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休日は登山へGO!
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土曜日の休日、今日は学校もなくバイトも珍しくお休みさせてもらい理沙・まひる・豹・ひの・寧々と共に翔星山に来ていた。
「晴れてよかったね!」
理沙は晴天の空を見ながら嬉しそうに言う。
「でもひこうき雲が見えるし気温もなんだか湿度が高い気がするからまだ油断出来ない…」
肌で感じる気温の湿度に若干不安が過ぎる。
「雨降ったとしても万が一の為にカッパ持参してきてるんだから大丈夫だろ!星那は心配しすぎなんだよ!」
まひるの能天気な言葉に自分の不安を頭の隅に追いやり無理矢理笑顔を浮かべる。
「そうだね…」
「皆さんあと五キロ先に休憩所スポットがあるみたいです」
地図を持つひのちゃんの言葉に真っ直ぐに続く岩道を見上げる。
「五キロ先と言ってもまだまだ先に感じますね…」
呆然と見上げる寧々ちゃんの言葉にその場の全員が同じような気持ちで頷いた。
「ひのちゃん、その地図当てになるの?」
「兄から貰ったものなので当てになるとは言いづらいですが一応道のりは示してるみたいなので信じてみるが吉です」
明から借りたんなら益々信用は出来ない気がするんだが…
更に不安がこみ上げるが頼れるのはその地図しかないのでひのちゃんの言う通り信じてみる事にした。
*
「あ、あづい…」
いくら森林が並ぶ山だといっても天気もよく風もない湿度が高い気温だと暑さにより汗しか出てこず水分補給をしっかり取らなければ熱中症により倒れる可能性があった。
「はい理沙…」
理沙のリュックから水筒を取り出し渡す。
「ありがどう…」
ゴクゴクゴク…
「ぷはっ!生き返ったぁ…」
「お前も飲め」
豹に横から水筒を力なく受け取ると体内に冷たいお茶を流し込む。
ゴクゴクゴク…
「ぷはぁ!ん?あれこれって…豹のじゃん!」
「お前のリュック開けるのダルかった…」
「だからって自分の水筒あげたら自分の分の水分無くなっちゃうから意味ないじゃん!」
「……」
ん?豹、目が既に暑さで死んでる…
焦点があってない豹の目にすかさず渡された水筒を突き返す。
「豹の方がやばいじゃん!いいから早くこれ飲んで!」
豹は半ば無理矢理渡された水筒を受け取るとお茶を体内に流し込む。
ゴクゴクゴク…
「はぁ…」
「もう!周り心配するなら自分が先にへばっちゃ駄目じゃん!」
…にしてもこの暑さやばいな
周りを見ると理沙もまひるもひのちゃんや寧々ちゃんも皆暑さにやられて水分がなければ目が完全に死んでしまっていた。
「ひのちゃん、今どの辺かな?」
「はぁ…はぁ…もう休憩所スポットが見えるはずなんですが」
すると目の前の熱気の中に薄らと赤い屋根が見えた。
「見て!あれ休憩所スポットじゃない?」
その声に皆顔を上げ目の前を見ると死にかけていた目がみるみる正気を取り戻し理沙とまひるが走り出した。
「あ、待って二人とも…!」
すかさず追いかけようとした瞬間後ろから服を引っ張られ足を止める。
「星那先輩…行かないで…!」
寧々ちゃんとひのちゃんの懇願にこれ以上歩く以外の行動は限界だと察し二人を走って追いかけるのを止めゆっくりと歩いて追いかける事にした。
「晴れてよかったね!」
理沙は晴天の空を見ながら嬉しそうに言う。
「でもひこうき雲が見えるし気温もなんだか湿度が高い気がするからまだ油断出来ない…」
肌で感じる気温の湿度に若干不安が過ぎる。
「雨降ったとしても万が一の為にカッパ持参してきてるんだから大丈夫だろ!星那は心配しすぎなんだよ!」
まひるの能天気な言葉に自分の不安を頭の隅に追いやり無理矢理笑顔を浮かべる。
「そうだね…」
「皆さんあと五キロ先に休憩所スポットがあるみたいです」
地図を持つひのちゃんの言葉に真っ直ぐに続く岩道を見上げる。
「五キロ先と言ってもまだまだ先に感じますね…」
呆然と見上げる寧々ちゃんの言葉にその場の全員が同じような気持ちで頷いた。
「ひのちゃん、その地図当てになるの?」
「兄から貰ったものなので当てになるとは言いづらいですが一応道のりは示してるみたいなので信じてみるが吉です」
明から借りたんなら益々信用は出来ない気がするんだが…
更に不安がこみ上げるが頼れるのはその地図しかないのでひのちゃんの言う通り信じてみる事にした。
*
「あ、あづい…」
いくら森林が並ぶ山だといっても天気もよく風もない湿度が高い気温だと暑さにより汗しか出てこず水分補給をしっかり取らなければ熱中症により倒れる可能性があった。
「はい理沙…」
理沙のリュックから水筒を取り出し渡す。
「ありがどう…」
ゴクゴクゴク…
「ぷはっ!生き返ったぁ…」
「お前も飲め」
豹に横から水筒を力なく受け取ると体内に冷たいお茶を流し込む。
ゴクゴクゴク…
「ぷはぁ!ん?あれこれって…豹のじゃん!」
「お前のリュック開けるのダルかった…」
「だからって自分の水筒あげたら自分の分の水分無くなっちゃうから意味ないじゃん!」
「……」
ん?豹、目が既に暑さで死んでる…
焦点があってない豹の目にすかさず渡された水筒を突き返す。
「豹の方がやばいじゃん!いいから早くこれ飲んで!」
豹は半ば無理矢理渡された水筒を受け取るとお茶を体内に流し込む。
ゴクゴクゴク…
「はぁ…」
「もう!周り心配するなら自分が先にへばっちゃ駄目じゃん!」
…にしてもこの暑さやばいな
周りを見ると理沙もまひるもひのちゃんや寧々ちゃんも皆暑さにやられて水分がなければ目が完全に死んでしまっていた。
「ひのちゃん、今どの辺かな?」
「はぁ…はぁ…もう休憩所スポットが見えるはずなんですが」
すると目の前の熱気の中に薄らと赤い屋根が見えた。
「見て!あれ休憩所スポットじゃない?」
その声に皆顔を上げ目の前を見ると死にかけていた目がみるみる正気を取り戻し理沙とまひるが走り出した。
「あ、待って二人とも…!」
すかさず追いかけようとした瞬間後ろから服を引っ張られ足を止める。
「星那先輩…行かないで…!」
寧々ちゃんとひのちゃんの懇願にこれ以上歩く以外の行動は限界だと察し二人を走って追いかけるのを止めゆっくりと歩いて追いかける事にした。
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