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うら若き有閑貴族夫人になったからには、安穏なだらだらニート生活をしたい。【1】
グレイ・ダージリン(38)
一夜明けて、月が替わった。
これから隠密騎士の里を巡った後、ダージリン伯爵領へ向かわなければならない。
今年の蛍は王都で見れないかも知れない。隠密騎士の里のどこかでは見れるのだろうか。後でカール達に訊いてみなければ。
「――始めっ!」
サイモン様の号令。
僕とマリーの目の前では、ちょっとした武芸大会――いや、戦闘が始まっていた。
ちなみにアレマニア帝国の寛容派貴族ご一行は昨日と同じく領都観光に出掛けており、ここで観戦しているのは家族と昨日の会議を共にした気心の知れた客人達だけだ。
伸び伸びになっていた、聖地の修道騎士達と聖騎士ヨハン・シュテファン兄弟との再戦試合。
最初、一対一のトーナメント方式で試合を行うはずだったのだけれど、ヨハンとシュテファンが面倒なので一気にかかって来るが良いと相手を挑発。
それで大混戦になってしまったという流れだった。
怒号と剣戟の音を耳にしつつ、僕はちらりと女王リュサイの方を見る。
昨日の昼食後、体よくズィクセン公爵達を領都観光に追い出して皆で会議を行った結果。
やはり鍵となる人物はアーダム皇子が呼び寄せたという妹、皇女エリーザベトだろうという結論になった。
マリーの透視の結果、付け入る隙がありそうだとの事。サイモン様は女性に人気の高いカレル様を動かすおつもりだ。
女王リュサイも王都に赴き、皇女の懐柔に一役買ってくれるとのことだったけれど、そう上手く行くだろうか。
何かが起きそうな胸騒ぎを感じながらも、決まったことだし信じて吉報を待つしかないと思い直した。
視線を騎士達に戻すと、その場はいつの間にか静まり返っていることに気付く。
「すげぇー! ヨハンさんとシュテファンさんって凄く強かったんだな、格好いい!」
目を輝かせて手を叩いて喜んでいるリノの言葉だけがやけに響いていた。
「はぁ、はぁ……負けた。強い、強すぎる」
息を乱しながら膝をつく修道騎士ロイジウス・ウーファー。その表情は悔しそうに歪んでいる。
その周囲には別の修道騎士達、そして高地の騎士達が死屍累々とばかりに倒れ伏していた。
「強いとは思っていたが、よもやこれほどまでとは……」と呻いているのはドナルド・マクドナルド。彼は練習用の木剣を杖代わりに力を振り絞って立ち上がろうとしていた。
何故高地の騎士であるドナルド達も参加しているのかといえば、再戦の話を知って武人の血を騒がせたのか、自分達も戦ってみたいと申し出てきたからだ。
僕は目の前の光景に呆気に取られてぽかんとしていた。
ちょっと目を離しただけなのに、ヨハン達はあっという間に相手を倒してしまっていたのだ。
「あの二人、凄く強いんだね」
彼らだって実力のある騎士達の筈なのに。複数相手取って全て打ち倒した上、息もあまり乱れていない。
「変態ですから」
無意識にこぼした僕のつぶやきに、ぼそっと呟くナーテ。
「えっ!?」
聞き間違いかと思って問い返すと、「お茶のお代わりはいかがですか?」とにっこり微笑まれた。
これ以上訊いてはいけないらしい。
「ドナルド卿、まだやるか?」
ヨハンの問いに、「いや……私の負けだ」と敗北を認める騎士ドナルド。
サイモン様が「勝者、ヨハン・シュテファン兄弟!」と審判を下した。
「なぜだ、なぜ勝てぬのだ! 私とて、あれから厳しい修行を己に課したというのに!」
修道騎士ロイジウスが地に拳を打ち付ける。
「安心するがいい、貴殿は以前戦った時よりは強くなっているぞ」
「我らとて、幼少期より血反吐を吐きながら修行してきたのだ。マリー様のお為にも、そうやすやすと負けてやることは出来ぬ」
彼らの前で余裕を崩さないヨハンとシュテファンは、腕を組んで双璧の如く並び立ち、彼を睥睨していた。
「くっ、そんな慰めにもならぬような事を……!」
顔を上げてそれを睨み返すロイジウス。
しかしヨハン達は動じた様子もなく、静かに口を開いた。
「一つ助言をしよう。我らに真実勝ちたいと思うのならばぬるま湯の如き聖地から出る事だ」
「我らと貴殿らの大きな違いは潜り抜けてきた死線の数よ。常に自らの身を戦いの中に置くことで戦闘能力が研ぎ澄まされてゆくのだ」
「!!」
二人の言葉に、修道騎士ロイジウスは雷に打たれたような表情になる。
「――聖地が、ぬるま湯?」
「左様。貴殿はぬるま湯の中では一番強かったのだろうが、聖地では修行であっても命の奪い合いを本気でやることはあるまい。だが、外の世界では違う」
「強さを追い求めるならば聖地に居ては到底叶わぬだろうな。世界は広い。貴殿は我らを強いと思うだろうが、例えばそこにいるアルトガルは一対一では我らより強い。何せ二人がかりで辛勝した相手なのだからな。上には上がいるものだ」
漸く緩慢な動きで身を起こし始めていた騎士達の視線が、一気にアルトガルに突き刺さった。
アルトガルは慌てたように「こりゃ、馬兄弟! 我輩を巻き込むでない!」と叫んでいる。
と。
不意に、修道騎士ロイジウスがヨハン達に首を垂れた。
「ヨハン卿、シュテファン卿……お願いの儀がございます。どうか、私を弟子にして頂きたい!」
「む……?」
「私はお二人に敗北するまで、聖地では負け知らずでした。しかし此度の再戦でも負け、先程言われたお言葉に目が覚めたのです。私は外を知らず、家の中で威張る子供のようであったと。私は――外の世界で通用する強さが欲しい」
そう語る修道騎士ロイジウス。ヨハンとシュテファンは見極めんとするように彼をじっと見つめている。
「強くなって、貴殿は何を成さんとする?」
「自らの名を世に知らしめるのか?」
投げかけられた静かな問い。
「そのような気持ちがないと言い切る程、私は綺麗な心ではありません。しかし、聖女様がこの世に再臨されたと耳にした時。聖騎士になって聖女様のお役に立つのは自分であって欲しい願っておりました。今のこの身は聖騎士にあらずとも、聖女様のお傍でお役に立ちたいという気持ちは変わりません」
ただ、役に立つ為の力が欲しい――そうロイジウスは零した。
隣のマリーが、「馬の脚共の弟子ですって!? 良い子の諸君、早まっては駄目」とよく分からない事を呟いている。
ヨハンとシュテファンは顔を見合わせた後、ちらりとサイモン様達の方を見た。
頷くサイモン様。
ヨハン達は組んでいた腕を解く。
「……我らの修行は死と隣り合わせ。それでも望むか?」
「いっそ死した方が楽だと思うほど厳しいものになるだろう」
望みます、と答えるロイジウス。
シュテファンが「その言葉、二言はないな。しかと聞いたぞ」と頷いた。
ヨハンが一歩前へ進み出る。
「では、この場で教会ではなくマリー様に命を捧げる事を自らの剣に誓え。それが条件よ」
「元より! 聖女様にお仕えする修道騎士なれば。このロイジウス・ウーファー、聖女マリアージュ様に命をお捧げ致しましょう」
エトムント枢機卿が直々にロイジウスの剣を捧げ持ち、彼に渡してやっている。
受け取ったロイジウスは剣をすらりと抜いて天へ掲げると、誓いの聖句を唱えてマリーに命を捧げる事を誓ったのだった。
これから隠密騎士の里を巡った後、ダージリン伯爵領へ向かわなければならない。
今年の蛍は王都で見れないかも知れない。隠密騎士の里のどこかでは見れるのだろうか。後でカール達に訊いてみなければ。
「――始めっ!」
サイモン様の号令。
僕とマリーの目の前では、ちょっとした武芸大会――いや、戦闘が始まっていた。
ちなみにアレマニア帝国の寛容派貴族ご一行は昨日と同じく領都観光に出掛けており、ここで観戦しているのは家族と昨日の会議を共にした気心の知れた客人達だけだ。
伸び伸びになっていた、聖地の修道騎士達と聖騎士ヨハン・シュテファン兄弟との再戦試合。
最初、一対一のトーナメント方式で試合を行うはずだったのだけれど、ヨハンとシュテファンが面倒なので一気にかかって来るが良いと相手を挑発。
それで大混戦になってしまったという流れだった。
怒号と剣戟の音を耳にしつつ、僕はちらりと女王リュサイの方を見る。
昨日の昼食後、体よくズィクセン公爵達を領都観光に追い出して皆で会議を行った結果。
やはり鍵となる人物はアーダム皇子が呼び寄せたという妹、皇女エリーザベトだろうという結論になった。
マリーの透視の結果、付け入る隙がありそうだとの事。サイモン様は女性に人気の高いカレル様を動かすおつもりだ。
女王リュサイも王都に赴き、皇女の懐柔に一役買ってくれるとのことだったけれど、そう上手く行くだろうか。
何かが起きそうな胸騒ぎを感じながらも、決まったことだし信じて吉報を待つしかないと思い直した。
視線を騎士達に戻すと、その場はいつの間にか静まり返っていることに気付く。
「すげぇー! ヨハンさんとシュテファンさんって凄く強かったんだな、格好いい!」
目を輝かせて手を叩いて喜んでいるリノの言葉だけがやけに響いていた。
「はぁ、はぁ……負けた。強い、強すぎる」
息を乱しながら膝をつく修道騎士ロイジウス・ウーファー。その表情は悔しそうに歪んでいる。
その周囲には別の修道騎士達、そして高地の騎士達が死屍累々とばかりに倒れ伏していた。
「強いとは思っていたが、よもやこれほどまでとは……」と呻いているのはドナルド・マクドナルド。彼は練習用の木剣を杖代わりに力を振り絞って立ち上がろうとしていた。
何故高地の騎士であるドナルド達も参加しているのかといえば、再戦の話を知って武人の血を騒がせたのか、自分達も戦ってみたいと申し出てきたからだ。
僕は目の前の光景に呆気に取られてぽかんとしていた。
ちょっと目を離しただけなのに、ヨハン達はあっという間に相手を倒してしまっていたのだ。
「あの二人、凄く強いんだね」
彼らだって実力のある騎士達の筈なのに。複数相手取って全て打ち倒した上、息もあまり乱れていない。
「変態ですから」
無意識にこぼした僕のつぶやきに、ぼそっと呟くナーテ。
「えっ!?」
聞き間違いかと思って問い返すと、「お茶のお代わりはいかがですか?」とにっこり微笑まれた。
これ以上訊いてはいけないらしい。
「ドナルド卿、まだやるか?」
ヨハンの問いに、「いや……私の負けだ」と敗北を認める騎士ドナルド。
サイモン様が「勝者、ヨハン・シュテファン兄弟!」と審判を下した。
「なぜだ、なぜ勝てぬのだ! 私とて、あれから厳しい修行を己に課したというのに!」
修道騎士ロイジウスが地に拳を打ち付ける。
「安心するがいい、貴殿は以前戦った時よりは強くなっているぞ」
「我らとて、幼少期より血反吐を吐きながら修行してきたのだ。マリー様のお為にも、そうやすやすと負けてやることは出来ぬ」
彼らの前で余裕を崩さないヨハンとシュテファンは、腕を組んで双璧の如く並び立ち、彼を睥睨していた。
「くっ、そんな慰めにもならぬような事を……!」
顔を上げてそれを睨み返すロイジウス。
しかしヨハン達は動じた様子もなく、静かに口を開いた。
「一つ助言をしよう。我らに真実勝ちたいと思うのならばぬるま湯の如き聖地から出る事だ」
「我らと貴殿らの大きな違いは潜り抜けてきた死線の数よ。常に自らの身を戦いの中に置くことで戦闘能力が研ぎ澄まされてゆくのだ」
「!!」
二人の言葉に、修道騎士ロイジウスは雷に打たれたような表情になる。
「――聖地が、ぬるま湯?」
「左様。貴殿はぬるま湯の中では一番強かったのだろうが、聖地では修行であっても命の奪い合いを本気でやることはあるまい。だが、外の世界では違う」
「強さを追い求めるならば聖地に居ては到底叶わぬだろうな。世界は広い。貴殿は我らを強いと思うだろうが、例えばそこにいるアルトガルは一対一では我らより強い。何せ二人がかりで辛勝した相手なのだからな。上には上がいるものだ」
漸く緩慢な動きで身を起こし始めていた騎士達の視線が、一気にアルトガルに突き刺さった。
アルトガルは慌てたように「こりゃ、馬兄弟! 我輩を巻き込むでない!」と叫んでいる。
と。
不意に、修道騎士ロイジウスがヨハン達に首を垂れた。
「ヨハン卿、シュテファン卿……お願いの儀がございます。どうか、私を弟子にして頂きたい!」
「む……?」
「私はお二人に敗北するまで、聖地では負け知らずでした。しかし此度の再戦でも負け、先程言われたお言葉に目が覚めたのです。私は外を知らず、家の中で威張る子供のようであったと。私は――外の世界で通用する強さが欲しい」
そう語る修道騎士ロイジウス。ヨハンとシュテファンは見極めんとするように彼をじっと見つめている。
「強くなって、貴殿は何を成さんとする?」
「自らの名を世に知らしめるのか?」
投げかけられた静かな問い。
「そのような気持ちがないと言い切る程、私は綺麗な心ではありません。しかし、聖女様がこの世に再臨されたと耳にした時。聖騎士になって聖女様のお役に立つのは自分であって欲しい願っておりました。今のこの身は聖騎士にあらずとも、聖女様のお傍でお役に立ちたいという気持ちは変わりません」
ただ、役に立つ為の力が欲しい――そうロイジウスは零した。
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ヨハンとシュテファンは顔を見合わせた後、ちらりとサイモン様達の方を見た。
頷くサイモン様。
ヨハン達は組んでいた腕を解く。
「……我らの修行は死と隣り合わせ。それでも望むか?」
「いっそ死した方が楽だと思うほど厳しいものになるだろう」
望みます、と答えるロイジウス。
シュテファンが「その言葉、二言はないな。しかと聞いたぞ」と頷いた。
ヨハンが一歩前へ進み出る。
「では、この場で教会ではなくマリー様に命を捧げる事を自らの剣に誓え。それが条件よ」
「元より! 聖女様にお仕えする修道騎士なれば。このロイジウス・ウーファー、聖女マリアージュ様に命をお捧げ致しましょう」
エトムント枢機卿が直々にロイジウスの剣を捧げ持ち、彼に渡してやっている。
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