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ミッション
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隆二が豹と朝食を取っていた頃、自室にいた星那は素のままカツラやサラシを取り制服に袖を通していた。
「よし!裏口から出た方がいいよね…」
一瞬窓から出ようと考えたがここは2階、落ちたら死にはしなくても怪我はするだろう。
「う~ん、裏口とかあればなぁ…」
とにかく、隆二さんは豹が引き止めているし今のうちに1階に降りて裏口探してみよ!
1階に降りるとダイニングにて豹と隆二さんの話し声が聞こえた。
豹が隆二さんを引き止めておけるのも時間の問題だよね…
1階の廊下を足音立てずに歩きつつ裏口を探していると行き止まりと思っていた部屋の右側に通路がある事に気づいた。
「あ!裏口発見!」
通路の奥には裏口と思われる網戸付きのドアがあった。
「よし、これで…」
バサッ…
ん?
行き止まりと思われた部屋の中から何かが落ちる音が聞こえ裏口に向かおうとしていた足がピタリと止まった。
何だろう?
気になってドアノブに手をかけてみると空いてるとは思わなかったドアが開いた。
「え…」
恐る恐る中を覗いてみると中には沢山の難しそうな本の山と何かが書かれた書類が散乱していた。
凄い…
ドアを閉め直し再度裏口に足を向ける。
あの部屋って蓮さんの何の部屋なんだろ?
ふとした疑問が頭の中に浮かんだが今はそれどころではない。
裏口の入口に立ち、隆二に聞こえるように大声を出す。
「いってきま~す!」
よし、これで私が学校に行った事を知らせる事が出来た。
きっと今の状況はミッションクリアの音楽が流れてもおかしくないだろうとイタズラを成功した時の笑みを浮かべたのだった。
「よし!裏口から出た方がいいよね…」
一瞬窓から出ようと考えたがここは2階、落ちたら死にはしなくても怪我はするだろう。
「う~ん、裏口とかあればなぁ…」
とにかく、隆二さんは豹が引き止めているし今のうちに1階に降りて裏口探してみよ!
1階に降りるとダイニングにて豹と隆二さんの話し声が聞こえた。
豹が隆二さんを引き止めておけるのも時間の問題だよね…
1階の廊下を足音立てずに歩きつつ裏口を探していると行き止まりと思っていた部屋の右側に通路がある事に気づいた。
「あ!裏口発見!」
通路の奥には裏口と思われる網戸付きのドアがあった。
「よし、これで…」
バサッ…
ん?
行き止まりと思われた部屋の中から何かが落ちる音が聞こえ裏口に向かおうとしていた足がピタリと止まった。
何だろう?
気になってドアノブに手をかけてみると空いてるとは思わなかったドアが開いた。
「え…」
恐る恐る中を覗いてみると中には沢山の難しそうな本の山と何かが書かれた書類が散乱していた。
凄い…
ドアを閉め直し再度裏口に足を向ける。
あの部屋って蓮さんの何の部屋なんだろ?
ふとした疑問が頭の中に浮かんだが今はそれどころではない。
裏口の入口に立ち、隆二に聞こえるように大声を出す。
「いってきま~す!」
よし、これで私が学校に行った事を知らせる事が出来た。
きっと今の状況はミッションクリアの音楽が流れてもおかしくないだろうとイタズラを成功した時の笑みを浮かべたのだった。
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