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毒杯
神の娘
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放火犯キッズは、明来る日の朝ーー
水汲みに出かける勾人とその母を見かけ、声をかける。
勾人の母はどこか、気まずげだ。
「俺も喉が渇いた。一緒に行っていい?」
勾人がその手をそっと取り、軽く握った。
「道に迷わないようにね」
「ウン」
放火犯キッズも自然に応じ、二人の手が絡む。
道中の会話は、計里氏の歴史と文化に及んだ。
「禁足地?」
「古き祠があるのさ。計里氏に伝わる勾玉を祀った……」
勾人は楽しげに語り始める。
放火犯キッズはくすりと笑い、首をかしげながら聞き入る。
「この川が枯れたことがあったんだ」
勾人は身ぶりを交えて続ける。
「計里氏の許嫁の娘が、水不足に悩む村人を救うために、海に身を投げたんだ」
「そんな……」放火犯キッズの声が小さく漏れる。
「でもね、二月後には雨が降り、川は復活した。
氾濫する川に、計里氏の祖先が許嫁の形見である勾玉を投げ入れて祈ったんだ。
もう二度と、生贄には頼らない」
放火犯キッズはくすくす笑い、勾人も嬉しそうに頷く。
勾人はさらに、明るい声で付け加える。
「ほら、見えてきた。あれが祠だ。形見の勾玉が祀られている」
「えええ? 川に投げ込んだんじゃ……」
「疑うのか? きっと治まった後に拾ったのさ。
もしくは沢山持ってたんだ。許嫁は勾玉を――」
✶
肥遺は、キッズどもの初恋の予感❤に胸を震わせた。
するとーー、
『お待ち💢、ここから先は計里氏の領域だ!』
突如、勾玉伝説の許嫁が現れ、
肥遺に喧嘩をふっかけた。
『何だぁ? やろうってか?🐍🪽✨️
元人間の小娘よ』
水汲みに出かける勾人とその母を見かけ、声をかける。
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「ウン」
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「そんな……」放火犯キッズの声が小さく漏れる。
「でもね、二月後には雨が降り、川は復活した。
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もう二度と、生贄には頼らない」
放火犯キッズはくすくす笑い、勾人も嬉しそうに頷く。
勾人はさらに、明るい声で付け加える。
「ほら、見えてきた。あれが祠だ。形見の勾玉が祀られている」
「えええ? 川に投げ込んだんじゃ……」
「疑うのか? きっと治まった後に拾ったのさ。
もしくは沢山持ってたんだ。許嫁は勾玉を――」
✶
肥遺は、キッズどもの初恋の予感❤に胸を震わせた。
するとーー、
『お待ち💢、ここから先は計里氏の領域だ!』
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