466 / 758
うら若き有閑貴族夫人になったからには、安穏なだらだらニート生活をしたい。【1】
エスパーニャ王国第一王子レアンドロ。
アパレル事業のことをあれこれ考えながら、宮殿へと走る馬車に揺られる。
共に向かっているのは父サイモン、グレイ、カレドニア女王リュサイ、そして私の四人だ。後方の馬車にはサリーナら侍女数名に同行希望の記録魔エヴァン修道士。
外では護衛として馬の脚共三人、騎士ドナルド他数人、キャンディ伯爵家の所謂『平地の騎士』達がめいめい正装の上、馬で随行している。外、表に出てこれない隠密騎士達が遠巻きに追いかけてきているらしい。
お疲れのカレル兄は、久々のリフレッシュ休暇である。今頃釣りでもしているのかな。
麗しき月光の君(笑)を演じながらのアレマニア王女の接待はさぞかし気を張ったことだろう。
カレル兄には苦労をかけたと思う。好きなだけ鼻ほじったり変顔したり、ありのままのカレル兄で思う存分やりたい放題のびのびと過ごして欲しい――そう言うと、お前は俺を何だと思ってるんだ、と頬をむにっと掴まれた。
リュサイを連れて来たのは、客人として宮殿滞在中の神聖アレマニア第一皇女エリーザベト、エスパーニャ王国のレアンドロ第一王子に種痘の協力を求める為に面会する予定だからである。加えて、種痘の説明はなるべくまとめて一回で終わらせたいという個人的な事情もあり。
ちなみにヴェスカルを連れて来ることを一瞬考えたが、皇女エリーザベトがどう出るか分からないので却下となった。
兄達二人、義姉キャロラインは勿論、リュサイ達にも既に説明して、種痘を受けさせている。
カレドニア王国に広めるように手紙を認めて貰ったし、私も遠隔精神感応で現在のカレドニアの国政を取り仕切っている摂政オーエン伯リーアムに連絡をしておいたので大丈夫だろう。
女王リュサイには、皇女エリーザベトに種痘は受けても大丈夫だから皇帝にも進言して欲しいと説得してくれることを期待している。
「まあ、葡萄の収穫ですわね」
リュサイの言葉に窓の外を覗い見ると、農夫が葡萄を持った籠を運んでいる。
吹いてきた優しい風に、涼しさが混じり始めていた。
***
「マリー、お帰りなさい! 今日宮殿へ来ると聞いて待っていたのよ!」
トゥラントゥール宮殿に到着するなり、メティが両手を広げて待っていた。傍には迎えに来たであろう侍従が礼を取る姿。
「まあメティ、ただいま! 久しぶりね、元気にしていたかしら?」
侍従に会釈した後、私も彼女に両手を広げて抱擁し合う。やはり女の子は良いものだ。
柔らかい肢体の感触にいい匂いに――うっかり道を踏み外しそう。
彼女は以前より綺麗になったと思う。相手が推定アルバート王子なのがいまいち納得いかないが。
そんなおっさんっぽい思考を繰り広げながら感触を堪能していると、メティが私の耳に口を近づけた。
「うふふ、お陰様で。アルバート殿下ともいい感じだわ。それにしても斬新なドレスね。下は膨らませず、大胆な切込みがあって。でも、素敵だわ……もしかして、動きやすかったりする?」
「お察しの通り、コルセット無しなのよ。ピンも不要だわ。一人でも着れるし、何より着ていて楽。心地よさと機能を追求してデザインして作らせたの」
恐らく抱き合っている時に、感触で分かったのだろう。囁き方もそうだが、何かやらしい感じがする。
ドギマギしつつ私が答えると、彼女は「マリーがデザインしたの!?」と目を輝かせた。
「いいわね、私もこういうドレス欲しいかも」
「私で良ければデザインするわ。どんなイメージがいいか、希望はあるかしら?」
楽に着られるドレスは是非流行らせたい。メティにはマーメイドラインのドレスとかどうだろう。宮廷滞在中の彼女には是非広告塔となって貰いたい。
そんな若干の下心を混ぜ込みつつ、たわいない会話を楽しむ。
侍従に案内されて貴賓室へ到着すると、扉の前で「また後でね」と一旦別れた。
王宮の侍女がお茶とお菓子を運んで来る。精神感応で探ると、変なものは盛られていないようだ。サリーナ達がそれを受け取り、毒見の上で給仕。
顔半分を覆う薄絹を取る。お菓子を摘まみながらお茶を楽しんでいると、貴賓室の扉がノックされた。扉越しでの口頭のやり取りがあり、扉の傍に立って控えていた侍従がこちらを見る。
「オディロン陛下、並びにサリューン枢機卿猊下がおなりです」
父サイモンとグレイが立ち上がる。私もゆっくりと腰を上げた。
貴賓室にトラス王オディロンとサリューン枢機卿が入ってくると、父とグレイは臣下の礼を取って挨拶の向上を述べる。それに返答して頭を上げることを許した王は、今度はこちらを向くと恭しく頭を下げた。
「聖女マリアージュ様、お久しゅうございます」
「オディロン陛下におかれましても健勝なご様子で何よりですわ。サリューン・フォワ枢機卿も」
「お陰様で。しかしマリー様は大変な目に遭われたようですね。私としても心配のあまり胸が潰れるような思いを致しました。無事なお姿をこうして拝見できたことに、神への感謝と共に安堵しております」
「……その件についてはご心配をお掛けしましたわ」
言いながら、ちらりと壁の隅で騎士達と共に物静かに控えるエヴァン修道士を見やる。
まあ報告は行くだろうな。サリューン枢機卿は私の誘拐劇を知って度肝を抜かれたことだろう。
「ところで聖女様におかれましては、内々に何やら重要なお話があるとか……それも、神聖アレマニア帝国のエリーザベト皇女とエスパーニャ王国のレアンドロ第一王子も交えてのことと……」
「はい。ご配慮忝く存じますわ、オディロン陛下。これはトラス王国だけではなく、他国の貴人も交えてお話せねばならぬことなのです」
「それでリュサイ女王もご一緒されているのですね?」
サリューン枢機卿の問いに頷いた時、貴賓室の扉が再び叩かれた。
侍従が待ち人達の来訪を告げ、やがて扉が開かれる。
神聖アレマニア帝国の皇女エリーザベトは透視していたので知っていた。
恐らく、エリーザベトをエスコートしている身形の豪華な男性が、エスパーニャ王国第一王子レアンドロと思われる。
小麦色の肌に黒髪、大きめの黒い瞳。
背はそこまで高くなく、エリーザベトと同じぐらいだが、筋肉がしっかりとした体付き。
体毛は濃いようで、程よく口髭が整えられており、顎髭も綺麗に剃られている。
顔の彫りはトラス人よりも深く、キリリとした太目の眉が意志の強さを思わせた。
所謂、ラテン系の美男子がそこに立っていたのである。
共に向かっているのは父サイモン、グレイ、カレドニア女王リュサイ、そして私の四人だ。後方の馬車にはサリーナら侍女数名に同行希望の記録魔エヴァン修道士。
外では護衛として馬の脚共三人、騎士ドナルド他数人、キャンディ伯爵家の所謂『平地の騎士』達がめいめい正装の上、馬で随行している。外、表に出てこれない隠密騎士達が遠巻きに追いかけてきているらしい。
お疲れのカレル兄は、久々のリフレッシュ休暇である。今頃釣りでもしているのかな。
麗しき月光の君(笑)を演じながらのアレマニア王女の接待はさぞかし気を張ったことだろう。
カレル兄には苦労をかけたと思う。好きなだけ鼻ほじったり変顔したり、ありのままのカレル兄で思う存分やりたい放題のびのびと過ごして欲しい――そう言うと、お前は俺を何だと思ってるんだ、と頬をむにっと掴まれた。
リュサイを連れて来たのは、客人として宮殿滞在中の神聖アレマニア第一皇女エリーザベト、エスパーニャ王国のレアンドロ第一王子に種痘の協力を求める為に面会する予定だからである。加えて、種痘の説明はなるべくまとめて一回で終わらせたいという個人的な事情もあり。
ちなみにヴェスカルを連れて来ることを一瞬考えたが、皇女エリーザベトがどう出るか分からないので却下となった。
兄達二人、義姉キャロラインは勿論、リュサイ達にも既に説明して、種痘を受けさせている。
カレドニア王国に広めるように手紙を認めて貰ったし、私も遠隔精神感応で現在のカレドニアの国政を取り仕切っている摂政オーエン伯リーアムに連絡をしておいたので大丈夫だろう。
女王リュサイには、皇女エリーザベトに種痘は受けても大丈夫だから皇帝にも進言して欲しいと説得してくれることを期待している。
「まあ、葡萄の収穫ですわね」
リュサイの言葉に窓の外を覗い見ると、農夫が葡萄を持った籠を運んでいる。
吹いてきた優しい風に、涼しさが混じり始めていた。
***
「マリー、お帰りなさい! 今日宮殿へ来ると聞いて待っていたのよ!」
トゥラントゥール宮殿に到着するなり、メティが両手を広げて待っていた。傍には迎えに来たであろう侍従が礼を取る姿。
「まあメティ、ただいま! 久しぶりね、元気にしていたかしら?」
侍従に会釈した後、私も彼女に両手を広げて抱擁し合う。やはり女の子は良いものだ。
柔らかい肢体の感触にいい匂いに――うっかり道を踏み外しそう。
彼女は以前より綺麗になったと思う。相手が推定アルバート王子なのがいまいち納得いかないが。
そんなおっさんっぽい思考を繰り広げながら感触を堪能していると、メティが私の耳に口を近づけた。
「うふふ、お陰様で。アルバート殿下ともいい感じだわ。それにしても斬新なドレスね。下は膨らませず、大胆な切込みがあって。でも、素敵だわ……もしかして、動きやすかったりする?」
「お察しの通り、コルセット無しなのよ。ピンも不要だわ。一人でも着れるし、何より着ていて楽。心地よさと機能を追求してデザインして作らせたの」
恐らく抱き合っている時に、感触で分かったのだろう。囁き方もそうだが、何かやらしい感じがする。
ドギマギしつつ私が答えると、彼女は「マリーがデザインしたの!?」と目を輝かせた。
「いいわね、私もこういうドレス欲しいかも」
「私で良ければデザインするわ。どんなイメージがいいか、希望はあるかしら?」
楽に着られるドレスは是非流行らせたい。メティにはマーメイドラインのドレスとかどうだろう。宮廷滞在中の彼女には是非広告塔となって貰いたい。
そんな若干の下心を混ぜ込みつつ、たわいない会話を楽しむ。
侍従に案内されて貴賓室へ到着すると、扉の前で「また後でね」と一旦別れた。
王宮の侍女がお茶とお菓子を運んで来る。精神感応で探ると、変なものは盛られていないようだ。サリーナ達がそれを受け取り、毒見の上で給仕。
顔半分を覆う薄絹を取る。お菓子を摘まみながらお茶を楽しんでいると、貴賓室の扉がノックされた。扉越しでの口頭のやり取りがあり、扉の傍に立って控えていた侍従がこちらを見る。
「オディロン陛下、並びにサリューン枢機卿猊下がおなりです」
父サイモンとグレイが立ち上がる。私もゆっくりと腰を上げた。
貴賓室にトラス王オディロンとサリューン枢機卿が入ってくると、父とグレイは臣下の礼を取って挨拶の向上を述べる。それに返答して頭を上げることを許した王は、今度はこちらを向くと恭しく頭を下げた。
「聖女マリアージュ様、お久しゅうございます」
「オディロン陛下におかれましても健勝なご様子で何よりですわ。サリューン・フォワ枢機卿も」
「お陰様で。しかしマリー様は大変な目に遭われたようですね。私としても心配のあまり胸が潰れるような思いを致しました。無事なお姿をこうして拝見できたことに、神への感謝と共に安堵しております」
「……その件についてはご心配をお掛けしましたわ」
言いながら、ちらりと壁の隅で騎士達と共に物静かに控えるエヴァン修道士を見やる。
まあ報告は行くだろうな。サリューン枢機卿は私の誘拐劇を知って度肝を抜かれたことだろう。
「ところで聖女様におかれましては、内々に何やら重要なお話があるとか……それも、神聖アレマニア帝国のエリーザベト皇女とエスパーニャ王国のレアンドロ第一王子も交えてのことと……」
「はい。ご配慮忝く存じますわ、オディロン陛下。これはトラス王国だけではなく、他国の貴人も交えてお話せねばならぬことなのです」
「それでリュサイ女王もご一緒されているのですね?」
サリューン枢機卿の問いに頷いた時、貴賓室の扉が再び叩かれた。
侍従が待ち人達の来訪を告げ、やがて扉が開かれる。
神聖アレマニア帝国の皇女エリーザベトは透視していたので知っていた。
恐らく、エリーザベトをエスコートしている身形の豪華な男性が、エスパーニャ王国第一王子レアンドロと思われる。
小麦色の肌に黒髪、大きめの黒い瞳。
背はそこまで高くなく、エリーザベトと同じぐらいだが、筋肉がしっかりとした体付き。
体毛は濃いようで、程よく口髭が整えられており、顎髭も綺麗に剃られている。
顔の彫りはトラス人よりも深く、キリリとした太目の眉が意志の強さを思わせた。
所謂、ラテン系の美男子がそこに立っていたのである。
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が死んで満足ですか?
マチバリ
恋愛
王太子に婚約破棄を告げられた伯爵令嬢ロロナが死んだ。
ある者は面倒な婚約破棄の手続きをせずに済んだと安堵し、ある者はずっと欲しかった物が手に入ると喜んだ。
全てが上手くおさまると思っていた彼らだったが、ロロナの死が与えた影響はあまりに大きかった。
書籍化にともない本編を引き下げいたしました
【完結】『飯炊き女』と呼ばれている騎士団の寮母ですが、実は最高位の聖女です
葉桜鹿乃
恋愛
ルーシーが『飯炊き女』と、呼ばれてそろそろ3年が経とうとしている。
王宮内に兵舎がある王立騎士団【鷹の爪】の寮母を担っているルーシー。
孤児院の出で、働き口を探してここに配置された事になっているが、実はこの国の最も高貴な存在とされる『金剛の聖女』である。
王宮という国で一番安全な場所で、更には周囲に常に複数人の騎士が控えている場所に、本人と王族、宰相が話し合って所属することになったものの、存在を秘する為に扱いは『飯炊き女』である。
働くのは苦では無いし、顔を隠すための不細工な丸眼鏡にソバカスと眉を太くする化粧、粗末な服。これを襲いに来るような輩は男所帯の騎士団にも居ないし、聖女の力で存在感を常に薄めるようにしている。
何故このような擬態をしているかというと、隣国から聖女を狙って何者かが間者として侵入していると言われているためだ。
隣国は既に瘴気で汚れた土地が多くなり、作物もまともに育たないと聞いて、ルーシーはしばらく隣国に行ってもいいと思っているのだが、長く冷戦状態にある隣国に行かせるのは命が危ないのでは、と躊躇いを見せる国王たちをルーシーは説得する教養もなく……。
そんな折、ある日の月夜に、明日の雨を予見して変装をせずに水汲みをしている時に「見つけた」と言われて振り向いたそこにいたのは、騎士団の中でもルーシーに優しい一人の騎士だった。
※感想の取り扱いは近況ボードを参照してください。
※小説家になろう様でも掲載予定です。
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
「君は有能すぎて可愛げがない」と婚約破棄されたので、一晩で全ての魔法結界を撤去して隣国へ行きます。あ、維持マニュアルは燃やしました。
しょくぱん
恋愛
「君の完璧主義には反吐が出る」――婚約者の第一王子にそう告げられ、国外追放を命じられた聖女エルゼ。彼女は微笑み、一晩で国中の魔法結界を撤去。さらに「素人でも直せる」と嘘を吐かれた維持マニュアルを全て焼却処分した。守護を失いパニックに陥る母国を背に、彼女は隣国の軍事帝国へ。そこでは、彼女の「可愛くない」技術を渇望する皇帝が待っていた。
〈完結〉【書籍化&コミカライズ・取り下げ予定】毒を飲めと言われたので飲みました。
ごろごろみかん。
恋愛
王妃シャリゼは、稀代の毒婦、と呼ばれている。
国中から批判された嫌われ者の王妃が、やっと処刑された。
悪は倒れ、国には平和が戻る……はずだった。
転生皇女セラフィナ
秋月真鳥
恋愛
公爵家のメイド・クラリッサは、幼い主君アルベルトを庇って十五歳で命を落とした。
目覚めたとき、彼女は皇女セラフィナとして生まれ変わっていた——死の、わずか翌日に。
赤ん坊の身体に十五歳の記憶を持ったまま、セラフィナは新しい人生を歩み始める。
皇帝に溺愛され、優しい母に抱かれ、兄に慈しまれる日々。
前世で冷遇されていた彼女にとって、家族の愛は眩しすぎるほどだった。
しかし、セラフィナの心は前世の主・アルベルトへの想いに揺れ続ける。
一歳のお披露目で再会した彼は、痩せ細り、クラリッサの死を今も引きずっていた。
「わたしは生涯結婚もしなければ子どもを持つこともない。わたしにはそんな幸福は許されない」
そう語るアルベルトの姿に、セラフィナは決意する。
言葉も満足に話せない。自由に動くこともできない。前世の記憶を明かすこともできない。
それでも、彼を救いたい。彼に幸せになってほしい。
転生した皇女が、小さな身体で挑む、長い長い物語が始まる。
※ノベルアップ+、小説家になろうでも掲載しています。