異世界に転生~縁が導く~

フォウリュウ

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第二章

中学年の生活3~武器練習~

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<中学年の生活3~武器練習~>

 お昼休みを取り、今日から武器の特性について授業が始まるので、俺達は選択した武器を教えてくれる先生の元に移動する。俺は剣と槍を選んでいたが、最初は槍を習うことに決めていたので練習場に移動をすると、秤先生が待っている、練習場には俺を含む二十人ほど来ていて、暫く待つが授業が始まる鐘がなり始まる。さっそく、
「おし、時間になったから今から槍の授業を始める。まぁ、他の授業も一緒なんだが、まずは基礎をみっちりとやってもらう、退屈な授業になるかもしれないが、基礎や基本をおろそかにする者ははっきり言って強くはなれない。強くなるのに近道はないってことだ。分かったな。」
「「「はい。」」」
「よし、いい返事だ。まずは、槍の特徴について簡単に説明をする。長い棒に尖った刃を付けたり、棒を尖らせると槍になる。まぁ、槍の先の形でちょっと攻撃方法が変わるが、槍は突くことに主な目的の武器だ。だから、剣とかと違い地味ではある。だが、戦いでは活躍する武器ではあるということは分かってほしい。」
俺は父さんに槍については聞いていたが、やっぱり、同じことを言ってるな~と思う。
「では、早速基本を習ってもらうが、いきなり槍を使ってということはしない。棒を使って覚えて行ってもらう。棒と槍は共通する事が多いんでな。とりあえず、教室の後ろに二メートルの棒があるので、各自取ってきなさい、大きさや重さは同じにしているから、どれを選んでも一緒だからな。」
俺達は先生に言われた通りに棒を取りに行き、すぐさま先生の周りに集まる。
「よし、取って来たな。それでは、五人横並びの五列になりなさい。そして、間隔を前後左右二メートルは空けるように。」
「「「「はい」」」
俺達は、言われたように整列をして、間隔をあけ終わると、
「よーし、それじゃあ、まずは握り方からだが、見本を見せるからな、まずは棒を立てて、右腕の方で下から約四分の一を握る、そして左腕の手を右手から約四十センチぐらい空けて握り、そのまま棒の先を下ろし右手を腰の位置に持ってくる。そして、左足を前に出す。これが、基本的な構えになる。左利きの奴は、これが逆になるだけだからな。おし、お前ら構えてみろ」
言われた通りに、構えてみるが、やはり、棒の先の高さがバラバラになっている。それを見た先生は、
「それでは、一旦構えを解きなさい。それで、今見せてもらって分かったのが、棒の先が上すぎたり、下がりすぎたりしているものが見えた。それで、棒の先はどこを向ければいいかを今から言うからしっかり覚えておくように」そう言うと、生徒の一人を立たせ先生が構える。
「それでは、この構えたまま立っている生徒に近づきます。」
ゆっくりと構えたまま進んでいくと、棒の先端が立った生徒の心臓の前に来る。そして、少し下がり構えを解くと
「さて、今先生が構えて近づいて行ったけども、棒の先端が心臓にずっと向いていたのが分かったと思う。どんな敵でも心臓をやられたら生きていけないから、構えた時は先は心臓を狙うように構えること。」
「「「「はい」」」」俺達ははっきりした言葉で返すと、
「それじゃあ、前後で向き合って構えてみて、心臓の位置にあるかをお互いに確認しあってみなさい。」
俺ともう一人はお互いに構えたまま近づいて位置を確認しあい、そのまま下がっていく。
「今構えたままにしていると状態を覚えておくように、それでは、一旦おろしてこちらを向くように。」
後ろを向いていたので、先生の方に向きなおす。先生は全員が向き直ったのを確認して、
「まぁ、今のを今後はしばらくやってもらうことになる、そして、構えが自然とできるようになったら、実際の動きを取り入れていくことになるんで、本当に、面白みはないと思う、が、しばらくは、つきあってくれ」
「「「はい、わかりました。」」」全員大きな声で返事をする、その声に先生はうれしそうな顔になる。
「おおし、ありがとう、みんあ、じゃあ、構えだけだが、今日は頑張ろう。」
そう言って、俺達はお互いに向き合い構えを繰り返しつつ、先が高いとか低いとかを言い合いながら練習するのであった。

槍の授業が終わり帰宅しようとすると、丁度終わったのか、亮に沙羅が教室に戻ってくる。授業の内容で帰宅時間がバラバラになることが多くなると、先生が言っていたが、今日は一緒になる。
「あ、利久君、終わったの?」亮が俺に気づいて声をかけてくる。
「ああ、今日は終わったよ、帰って、今日の復習をやろうと思ってる。」
「そうなんだ、ほんとに好きだね。じゃ、僕も一緒にやろうかな。」と二人だけで、盛り上がっていると、
「ちょっと、私も一緒に行ってするんだから、二人だけで盛り上がらないでよ。」そういって、沙羅がぷんすかと言った感じで話してくる。
「でも、最近は筋肉が~と言いつつ来なかったりしてたから…」と、亮がいいわけじみたことを言おうとすると、沙羅が亮に近づいて、俺に見えないようにして話かけると、亮が青い顔になる。そして、
「うん、きょ、今日は一緒に頑張ろう。」とどもりながら答える。俺は何か恐ろしいことでも言われたんだなと思いつつ、知らんぷりを決めることにし、さっさと帰ろうと言って帰宅する。

 家に帰ると、今日はニーナ母さん教える日だったようで、弓と術の訓練があっていたので、邪魔にならないように端の方に行き道場にある木の棒を持って今日習った構えをしようとしてると、亮がやってきて早いねと言いつつ、亮に合わせた長さの木の短剣をもって来る。
「なあ、短剣の構えとか習ったのか?」と質問すると、構えの練習をしながら質問すると、
「うーん、そうだね、短剣てさ短いから、攻撃の時と防御の時で持ち方を臨機応変にしなくちゃだめって習ったよ。例えば、すれ違いざまに切りつける時は刃を横になるように持ったり、防御の時も同じようにするといいってで、突く攻撃の時は短剣を刺したままにする覚悟で攻撃をするようにって言われたよ。」
「へえ、突く攻撃は刺したままって言うのはすごいな。」
「うん、ちょっと刺したぐらいじゃ、致命傷になりにくいからって言われてたけど、僕の攻撃方法はどちらかと言うと、動きつつ切り裂いていく方法が一番しっくりくるかなって思ってるけどね。」
「へー、考えてやってるんだ。俺も見らわなくちゃな~。」
「えー、利久君こそ考えてやってると思ったけど。」意外だなと言った感じで答えを返してくると同時に、
「お待たせ~。」と言って沙羅が入ってくると、やはり、何事かと言った感じで今日の受講生たちが沙羅や俺達の方を見るが、練習着なのでああ練習に来たんだとわかり、元の状態に戻る。
「なあ、沙羅、いつも言ってるだろう、練習生の人達がいるかもしれないから、状況を確認して入って来いって何度言えば身に着くのかねぇ?」と、無駄だと思いつつ注意する。
「あははは、ごめん、ついついね。で、二人は何の練習をしているの?」
「俺は槍の構えを練習しているよ。」
「僕は、短剣の持ち方かな。」と俺達は返す。
「そうなんだ、じゃあ、私は弓の構え方をやろっかな。私の弓は和弓の方らしいから、ちょっと違うから。」
「へ~、弓って言っても色々あるから大変だよな。おし、それじゃ、お互いに今日の事をやろう。」
俺達はそれから、約1時間ほど練習をしていると、沙羅が時間が来たのか、じゃ、帰るね、また明日と言って道場を後にしたので、少し休憩して、俺は槍の練習から刀の練習に変更して汗を流した。もちろん、亮は短剣の素振りを繰り返していた。
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