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毒杯
旱鬼お姫(かんきおひい)
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旱鬼お姫(かんきおひい)は、
有翼の蛇に変化(へんげ)し、小寿林領の上空を飛行していた。
そこへ現れたのは、にわか雨⛈️。
お姫(おひい)はさっそく、旱鬼の力をふるう。
日差しは強まり、外気温も暑くなる。
✶
その下界ではーー
一人の名無しキッズが、山道を歩いていた。
「おええっ🤢、ゲホッ……
はあ、喉乾いた。はやくはやく、水が飲みたい。
竹水筒はすでに空っぽ……上流で沢の水を汲まなくちゃ」
そこへ、にわか雨⛈️が降り注ぐ。
「よっしゃあ、これでもう大丈夫だ。
沢が濁る前に水汲んで、さっさと帰ろっと♪」
名無しキッズは、嬉しさのあまり先を急ぐ。
すると突如として、
木々もまばらな、視界の開けた場所に差し掛かった。
「おや、こんな原っぱあったっけか?」
✶
そこから先は快晴だった。
旱鬼お姫(かんきおひい)が、
日照りをフルパワー出力し、にわか雨⛈️消滅の真っ最中だったからだ。
名無しキッズは、不思議に思いながらも原っぱに足を踏み入れる。
そこでは、にわか雨⛈️と、
旱鬼お姫(かんきおひい)が、押し合いへし合いしている古代神修羅場である。
だが一般通過・名無しキッズには、
そんな神の子同士の喧嘩など見えはしない。
名無しキッズが丁度ーー
その喧嘩現場に差し掛かった瞬間、
翼の生えた、光り輝く旱鬼お姫(かんきおひい)とすれ違った。
『ウーン、でかしたぞ名無しキッズ!
雷小僧がビックリして逃げたから、
肥遺(ひい)の大勝利🐍🪽✨️
ここら一帯は、肥遺(ひい)の縄張りだ❤
さーて、さっそく! 日照り日照り☀』
途端に雨はぷっつりと止み、あたり一帯晴れ間が広がる。
名無しキッズは、キョロキョロ周囲を見回すが、
神格のある古代妖魔など、当然見える訳がない。
✶
しかし、この名無しキッズは一味違う。
名無しキッズの暮らす里は、
肥遺(ひい)によるカンカン照りのせいで、もはやこれまで。
父である木端役人は、
流れの祈祷師・衣香に雨乞い祈祷を命じたが、
それは完全なる失敗に終わった。
そしてーーつい最近、新たに妹が産まれたために、
名無しキッズは、
父の数多いる愛人の一人でしかない母の命令で、
まだ赤子の弟を口減らしした。
だが、野兎の巣穴へ埋めに行く道中、弟は息を吹き返す。
「そうだ……一緒に崖から飛び降りればいいんだ😆!」
ライ麦畑のホールデンも、真っ青の思考回路である。
しかしここにも、ライ麦要員が一人居た。
「この、つまらんガキンチョめ💥!
親如きに従うな💢
好き勝手生きるのだ! 予はそれで超絶幸せ♪
たとえ明日死のうと、わが人生に悔いはない🤪」
名無しキッズと道連れ弟の崖ダイブは、
古代ライ麦畑要員にして、
雨乞い失敗祈祷師・衣香に阻まれ、
無事失敗に終わったのだった。
臨死体験者となった弟は、
無事(?)衣香に引き取られて居なくなった。
✶
インチキ祈祷師は、去り際にとんでもないセリフを吐いた。
「あれは旱鬼(かんき)だ。わざと祓わなかった。
この弟は予が引き取る。だから早まんないでよね。
先々の見込みが狂うから」
有翼の蛇に変化(へんげ)し、小寿林領の上空を飛行していた。
そこへ現れたのは、にわか雨⛈️。
お姫(おひい)はさっそく、旱鬼の力をふるう。
日差しは強まり、外気温も暑くなる。
✶
その下界ではーー
一人の名無しキッズが、山道を歩いていた。
「おええっ🤢、ゲホッ……
はあ、喉乾いた。はやくはやく、水が飲みたい。
竹水筒はすでに空っぽ……上流で沢の水を汲まなくちゃ」
そこへ、にわか雨⛈️が降り注ぐ。
「よっしゃあ、これでもう大丈夫だ。
沢が濁る前に水汲んで、さっさと帰ろっと♪」
名無しキッズは、嬉しさのあまり先を急ぐ。
すると突如として、
木々もまばらな、視界の開けた場所に差し掛かった。
「おや、こんな原っぱあったっけか?」
✶
そこから先は快晴だった。
旱鬼お姫(かんきおひい)が、
日照りをフルパワー出力し、にわか雨⛈️消滅の真っ最中だったからだ。
名無しキッズは、不思議に思いながらも原っぱに足を踏み入れる。
そこでは、にわか雨⛈️と、
旱鬼お姫(かんきおひい)が、押し合いへし合いしている古代神修羅場である。
だが一般通過・名無しキッズには、
そんな神の子同士の喧嘩など見えはしない。
名無しキッズが丁度ーー
その喧嘩現場に差し掛かった瞬間、
翼の生えた、光り輝く旱鬼お姫(かんきおひい)とすれ違った。
『ウーン、でかしたぞ名無しキッズ!
雷小僧がビックリして逃げたから、
肥遺(ひい)の大勝利🐍🪽✨️
ここら一帯は、肥遺(ひい)の縄張りだ❤
さーて、さっそく! 日照り日照り☀』
途端に雨はぷっつりと止み、あたり一帯晴れ間が広がる。
名無しキッズは、キョロキョロ周囲を見回すが、
神格のある古代妖魔など、当然見える訳がない。
✶
しかし、この名無しキッズは一味違う。
名無しキッズの暮らす里は、
肥遺(ひい)によるカンカン照りのせいで、もはやこれまで。
父である木端役人は、
流れの祈祷師・衣香に雨乞い祈祷を命じたが、
それは完全なる失敗に終わった。
そしてーーつい最近、新たに妹が産まれたために、
名無しキッズは、
父の数多いる愛人の一人でしかない母の命令で、
まだ赤子の弟を口減らしした。
だが、野兎の巣穴へ埋めに行く道中、弟は息を吹き返す。
「そうだ……一緒に崖から飛び降りればいいんだ😆!」
ライ麦畑のホールデンも、真っ青の思考回路である。
しかしここにも、ライ麦要員が一人居た。
「この、つまらんガキンチョめ💥!
親如きに従うな💢
好き勝手生きるのだ! 予はそれで超絶幸せ♪
たとえ明日死のうと、わが人生に悔いはない🤪」
名無しキッズと道連れ弟の崖ダイブは、
古代ライ麦畑要員にして、
雨乞い失敗祈祷師・衣香に阻まれ、
無事失敗に終わったのだった。
臨死体験者となった弟は、
無事(?)衣香に引き取られて居なくなった。
✶
インチキ祈祷師は、去り際にとんでもないセリフを吐いた。
「あれは旱鬼(かんき)だ。わざと祓わなかった。
この弟は予が引き取る。だから早まんないでよね。
先々の見込みが狂うから」
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