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「あ~~…」

思わず声に出してしまいレオナルドさんが反応してしまった。

さて急いでまずは支障が無さそうなものを選ばねば。

「どうしました真由実さん?何かスキルの事ではっけんが?」

鋭い指摘、さすが副団長、さす副。

「ええ、なんかうどん職人に詳細があったので驚いただけです。」

コレは本当の事。

スキルに詳細がある場合があると教えてくれたのはレオナルドさんだし、
隠すにしても全ては無理がくるので小出しで誤魔化す方向にもっていく。

バレても国の為に利用されそうに無いのは召喚かな?
(うどん屋に関わったって文字が気になるけどまぁそこは隠れて確かめるしかないかな?

まずは当たり障りの無い物から試して国の利益になる物は避けるか?

でも多少は利益になるけどわざわざ頼むのはと思わせる物もオッケーにしないとかな?

要求される事はあの国王様なら無いだろうけどその他は分からないからなぁ、

最悪いつでも逃げれる事も考えて濁しつつ準備だけはしておこうかな?)


その詳細を教えてくれという顔で次の言葉を待っているレオナルドに詳細の全容として
一部を教える

「なんかうどん職人のレベルが高いみたいでうどんメニューに?関する物なら召喚が可能と出ています。
多分ですけど材料とか道具とかだと思うのですが
普通物の召喚なんて可能なんですか?」

「ええっ?
凄いじゃないですか!
魔力が高ければそれなりに召喚できますが何でもとはいかないはずです。

まぁ、一般的な召喚といえば使役する魔獣や精霊、
今回の様な聖女や勇者等の場合はかなりの高レベルですが。

…いや、やろうと思えば出来るのか?

試した事がないだけで無機物ならそこそこの魔力でいけるはず、
コレは新しい発見では?

…はっ!すみません。

多分ですが
真由実さんのうどん関連の召喚が可能という事は
我々は今まで固定概念に囚われていたという事の証明になるのだと思います。

後程国王に報告後検証する事案だと思いますが
万が一真由実さんだけが多岐の召喚が可能となれば一度専門家と検証させて頂けないでしょうか?

他言は致しませんし、国から何か要求する事は致しませんので宜しくお願いします!」


さす騎士レオナルドさん。

国から何か要求や強要があれば私が逃げるつもりでいるのは予測済みで先手を打ってきたわね。

多分今の説明通りだと必要な魔力量が十分足りれば
生き物が可能だったんだから

物になればなおさら簡単なんじゃなかろうか。

私だけとかは間違いなく免れるかな?

もしもの場合は小さい物や少量に留める様にすれば大丈夫かな?

魔力量=召喚量にしなければいけるはず。

 そもそも私の魔力量が無限になっているのはバレてないしね。
 
ステータスオープンで開示されてるレベルは見た目年齢の23で平均より少し高い位だったはずだし

適正魔法も不明?になってた上に魔力量が限定的適応とか意味不明な掲示だったんだよね~。

だからなおさら無能スキル判断になったんだけどね!

自分でもスキルチートがあるのでは?

ってラノベ鉄板の知識がなかったら考え込んで
なんとなくだけど
オロオロして城のお世話になる方向で過ごして

あの事件の時には普通にお菓子を食べて死んでたんだろうなぁ~。

あ~、つくづくラノベを読んでて良かった~!

本当にいらない知識はないよネ~(⁠^⁠^⁠)

とりあえずレオナルドさんは交代で来た護衛と代わりお城に帰り
夕飯迄に戻るとの事なので

私の方でも無理のない範囲で検証をしておく事になった。

交代の護衛さんとは顔を合わせる事は無く
私の護衛とは本人は知らない。

レオナルドさんによればこの敷地に人が侵入しない様に配置された極秘の特任としているそうだ。

なので今は回りに人はいないので先に2つの検証をしていこう!

召喚した物を隠す為には見えない様にする。

ならば空間魔術を試して収納すれば良い。

あの説明ならば間違いなくコレは収納のスキルなはず!

うどん職人スキルの詳細がコレ来た!
鉄板!
ばかりなはずだから!

まぁ、重量無限とか時間経過有無しとかソレしかないでしょ!

と、いう訳で先に簡単な物を召喚してサクッと検証します。

まずはうどんといえば麺でしょう!

粉なのか仕込んだ麺帯なのか、

茹でる前の状態なのか

茹でた後の玉取り状態なのか

そんな事を考えてたからか漠然と考えたからか

「麺、召喚!」

と声に出せば光が現れ目の前に粉に始まり先程考えた物全てが現れた。

「あ、成功?」

とりあえず召喚は出来たけど成功なのかな?

ひとつずつより沢山同時に出来るのは効率が良いけどバレたら良くない様な気がする。

「麺、召喚!」

今度は完成系のうどんを思い浮かべたらそのまま丼に入った
温かいかけうどんが出てきた。

コレはコレで凄いけど又又見せられない様な?

「麺、召喚!」
「……」

2回連続茹でた玉取り状態のうどんを思い浮かべ声に出すのと頭の中で唱えるのとで、

「うん、成功!」

両方成功。

そのまま今度は収納を試す。

さっきのかけうどんを先に収納しないと冷めてしまうので

丼を持ってひとつの部屋にテーブルがあってそこに置くイメージで

「収納!」

おおっ!

手に持っていた丼が消えた!

なんか召喚で目の前に物が出てくるより手に持っていた物が突然消える方が実感する!

サクサクっと召喚した物を収納していこう!
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