衣夢々談(きぬむむだん) ――これはガチで死んだなと思ったら、夢にまで見た異世界でチート級超能力者だった。なお、

テジリ

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文明

暗殺犯

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 太子ハルマ冠の行幸行列は、へゴン宮を抜け、
 サルヌリ朝の辺境へと進んでいた。

 ハルマ太子は牛車の中で、
 イダ束であるあなたに、今日も今日とて甘えまくる。

「イダ束は~吾様の妃~♪ もっと近くに来い🐵✨️」

 あなたは、ため息をついた。

「ハイハイ……ほんと、俺様戴冠ソックリ。
 吾様太子、ヨシヨシ~♪」

 しかし行列の後方で、突如異変が起きた。

 ✶

 環濠集落を焼き払ったのち――
 へゴン宮へとたどり着いた、縄文児・幻(まぼ)。

 彼は一行の、牛車を引く牛に飛びかかった。
 牛が暴れ出せば、中に乗る貴人など。
 ひとたまりもなく大怪我だ。最悪しぬだろう。

「流民女から聞いたぞ!!
 衣縫は女教祖となったが既に死に、
 跡取り娘衣打はそれを手土産に、
 サルヌリ朝でぜいたく三昧!!

 サルヌリ朝は単なる残酷趣味ではなく、
 人口増加で土地不足にあえぐ。
 太子許嫁の衣打を足がかりに、
 へゴン宮から寄進地を割譲済。

 それでもまだ足りず、
 東に勢力圏を拡大するさなか――
 オレたちの集落を襲った!!
 下手人は、サルヌリ朝!!」

 幻は、鋭く割った黒曜石を振り上げた。
 しかしそれは、素人の動き。
 側近武官ユハライが、即座に間合いを詰め、未熟な暗殺犯を押さえ込んだ。

 アマネ妃は、幻の顔をひと目見るなり微笑んだ。

「まあ♡ わが大甥にそっくり♪
 活かしておいて頂戴」

「合点承知🐵✨️♪」

 縄文児・幻は、ハイターク一族に捕らえられ、引っ立てられていった。

 イダ束であるあなたは、しばし呼吸を忘れる。
 ハルマ冠は、あなたに抱きついた。

「イダ束!! 気にするでない。アレは民草以下の土くれだ」

 しかしあなたは、浮かない顔のまま。

(おれ、マリー・アントワネットも真っ青なポジション😱!?)





【小説イメージMV】
使用曲:VOICE
作詞:歌手AI(アイ)様 作曲:歌手AI(アイ)様・UTA様
TBSテレビドラマ「夜行観覧車」主題歌(2013/2/13発売)

https://youtube.com/shorts/9u2BjgYubDw?si=2mMA_3ruW46Vuskx
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