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第六章 わたしたちが選んだ選択
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「オレは花乃の弟になれて良かったって思っている」
「えっ?」
そう言われて、どきんと胸が跳ねる。
「今まで知らなかったことを知ることができたからな。それに……」
悠真くんはにっと笑う。
「花乃の一番近くにいることができるからな」
その言葉に、顔がかあっと熱くなるのを感じた。
「負の運気を全て浄化する必要があるなら、残らず浄化してやろうぜ」
「……うん。全て浄化しよう」
悠真くんの笑顔に、わたしも自然と顔がほころんだ。
やっぱり、悠真くんの存在は、わたしにとって幸せの源だ。
胸のドキドキがおさまらない。
悠真くんとシューちゃんとバアルちゃんと一緒なら、どんな困難に立ち向かえるよ。
悠真くんを見ながら、わたしは温かい気持ちで微笑んだ。
穏やかな時間が流れたその時――。
(あ……)
わたしは重大なことに気づく。
すっごく大事なこと。
だから、この気持ちをすぐに形にしないといけないような気がした。
「ねえ、悠真くん。そういう伝承のような噂が残されているってことは、わたしたち以外にもパンドラの箱を開けた人がいるってことだよね?」
「確かにそうだな」
わたしがそう言うと、悠真くんは少し歯切れが悪く答える。
「その人たちの中には……負の運気を全て浄化できなかった人もいるってことだよね」
「その可能性は高いかもな」
わたしの言葉に、悠真くんは切ない表情になる。
「だったら、わたしたちが負の運気を全て浄化することで、その人たちにも幸運が舞い込むようにしたい!」
「……幸運?」
悠真くんがはっと目を見開く。
わたしは真剣な表情でうなずいた。
「パンドラの箱が何故、存在しているのかは分からない。でも、絶対に負の運気さんたちの思いどおりにはさせない!」
「そうだな。みんなが幸せになる未来を手に入れようぜ!」
決意を込めて、悠真くんはぐっと顔を上げる。
(悠真くんはすごいなあ。どんな状況になっても前を向いている。だから、わたしもつらくても頑張ろうって思えるんだ)
悠真くんが教えてくれた強さ。
悠真くんからもらった、果てしない心の温かさ。
今も優しく、わたしの背中を押していた。
「花乃、悠真。いつまでそこにいるの」
その時、リビングからお母さんの呼ぶ声が聞こえた。
「よし、花乃、シュー、バアル、行こうぜー」
悠真くんはぐいっとわたしの腕を引っ張る。
「うん。シューちゃん、バアルちゃん、行こ」
「きゅい……!」
「にゃん……!」
わたしがうなずくと、シューちゃんとバアルちゃんは声を弾ませた。
リビングに入ると、家族みんなでのんびりとした時間を共に過ごす。
その心地よさが、わたしには愛おしかった。
(今日もいろいろなことがあったなあ。でも、大丈夫。悠真くんとシューちゃんとバアルちゃんと一緒なら、残酷な過去も、パンドラの箱の真実も怖くない)
そう思い至って部屋に戻った途端、どっと疲れが押し寄せてきてベッドに倒れ込んだ。
そして、そのまま眠りに落ちていったんだ。
「えっ?」
そう言われて、どきんと胸が跳ねる。
「今まで知らなかったことを知ることができたからな。それに……」
悠真くんはにっと笑う。
「花乃の一番近くにいることができるからな」
その言葉に、顔がかあっと熱くなるのを感じた。
「負の運気を全て浄化する必要があるなら、残らず浄化してやろうぜ」
「……うん。全て浄化しよう」
悠真くんの笑顔に、わたしも自然と顔がほころんだ。
やっぱり、悠真くんの存在は、わたしにとって幸せの源だ。
胸のドキドキがおさまらない。
悠真くんとシューちゃんとバアルちゃんと一緒なら、どんな困難に立ち向かえるよ。
悠真くんを見ながら、わたしは温かい気持ちで微笑んだ。
穏やかな時間が流れたその時――。
(あ……)
わたしは重大なことに気づく。
すっごく大事なこと。
だから、この気持ちをすぐに形にしないといけないような気がした。
「ねえ、悠真くん。そういう伝承のような噂が残されているってことは、わたしたち以外にもパンドラの箱を開けた人がいるってことだよね?」
「確かにそうだな」
わたしがそう言うと、悠真くんは少し歯切れが悪く答える。
「その人たちの中には……負の運気を全て浄化できなかった人もいるってことだよね」
「その可能性は高いかもな」
わたしの言葉に、悠真くんは切ない表情になる。
「だったら、わたしたちが負の運気を全て浄化することで、その人たちにも幸運が舞い込むようにしたい!」
「……幸運?」
悠真くんがはっと目を見開く。
わたしは真剣な表情でうなずいた。
「パンドラの箱が何故、存在しているのかは分からない。でも、絶対に負の運気さんたちの思いどおりにはさせない!」
「そうだな。みんなが幸せになる未来を手に入れようぜ!」
決意を込めて、悠真くんはぐっと顔を上げる。
(悠真くんはすごいなあ。どんな状況になっても前を向いている。だから、わたしもつらくても頑張ろうって思えるんだ)
悠真くんが教えてくれた強さ。
悠真くんからもらった、果てしない心の温かさ。
今も優しく、わたしの背中を押していた。
「花乃、悠真。いつまでそこにいるの」
その時、リビングからお母さんの呼ぶ声が聞こえた。
「よし、花乃、シュー、バアル、行こうぜー」
悠真くんはぐいっとわたしの腕を引っ張る。
「うん。シューちゃん、バアルちゃん、行こ」
「きゅい……!」
「にゃん……!」
わたしがうなずくと、シューちゃんとバアルちゃんは声を弾ませた。
リビングに入ると、家族みんなでのんびりとした時間を共に過ごす。
その心地よさが、わたしには愛おしかった。
(今日もいろいろなことがあったなあ。でも、大丈夫。悠真くんとシューちゃんとバアルちゃんと一緒なら、残酷な過去も、パンドラの箱の真実も怖くない)
そう思い至って部屋に戻った途端、どっと疲れが押し寄せてきてベッドに倒れ込んだ。
そして、そのまま眠りに落ちていったんだ。
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