謙信の甥に転生! 龍馬の日本を戦国から始める

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第101話 1537年 7歳 論功行賞だぞ

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第一位は、細川氏綱を捕まえた赤目三姉妹だ。



三姉妹が皆の前に出て来る。緊張している。





「赤目に入っていきなり大活躍じゃないか?

 びっくりしたぞ」



三女

「ちょっと実力だしちゃいました(笑)」



――後ろから蹴られる三女。



次女

「若様、申し訳ございません。

 三女はよく分かってなくて」



長女

「これも指導してくれた大姉(夜雀)のおかげです」



三女

「若様、この二人はさっき、

『自分達が実力出せばこんなもんだぜ、

 カッカッカッカッ(笑)』

って言ってました」



――また、後ろから蹴られる三女。





「赤目の里に着いたら、

 そのお金で少し良い暮らしが出来るな」



長女

「本当ですか?

 甲賀の里では家がすっごく狭かったのですけど

 どれくらいですか?」





「俺も赤目の里に行ったから分かるけど、

 あそこは家を広くしようと思えば

 いくらでも広くできるぞ」



次女

「嘘。じゃあ一人一軒、可能ですか?」





「余裕だろ」



三女

「そしたら、私のご飯は誰作る?

 私を誰起こす?」



――長女、次女が三女を蹴飛ばす。





「三人で仲良く一軒の広い家も良いぞ」



――長女と次女が三女を睨む。

――三女はニンマリ。





「また後で、最新の甲賀の里の状況を教えてくれ」



長女

「若様、聞いて下さい。

 甲賀はお金は出さない。

 汚い命令ばかり出す。

 家は狭い。食事はマズイ。

 本当に良い所は一つもないんです」





「そしたら赤目は良い所か?」



三姉妹

「ハイッ!」



元気よく声が揃う。





「そりゃ良かった。

 ――おっと、話が長くなったな」



<千貫のご褒美>





「氏綱を捕まえた事で千貫。

 活躍した事で百貫だ」



三姉妹

「若様、有難うございます!」



三姉妹が後ろへ下がる。



三女

「ねー、1100貫これどうやって分けるの?

 私が氏綱見つけたから400貫は私でしょ」



次女

「実際捕まえたの私じゃん。

 私が400貫でしょ」



だんだん声が大きくなり、皆が注目する。



長女

「止めなさいよ、あなた達。

 長女だから私が400貫に決まってるでしょ。

 決まりよ。この話は終わり」



次女

「あんたが何もやってないじゃん」



三女

「姉さん、いつもそう」



俺は三姉妹に近づく。





「お前達うるさい。

 100貫追加するから仲良く分けろ。

 後は夜雀の説教だ」



俺の後ろで怒り顔の夜雀。

青くなる三姉妹。



<それぞれの褒賞>



第二位はセルパだ。



敵侍大将射殺で五百貫。

活躍で百貫。



セルパ

「若様、有難う。

 こんなにいっぱいお金どうしよう」



――セルパ、誰かに騙されるなよ。





「黒崎兄弟。

 セルパの面倒を見てやってくれ」



黒崎弦(兄)

「セルパはお金をいつもどこに入れるのか」



セルパ

「財布」



黒崎仁(弟)

「600貫も入る財布なんて無いよ」



黒崎弦

「堺だし、600貫入りそうな金庫探そうか。

 俺が、明日セルパ連れて町に行くよ」

(黒崎弦も600貫がどれほどの量かわかっていない)」



黒崎仁

「いや、それは俺だろ。俺が行く」



黒崎弦

「だからそれは隊長の役目。

 副隊長は留守番」



黒崎仁

「ちがうよ。長弓隊で、動く方は副隊長。

 蝦夷地でもそうだったろう?」



――後ろから咳払い。



振り向く黒崎兄弟。

そこに黒田リン。



黒田リン

「新しい女の子はチヤホヤされるわよねーー。

 セルパ、私と行こう!」



セルパ

「私もリンの方が良い」



後日談、堺で600貫入る金庫をくれと黒田リンが

言ったら商人に物凄く笑われた。



後で黒田リンに絞られる黒崎兄弟であった。



600貫を入れるには金庫室が必要



第三位は柿崎、志村で各百貫だ。



次の日の朝、宝蔵院に旅立つ胤嵐。

少し寂しそうな雷蔵。



俺は胤嵐に宝蔵院への土産にしろと二百貫渡す。

恐縮する胤嵐。



胤嵐

「若様ありがとうございます。

 すぐ隊に戻りますので」





「いや、ゆっくりして羽伸ばせ」



雷蔵

「彼女に土産でも買って行け」



胤嵐

「坊主に彼女なんて出来るはずないだろ?」



雷蔵

「わからんぞ」



胤嵐

「わからんなー」



二人は顔を合わせて笑い合う。



――二人は仲良しということだ。
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