実は私たち付き合ってるんです!

ゆう

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テスト②

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「ところで、吉原さんのお願いって何?」

「そうそう、うちのお願いは…」


変な事言われないだろうか?って変な事って何?



「日曜日、野球の試合の助っ人するねん。グラウンドまで来て、応援してくれん?見てるだけでもええけど…」



ん…?野球?



「女子野球部ってあった?」

「ないよ、男子野球部や」

ええぇ!男子に混ざって野球するの…


「どこの部活も人数ギリギリやから、よく誘われてな。西野さんに応援してくれたら、頑張れそうな気がするし。どうや?」

そんな事言われたら、断れないじゃん。ズルイよ…。


「分かった、応援しに行くね」

「おおきに!」



ニカっと笑う。私はこの笑顔が好きみたいです。




今日は、野球部の試合の日。
あまり野球のルールを知らない。吉原さんいわく、「投げたボールを思いっきり打つ、それを守る」って事らしいけど、アバウト過ぎない?それに男子に混ざって野球をするって大丈夫なの?

グラウンドに着くと、人だかりがあった。しかも8割は女の子ばっかり…。

野球部って人気あったんだって思ってたんだけど違って…。

吉原さんが出て来た瞬間、歓声が上がる。

「夏希いけぇ。打てぇぇ!」
「吉原さん頑張れ!」

みんなが、吉原さんを応援していた。やっぱり、他の子も応援に来てたんだな。私だけかと思ったのに…。

って何考えてるの?優しいし、友達も多い吉原さんだよ、他の子も誘ってるに決まってるじゃん。

それに今日は、応援しにきたんだから吉原さんの事応援しなくちゃ。

バッターボックスには吉原さんがバットを構えて、とても集中してた。あんなに集中してる顔は初めて見たな。

初球は見事な空振、とても悔しそうな感じ。
さすがの吉原さんも、あんなに速いボールは打てないよ。私なら、怖くて逃げてるかもしれない。

でも、吉原さんは諦めてないみたい。バットを握りなおして構えた。

2球目、3球目バットを振るもファール。それが、結構続いて気がつけば、吉原さんは疲れ始めてきてた。

でも、吉原さんは諦めていない。私も胸の中が熱くなって、気がつけば叫んでた。

「「吉原さん!頑張れぇ!」」

私にここまで声が出るなんて思ってなかった。

その瞬間、大きな音が出て、ボールは空を飛んだ、吉原さんは、拳を上に上げる。

仲間達と喜びを分かち合っている、吉原さんの顔はキラキラしてて、カッコいいって思ってしまった。
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