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おはようございます
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パシャッーン!
「ごふっ!?冷たっ!」
蓮さんの顔に無表情で水をかけるとびっくりしたように水の冷たさに飛び起き酔いが冷めたのか目をぱちくりさせている。
「蓮さん、おはようございます」
「ん?せなか…毎度のことながら水までかける必要ないんじゃないか?」
「水までかけないと何処ぞの酔っ払いは起きませんから」
「くっ…相変わらずの憎まれ口だな」
「お褒めに頂いて嬉しいです」
「褒めてねぇつーの…」
蓮さんはムクっと体を起こすと差し出したハンカチで濡れた顔を拭く。
「それよりもう帰宅時間だろ?はやく帰れ」
「誰のせいで長引いたと思ってるんですか、言われなくてもこんな事がなかったらそそくさと帰ってます。じゃ、”速く”帰りたいので失礼します。お疲れ様でした」
ダッシュでその場を後にし顔を吹く蓮さんを残して帰宅した。
*
ガチャ
「ん?蓮、起きたのか?」
「まぁな…」
せなに貰ったハンカチで体を拭きながら水気を落とし休憩室に入るとパソコンに向かう隆二の姿があった。
「隆二こそまだ仕事か?」
「ああ、あと少しで終わるところだ」
「そうか、大変だな…」
「せなよりはマシだと思うけどな。毎度のことのようにお前を起こすはめになっているせなよりはね?」
「お前まで憎まれ口言わなくたっていいだろうが!毎度のように水をかけられる俺の身にもなれよ」
「そう思うなら水をかけられないように飲みすぎに注意すればいいだろ?」
「そ、それは…」
図星とばかりに何も言い返せないでいると隆二は終わったのかパソコンを閉じドアのぶに手をかける。
「仕事も終わったし、俺もはやく着替えて帰るよ。お疲れ、蓮」
「ああ、お疲れ」
バタン…
隆二が出ていくのを見送ると一人休憩室にて煙草に火をつけ咥える。
「ふぅ…俺も帰るとするかな。もう飲む気になれねぇし…」
煙草の煙が休憩室にて広がり誰も居ない休憩室に小さく呟きが響き渡った…
「ごふっ!?冷たっ!」
蓮さんの顔に無表情で水をかけるとびっくりしたように水の冷たさに飛び起き酔いが冷めたのか目をぱちくりさせている。
「蓮さん、おはようございます」
「ん?せなか…毎度のことながら水までかける必要ないんじゃないか?」
「水までかけないと何処ぞの酔っ払いは起きませんから」
「くっ…相変わらずの憎まれ口だな」
「お褒めに頂いて嬉しいです」
「褒めてねぇつーの…」
蓮さんはムクっと体を起こすと差し出したハンカチで濡れた顔を拭く。
「それよりもう帰宅時間だろ?はやく帰れ」
「誰のせいで長引いたと思ってるんですか、言われなくてもこんな事がなかったらそそくさと帰ってます。じゃ、”速く”帰りたいので失礼します。お疲れ様でした」
ダッシュでその場を後にし顔を吹く蓮さんを残して帰宅した。
*
ガチャ
「ん?蓮、起きたのか?」
「まぁな…」
せなに貰ったハンカチで体を拭きながら水気を落とし休憩室に入るとパソコンに向かう隆二の姿があった。
「隆二こそまだ仕事か?」
「ああ、あと少しで終わるところだ」
「そうか、大変だな…」
「せなよりはマシだと思うけどな。毎度のことのようにお前を起こすはめになっているせなよりはね?」
「お前まで憎まれ口言わなくたっていいだろうが!毎度のように水をかけられる俺の身にもなれよ」
「そう思うなら水をかけられないように飲みすぎに注意すればいいだろ?」
「そ、それは…」
図星とばかりに何も言い返せないでいると隆二は終わったのかパソコンを閉じドアのぶに手をかける。
「仕事も終わったし、俺もはやく着替えて帰るよ。お疲れ、蓮」
「ああ、お疲れ」
バタン…
隆二が出ていくのを見送ると一人休憩室にて煙草に火をつけ咥える。
「ふぅ…俺も帰るとするかな。もう飲む気になれねぇし…」
煙草の煙が休憩室にて広がり誰も居ない休憩室に小さく呟きが響き渡った…
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