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言葉
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ダイニングの一室にて、三人の青年の姿があった。
「蓮、これなんだ?」
隆二はソファの隅に置かれたビニール袋に疑問に思い、ソファの上でワインボトル片手に寝そべる蓮に問いかける。
「ああ、丁度コンディショナー切らしてて買ったんだが…あ!せなのやつ今風呂だよな?」
「俺が渡してきます」
同じくソファの上でテレビを見ていた豹は、傍にあったコンディショナー入りのビニール袋を持ってリビングを出ていった。
「あいつ、率先してやるタイプだったか?」
蓮は、豹のいつもの性格と違う行動に驚いた。
「せなの事が大切だからじゃないか?」
隆二のその言葉に笑みが零れる。
「ふっ… 豹もあいつに毒されたか」
*
ふふふ~ん♪
大きなバスタブに浸かりつつ自然と鼻歌が零れていると急に脱衣場のドアが開く音がしすぐさま湯船に肩まで浸かり体を隠し脱衣場の方をみる。
ガラッ
「…コンディショナーここ置いとく」
「豹…?」
豹はお風呂場の方を見ることはないまま洗濯機の上にコンディショナー入りのビニール袋を置くとすぐに背を向けた。
「後でお前の部屋に洗濯した下着届けるから部屋に干しとけ」
「わ、分かった!あと15分で出るから!」
そう豹に向かって叫ぶと、豹は無言のまま脱衣場を出ていった。
びっくりした~~~!
急に入って来た豹に警戒心で張り詰めていた緊張がとけ脱力する。
「よかった、湯船の中で…」
*
脱衣場で着替えを済ませて出るとドアの前で着替えを持って待っていた豹がいた。
「今、隆二さんと蓮さんダイニングで酒飲んでるから今のうちに部屋にいけ」
「うん、ありがとう。あ、お風呂終わったら蓮さんに水かけといて」
「水?」
「蓮さん水かけないと酔い覚まさないし、あのまま放置したら酔った勢いで隆二さんと揉めちゃうから」
「分かった、やっとく」
いつもは自分がしている水覚ましを豹に託し、言われた通り今のうちに自室に上がった。
*
ガチャ
豹はダイニングに入ると隆二と蓮を探すと、二人ともソファにて飲み潰れて寝ていた。
「隆二さん、蓮さん起きてください」
「……。」
ビクともしない二人に水道水をコップに注ぎ二人の顔にそれぞれかける。
バシャーン!
「うわっ!?」
「つめてっ!?」
水により勢いよくソファから起き上がったのを見て再度口を開く。
「もうお酒飲んでは駄目です」
「”は、はい”」
豹の真顔の圧力に思わず二人とも頷く。
「じゃ、寝ます…」
「お、おい!この水どうするんだよ!」
ソファ上にも滴る水に出ていく豹を引き止めるが見向きもせずダイニングから出ていった。
*
コンコン
「は~い」
「…下着持ってきた」
ガチャ
「…あ、ありがとう」
豹から下着が入ったビニール袋を受け取る。
「じゃ…」
「ま、待って!」
用事が済んだと同時に自室に戻ろうとする豹を思わず引き止める。
「…何?」
「あ、えっと…さっきは庇ってくれてありがとう」
「さっき?」
「ほら、お説教の時!」
「ああ…別に早く終わりたかっただけだから」
「でも…嬉しかった」
豹が素っ気なく言っても庇ってくれた事には変わりなくそれを嬉しいと思ってしまうのはきっと矛盾してるのだと思う。
パシッ
「ひょ、豹!?」
腕を掴まれ部屋内に入ると同時に鍵がかけられた。
「室外だといくら蓮さん達がダイニングにいたとしても、ここに来ないとは限らない。話すなら中だ」
「そ、そうだよね…」
ふと手元を見ると掴まれたままの腕が目に入り固まっていると、その様子に気づいた豹は掴んでいた腕を離した。
「なんでもないから深く考えんなよ?」
「わ、分かってるよ!」
「ならいいが…もう一度いうが、俺はお前に微塵も興味はない」
「だから、分かってるってば!」
そういうと豹はドアの壁にもたれ掛かるように座り込んだ。
「…何であんな事が言えたんだ?」
「あんな事?」
「…椎名 寧々に言った事」
「あれは…受け売りだよ」
「は?」
「理沙が言っていた事をそのまま言っただけ。私から生まれた言葉なんて一つもないよ。…皆がくれた言葉なの」
「お前は詐欺師だがお前の言葉に嘘はない」
「え…?」
その言葉に豹の顔を見ると普段笑わない豹の顔に見たことない笑顔をしていた。
「…初めてみた」
「は?」
急に元の表情に戻った豹にクスリと小さく笑う。
「ふっ …なんでもない!」
「蓮、これなんだ?」
隆二はソファの隅に置かれたビニール袋に疑問に思い、ソファの上でワインボトル片手に寝そべる蓮に問いかける。
「ああ、丁度コンディショナー切らしてて買ったんだが…あ!せなのやつ今風呂だよな?」
「俺が渡してきます」
同じくソファの上でテレビを見ていた豹は、傍にあったコンディショナー入りのビニール袋を持ってリビングを出ていった。
「あいつ、率先してやるタイプだったか?」
蓮は、豹のいつもの性格と違う行動に驚いた。
「せなの事が大切だからじゃないか?」
隆二のその言葉に笑みが零れる。
「ふっ… 豹もあいつに毒されたか」
*
ふふふ~ん♪
大きなバスタブに浸かりつつ自然と鼻歌が零れていると急に脱衣場のドアが開く音がしすぐさま湯船に肩まで浸かり体を隠し脱衣場の方をみる。
ガラッ
「…コンディショナーここ置いとく」
「豹…?」
豹はお風呂場の方を見ることはないまま洗濯機の上にコンディショナー入りのビニール袋を置くとすぐに背を向けた。
「後でお前の部屋に洗濯した下着届けるから部屋に干しとけ」
「わ、分かった!あと15分で出るから!」
そう豹に向かって叫ぶと、豹は無言のまま脱衣場を出ていった。
びっくりした~~~!
急に入って来た豹に警戒心で張り詰めていた緊張がとけ脱力する。
「よかった、湯船の中で…」
*
脱衣場で着替えを済ませて出るとドアの前で着替えを持って待っていた豹がいた。
「今、隆二さんと蓮さんダイニングで酒飲んでるから今のうちに部屋にいけ」
「うん、ありがとう。あ、お風呂終わったら蓮さんに水かけといて」
「水?」
「蓮さん水かけないと酔い覚まさないし、あのまま放置したら酔った勢いで隆二さんと揉めちゃうから」
「分かった、やっとく」
いつもは自分がしている水覚ましを豹に託し、言われた通り今のうちに自室に上がった。
*
ガチャ
豹はダイニングに入ると隆二と蓮を探すと、二人ともソファにて飲み潰れて寝ていた。
「隆二さん、蓮さん起きてください」
「……。」
ビクともしない二人に水道水をコップに注ぎ二人の顔にそれぞれかける。
バシャーン!
「うわっ!?」
「つめてっ!?」
水により勢いよくソファから起き上がったのを見て再度口を開く。
「もうお酒飲んでは駄目です」
「”は、はい”」
豹の真顔の圧力に思わず二人とも頷く。
「じゃ、寝ます…」
「お、おい!この水どうするんだよ!」
ソファ上にも滴る水に出ていく豹を引き止めるが見向きもせずダイニングから出ていった。
*
コンコン
「は~い」
「…下着持ってきた」
ガチャ
「…あ、ありがとう」
豹から下着が入ったビニール袋を受け取る。
「じゃ…」
「ま、待って!」
用事が済んだと同時に自室に戻ろうとする豹を思わず引き止める。
「…何?」
「あ、えっと…さっきは庇ってくれてありがとう」
「さっき?」
「ほら、お説教の時!」
「ああ…別に早く終わりたかっただけだから」
「でも…嬉しかった」
豹が素っ気なく言っても庇ってくれた事には変わりなくそれを嬉しいと思ってしまうのはきっと矛盾してるのだと思う。
パシッ
「ひょ、豹!?」
腕を掴まれ部屋内に入ると同時に鍵がかけられた。
「室外だといくら蓮さん達がダイニングにいたとしても、ここに来ないとは限らない。話すなら中だ」
「そ、そうだよね…」
ふと手元を見ると掴まれたままの腕が目に入り固まっていると、その様子に気づいた豹は掴んでいた腕を離した。
「なんでもないから深く考えんなよ?」
「わ、分かってるよ!」
「ならいいが…もう一度いうが、俺はお前に微塵も興味はない」
「だから、分かってるってば!」
そういうと豹はドアの壁にもたれ掛かるように座り込んだ。
「…何であんな事が言えたんだ?」
「あんな事?」
「…椎名 寧々に言った事」
「あれは…受け売りだよ」
「は?」
「理沙が言っていた事をそのまま言っただけ。私から生まれた言葉なんて一つもないよ。…皆がくれた言葉なの」
「お前は詐欺師だがお前の言葉に嘘はない」
「え…?」
その言葉に豹の顔を見ると普段笑わない豹の顔に見たことない笑顔をしていた。
「…初めてみた」
「は?」
急に元の表情に戻った豹にクスリと小さく笑う。
「ふっ …なんでもない!」
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