をパンパンと払い、髪を整えると手を腰にやって偉そうなポーズを取る。なるべくキリッとした表情を心がけた。
「よい、貧民共への施しをさぼった私が悪かったのだ」
「マリー様がそう仰るなら」
「なんと慈悲深い……」
「ご立派です、お嬢様」
馬の脚共に続いて少し離れていたサリーナがしれっと加わる。私の優秀な侍女はきっとこのことを予見していたに違いない。
身を以て私のさぼったツケを見ろ、という事だろう。餌は多めに用意してくれたしな。無表情だが目が笑っているのも今回は許してやろう。
何より野生とは言え、餌付けをして半飼いの状態にしたのは私である。
餌やりは何があろうともちゃんと欠かさず毎日しよう、と心に決めた瞬間であった。
***
運動着は多少汚れてしまっていたので、一旦着替えに戻った。朝の椿事を少し反省しながらも、朝食を食べる。トーマス兄とカレル兄が午前中は一緒に弓の練習をするという。
「弓なら私でも扱えるかな。私も一緒に行っていい?」
と聞くと、
「構わないが……大丈夫か」
「一度やらせてみたら分かるだろう」
と言われたのでお邪魔する事に。
しかし、弓は結構きつかった。最初は力を入れれば普通に引けたけど、数を重ねていくと腕の筋肉が引き攣ってきて、だんだんと疲れてきたのだ。
ちっとも的に当たらないし。
一緒に訓練している警備の者達が微笑ましいものを見るような目でこちらを見ている。
「そんなんじゃ、弓で相手を倒す前にあっさり近寄られて斬り殺されて終わりだぞ」
「数を練習をしないと的に当たらない。お前には無理だ」
やっぱりダメか。私は溜息を吐く。グレイにアドバイスして貰った通り、直接聞いてみるか。
「そうみたい……じゃあさ、兄様達が防衛的な意味で私にして欲しい事ってある? 私に何か出来る事は?」
弓を返してじっと見つめると、兄二人は顔を見合わせて考える仕草をした。
「うーん……お前は戦えないだろ。守られる立場だ。だから守られ易いように動いて欲しいかな」
「確かにそうだ。人質を取られる事が俺達にとって一番不味い。全力で戦えなくなるからな。だから、何かを鍛えたいのならまず逃げ足を鍛えると良い」
言われてみれば道理である。私は頷いた。
「逃げ足ね……分かった」
部屋に戻り、いつものように窮屈な服を脱いで下着姿になり、足を組んでソファーに座るとぼんやりと考える。
逃げる事を鍛える。他に何か出来そうな事は無いだろうか。
父は明らかに警備強化するのは悪手だと言った。ならば一見見て分からなければ?
ちらりと脱いだ服に視線を向ける。コルセット。以前考えたようにこれを鎧化すればどうだろうか。
上から服を着るから防御力上がったなんて分かるまい。
それと、逃げるなら忍者の道具、マキビシを作るのはどうだろう。
コルセットに縫い付ける小さなパーツやマキビシ程度なら私の裁量でも注文できるだろうから。
よし、試しに一つ作ってみようか。
私は立ち上がるとサリーナを呼んだ。
840
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
冷徹団長の「ここにいろ」は、騎士団公認の“抱きしめ命令”です
星乃和花
恋愛
【全16話+後日談5話:日月水金20:00更新】
王都最硬派、規律と責任の塊――騎士団長ヴァルド・アークライトは、夜の見回り中に路地で“落とし物”を拾った。
……いや、拾ったのは魔物の卵ではなく、道端で寝ていた少女だった。しかも目覚めた彼女は満面の笑みで「落とし物です!拾ってくださってありがとうございます!」と言い張り、団長の屋敷を“保護施設”だと勘違いして、掃除・料理・当番表作りに騎士の悩み相談まで勝手に開始。
追い出せば泣く、士気は落ちる、そして何より――ヴァルド自身の休息が、彼女の存在に依存し始めていく。
無表情のまま「危ないから、ここにいろ」と命令し続ける団長に、周囲はざわつく。「それ、溺愛ですよ」
騎士団内ではついに“団長語翻訳係”まで誕生し、命令が全部“愛の保護”に変換されていく甘々溺愛コメディ!
弁えすぎた令嬢
ねこまんまときみどりのことり
ファンタジー
元公爵令嬢のコロネ・ワッサンモフは、今は市井の食堂の2階に住む平民暮らしをしている。彼女が父親を亡くしてからの爵位は、叔父(父親の弟)が管理してくれていた。
彼女には亡き父親の決めた婚約者がいたのだが、叔父の娘が彼を好きだと言う。
彼女は思った。
(今の公爵は叔父なのだから、その娘がこの家を継ぐ方が良いのではないか)と。
今後は彼らの世話にならず、一人で生きていくことにしよう。そんな気持ちで家を出たコロネだった。
小説家になろうさん、カクヨムさんにも載せています。
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
侯爵家の婚約者
やまだごんた
恋愛
侯爵家の嫡男カインは、自分を見向きもしない母に、なんとか認められようと努力を続ける。
7歳の誕生日を王宮で祝ってもらっていたが、自分以外の子供を可愛がる母の姿をみて、魔力を暴走させる。
その場の全員が死を覚悟したその時、1人の少女ジルダがカインの魔力を吸収して救ってくれた。
カインが魔力を暴走させないよう、王はカインとジルダを婚約させ、定期的な魔力吸収を命じる。
家族から冷たくされていたジルダに、カインは母から愛されない自分の寂しさを重ね、よき婚約者になろうと努力する。
だが、母が死に際に枕元にジルダを呼んだのを知り、ジルダもまた自分を裏切ったのだと絶望する。
17歳になった2人は、翌年の結婚を控えていたが、関係は歪なままだった。
そんな中、カインは仕事中に魔獣に攻撃され、死にかけていたところを救ってくれたイレリアという美しい少女と出会い、心を通わせていく。
全86話+番外編の予定
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。