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一日前③
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“チリンチリン”
店のドアベルが鳴る。
梓が激動の様に来店し、そして去った後。時刻は午前11時30分。約束の時間まで30分を前に、未来が戻って来た。手には大きな袋を持っている。
勇気が自室から下りてきた。未来を見てニコリと笑い、未来も勇気の笑顔を見て、ニコリと笑ってただいまのお辞儀をした。
「おかえりなさい。今日は災難でしたね」
笑いながら眉をひそめる勇気を見て、未来は不思議そうに首を傾げた。
「雑貨店で女の子とぶつかりませんでしたか?」
未来は両手を“パン”と打ち、コクコクと頷いた。何故勇気がその事を知っているのか疑問に思い、更に首を傾げた。
「ぶつかった女の子はこの店でアルバイトをしている子です。話はその女の子から聞きました」
未来は目を丸くして驚いた表情を見せた。
「今は高校の全国模試なので休んで頂いておりますが、模試が終わったそうなので、明日からまた来られます。仲良くして下さいね」
未来はコクコクと頷く。未来にとっては、ハードルが一気に高くなった。眉をひそめ、俯く。その様子を見た勇気は、未来に向かって笑顔を見せ、俯いた顔を覗き込んで言った。
「大丈夫。未来さんなら大丈夫ですよ」
まるで薫の様な事を言う勇気。その言葉を聞いて、少し安心したのか、未来が笑顔を見せて大きく頷く。未来の笑顔を見た勇気は、もう一度ニコリと笑い、未来が手に持っている荷物を見た。
「その荷物は? 何か良い物を見つけたのですか?」
未来は勇気に買ってきた物を見せる様に、袋を勇気の目の前に持ち上げた。
「これは、ホワイトボード?」
未来はニコニコと顔を緩めながら、コクリと一度頷いた。
未来はホワイトボードを袋から出し、合わせて購入したピンク色の紐を通す。そして、その紐を首に掛け、胸の前にホワイトボードを吊り下げた。磁石で吸着するクリーナーと、黒と青のマーカーをベルトの穴に挿し、満足げな笑顔を見せた。
黒のマーカーを取り出し、ホワイトボードを自分の方向に向けて、文字を書く。そして、書き終わったのか、満面の笑みでホワイトボードを勇気に向けた。
『言いたい事をここに書いて伝えます』
「なるほど。スマホで文字を打つのでは無く手書きですか。よく考えましたね」
勇気の言葉を聞いた未来は、少し照れた様に下を向いた。
書いた文字をクリーナーで消し、また文字を書く。
『書くのに少し時間が掛かるかも知れませんが、これで接客ができます』
書き終わると、ホワイトボードを回転させ、相手に見せる。勇気はその文字を読み、未来の伝えたい事を理解する。
「確かに。これで接客が出来ますね。良く考えられています。良いアイデアですよ」
勇気は笑顔で未来を称賛した。未来も笑顔を見せて答えた。
「では、未来さんが良いアイデアを実行したご褒美として、お昼ご飯は奮発しましょう」
未来は勇気の言葉に目を見開き、瞳を輝かせて期待の眼差しを向けた。
「ステーキランチにしましょうか」
未来は頷き、ホワイトボードに文字を書く。
『お肉大好きです』
勇気はニコリと笑い、厨房へと歩いて行った。
待っている間、未来はホワイトボードの隅にシールを貼る。花の形をしたシールや、飛行機のシール。ダンボールに文字を書き、切り取った後で切断面をカラフルなシールで補強する。そこまで出来た所で、木の皿に置かれた焼き音がする鉄板が目の前に置かれた。
「おまたせしました。ライスとスープも一緒に置いておきます。ゆっくりと召し上がって下さい」
未来は、お腹が鳴るのを必死で抑え、ホワイトボードに文字を書いた。
『店長のは?』
「僕は“オムライス”にしました。一緒に食べても良いですか?」
未来はコクコクと頷き、机を片付けた。
勇気の席に置かれたオムライス。鮮やかな黄色の卵に包まれ、デミグラスソースが黄色のコントラストを鮮やかにしている。
『オムライスも美味しそう』
「おや? 交換しますか?」
勇気の提案に、未来は首を横に振って答える。ホワイトボードの文字を消し、新たに文字を書く。
『絶対に嫌です』
「あはははは‼︎ そうですか‼︎」
『でもまた今度食べたいです。美味しそう』
「そうですね。いつでもリクエストして下さいね」
未来は笑顔で頷いた。
薫とはメールで会話をしていたが、自分の気持ちをそのまま手書きで文字にする。それが未来にはとても嬉しくて、楽しかった。自分の意思を伝え、勇気が声を上げて笑ってくれた。その顔を見て、未来は心がとても暖かくなった。
「所で、一体何を作っていたのですか?」
『内緒です。完成したらお見せしますね』
「わかりました。楽しみにしていますよ」
未来はコクリと頷き、両手を合わせて“いただきます”をする。ナイフとフォークを手に取り、嬉しそうに食べ始めた。
その様子を見て、優しく微笑む勇気。薫の言葉を思い出し、何とかやり遂げられそうな気がしてきた。未来となら、出来る気がする。
未来の声を取り戻す事を。
食事が終わり、勇気は食べた物を片付けた。未来を見ると、達成感に満ち溢れた表情をしていた。
「完成しましたか?」
勇気の問いに、未来は笑顔で返す。
勇気にホワイトボードが向けられる。可愛く飾り付けられたホワイトボード。その上には、優しい文字で書かれ、繊細に色が塗られたポップが取り付けられていた。
“水面カフェへようこそ~welcome to the minamo cafe~”
勇気はそのポップを見て、優しく微笑んだ。
店のドアベルが鳴る。
梓が激動の様に来店し、そして去った後。時刻は午前11時30分。約束の時間まで30分を前に、未来が戻って来た。手には大きな袋を持っている。
勇気が自室から下りてきた。未来を見てニコリと笑い、未来も勇気の笑顔を見て、ニコリと笑ってただいまのお辞儀をした。
「おかえりなさい。今日は災難でしたね」
笑いながら眉をひそめる勇気を見て、未来は不思議そうに首を傾げた。
「雑貨店で女の子とぶつかりませんでしたか?」
未来は両手を“パン”と打ち、コクコクと頷いた。何故勇気がその事を知っているのか疑問に思い、更に首を傾げた。
「ぶつかった女の子はこの店でアルバイトをしている子です。話はその女の子から聞きました」
未来は目を丸くして驚いた表情を見せた。
「今は高校の全国模試なので休んで頂いておりますが、模試が終わったそうなので、明日からまた来られます。仲良くして下さいね」
未来はコクコクと頷く。未来にとっては、ハードルが一気に高くなった。眉をひそめ、俯く。その様子を見た勇気は、未来に向かって笑顔を見せ、俯いた顔を覗き込んで言った。
「大丈夫。未来さんなら大丈夫ですよ」
まるで薫の様な事を言う勇気。その言葉を聞いて、少し安心したのか、未来が笑顔を見せて大きく頷く。未来の笑顔を見た勇気は、もう一度ニコリと笑い、未来が手に持っている荷物を見た。
「その荷物は? 何か良い物を見つけたのですか?」
未来は勇気に買ってきた物を見せる様に、袋を勇気の目の前に持ち上げた。
「これは、ホワイトボード?」
未来はニコニコと顔を緩めながら、コクリと一度頷いた。
未来はホワイトボードを袋から出し、合わせて購入したピンク色の紐を通す。そして、その紐を首に掛け、胸の前にホワイトボードを吊り下げた。磁石で吸着するクリーナーと、黒と青のマーカーをベルトの穴に挿し、満足げな笑顔を見せた。
黒のマーカーを取り出し、ホワイトボードを自分の方向に向けて、文字を書く。そして、書き終わったのか、満面の笑みでホワイトボードを勇気に向けた。
『言いたい事をここに書いて伝えます』
「なるほど。スマホで文字を打つのでは無く手書きですか。よく考えましたね」
勇気の言葉を聞いた未来は、少し照れた様に下を向いた。
書いた文字をクリーナーで消し、また文字を書く。
『書くのに少し時間が掛かるかも知れませんが、これで接客ができます』
書き終わると、ホワイトボードを回転させ、相手に見せる。勇気はその文字を読み、未来の伝えたい事を理解する。
「確かに。これで接客が出来ますね。良く考えられています。良いアイデアですよ」
勇気は笑顔で未来を称賛した。未来も笑顔を見せて答えた。
「では、未来さんが良いアイデアを実行したご褒美として、お昼ご飯は奮発しましょう」
未来は勇気の言葉に目を見開き、瞳を輝かせて期待の眼差しを向けた。
「ステーキランチにしましょうか」
未来は頷き、ホワイトボードに文字を書く。
『お肉大好きです』
勇気はニコリと笑い、厨房へと歩いて行った。
待っている間、未来はホワイトボードの隅にシールを貼る。花の形をしたシールや、飛行機のシール。ダンボールに文字を書き、切り取った後で切断面をカラフルなシールで補強する。そこまで出来た所で、木の皿に置かれた焼き音がする鉄板が目の前に置かれた。
「おまたせしました。ライスとスープも一緒に置いておきます。ゆっくりと召し上がって下さい」
未来は、お腹が鳴るのを必死で抑え、ホワイトボードに文字を書いた。
『店長のは?』
「僕は“オムライス”にしました。一緒に食べても良いですか?」
未来はコクコクと頷き、机を片付けた。
勇気の席に置かれたオムライス。鮮やかな黄色の卵に包まれ、デミグラスソースが黄色のコントラストを鮮やかにしている。
『オムライスも美味しそう』
「おや? 交換しますか?」
勇気の提案に、未来は首を横に振って答える。ホワイトボードの文字を消し、新たに文字を書く。
『絶対に嫌です』
「あはははは‼︎ そうですか‼︎」
『でもまた今度食べたいです。美味しそう』
「そうですね。いつでもリクエストして下さいね」
未来は笑顔で頷いた。
薫とはメールで会話をしていたが、自分の気持ちをそのまま手書きで文字にする。それが未来にはとても嬉しくて、楽しかった。自分の意思を伝え、勇気が声を上げて笑ってくれた。その顔を見て、未来は心がとても暖かくなった。
「所で、一体何を作っていたのですか?」
『内緒です。完成したらお見せしますね』
「わかりました。楽しみにしていますよ」
未来はコクリと頷き、両手を合わせて“いただきます”をする。ナイフとフォークを手に取り、嬉しそうに食べ始めた。
その様子を見て、優しく微笑む勇気。薫の言葉を思い出し、何とかやり遂げられそうな気がしてきた。未来となら、出来る気がする。
未来の声を取り戻す事を。
食事が終わり、勇気は食べた物を片付けた。未来を見ると、達成感に満ち溢れた表情をしていた。
「完成しましたか?」
勇気の問いに、未来は笑顔で返す。
勇気にホワイトボードが向けられる。可愛く飾り付けられたホワイトボード。その上には、優しい文字で書かれ、繊細に色が塗られたポップが取り付けられていた。
“水面カフェへようこそ~welcome to the minamo cafe~”
勇気はそのポップを見て、優しく微笑んだ。
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