実は私たち付き合ってるんです!

ゆう

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ねぇ、悠香

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映画デートの次の日の昼休み




いつものように愛生ちゃんとお弁当を食べていた。




愛生ちゃんは、周りを見渡すと周りに聞こえない声で私に話しかけた。



「ねぇ、悠香」




「何?愛生ちゃん」




「吉原さんとはどういう関係?付き合ってるの?」




「えっ…」




驚いて、ぽろっと箸から卵焼きが落ちる。




「私、映画館から手を繋いで出てきた悠香と吉原さんを見たの。」




「えぇっと、迷子になって困ってるところで吉原さんと会って手を引いてもらってたの。」




我ながら苦し紛れの嘘だった。





「悠香って嘘分かりやすいよね。」




分かりやすい?




「悠香が私に嘘ついたのバレバレだよ。」




「なんでそう思うの?」




「私は悠香マイスターだからよ。」




悠香マイスターっていったい…。
 



「どう?言う気になった?」




もう、逃げられないと思った。




「分かった。愛生ちゃんには敵わないよ。」




「ふふっ、それでよろしい。」




「でも、先にメールさせて。」




私は、スマホを取り出すと夏希にメールを送った。





(夏希どうしよう…。たぶん愛生ちゃんにバレちゃった。本当の事言ってもいい?)




驚く事に返信がすぐにきた。




(言うてもええよ。うちはかまへん。)




夏希の言葉に安心できた。勇気でたよ、ありがとう夏希。





「愛生ちゃん、人がいない所にいこ。」





「そうね、分かった。」





席を立つと私と愛生ちゃんは誰もいない図書室へ向かった。





やっぱり、図書室には人はいなかった。これで、愛生ちゃんに話せる。




「ここで話してごめんね。内緒の話だから。」




「いいよ、本当の事聞けるんだし。」




緊張するなぁ、どうしよう…もし、言って引かれたら。



大きく深呼吸した。





大丈夫、愛生ちゃんは分かってくれるし、夏希も味方してくれてる。





何回も何回も自分に言い聞かせた。




「実はね、私と吉原さんと付き合ってるの。」




「それって、やっぱり。」




「うん。恋人としての付き合い。」




「そっか…。」





夏希と付き合いだしたきっかけを全部愛生ちゃんに言った。





愛生ちゃんは、ずっと黙ったまま私の話を聞いた。





正直なところ、愛生ちゃんが黙ってる事がとても怖かった。





手が震え、冷や汗が出る。正直に言うことがこんなに怖いなんて。





全部話した後、愛生ちゃんがやっと口を開いた。
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