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10.発光トーチ
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一人と二匹になった俺達は進む。
編成はこんな感じだ。
俺のウイングボードにはスララが一緒に乗っている。
リトルは『浮遊』スキルで浮いてスーっと空中を進む。
その甲羅の上にスララの分体が乗っている。
スララは先輩だからか、リトルにアドバイスをしているみたいだ。
リトルは(マジっすか)みたいな感じでスララに言っているのが伝わってくる。
いいコンビになりそうなので良かった。
さてこれからの行き先だけれど、街を探してみようかと思う。
この世界の人々や情勢など情報収集をしたい。
未だに人に会えていないのも問題だろう。
重心を後ろに移動しウイングボードを立てる。
魔力を込めて一気に上空に登っていく。
リトルも後ろから付いてきくる。
(いいっすねそのきらきら)、みたいなのが伝わってくる。
リトルはウイングボードから出る光のエフェクトが気に入ったみたいだ。
「じゃあリトルもできるようにハコニワに頼んでおくよ」
(本当っすか? よろしくっす)、とかやってる内にかなりの上空まで来た。
周りを見回すと……。
……大きな島だ。
「なんだここは」
俺達がいたところは山々に囲まれた盆地の部分で、山の先は見えていなかった。
上空から見てみると島の周囲は海に囲まれている。
海の先は黒い雲が一面を覆っているようだ。
ゴロゴロと雷も鳴っており雲の下は波も高い。
流れも不規則でなにか違和感がある。
まるで空も海もこの島に出入りするのを拒むような、そんな気さえする。
島の上空は晴れているので、この島だけが外界から隔離されているようだ。
地表は山や森など自然しかなく、街などは見当たらない。
人もいない。代わりに魔獣はあちらこちらにいる。
(ここで生活しろってことか?)
これもあの女神の仕業かもしれない。
この魔獣の島を生き延びて外の世界に出る。
それぐらいできなければ世界を渡り、天界にもどるなんて不可能だろうと。
そんなメッセージなのかもしれない。
(考えすぎか……)
なんにせよ『ハコニワ』スキルがキーとなるのは間違いないだろう。
この島を脱出することが次のミッションなのかもしれない。
『ハコニワ』の強化は必須だ。
そしてスララやリトルもレベルアップさせながら、島の全容を把握していく。
今まで俺達がいた場所では魔獣には対処できていたので、そこからスタートだ。
俺達は地上に降りる。
『ハコニワ』を発動させながらスタート地点の目印となるものをイメージ。
<『ハコニワ』より《発光トーチ》が届きました>
あいかわらず反応が早い。
依頼した物はある程度の時間ですぐに作り出してくれる。
たぶん俺がいるこの世界と『ハコニワ』内の時間の流れるスピードは違うのだろう。
『ハコニワ』内の時間の流れの方が早いはずだ。
それならば依頼後すぐに反映されるのも納得できる。
俺が求めるものを『ハコニワ』の職人達が時間をかけ検討し形にしていく。
ただ俺がいる世界ではそれは一瞬のこと、そういうことなのかもしれない。
インベントリ内の《発光トーチ》を取り出す。
杭の反対側に丸い透明な水晶みたいな物が付いている代物だ。
鑑定するとこの水晶部分が定期的に光るとある。
光の色はイメージで変更可能。
杭を地面に打ち込むと魔力を吸収して動力にするらしい。
(とりあえず緑の光にしておこう)
設置してみると一定の間隔で緑に光る。
この間隔も調整可能みたいだ。
これならば少し離れていても見えるだろう。
目印としては最適だ。
何本か追加で依頼しておく。
要所に埋め込むのに必要だ。
とりあえずは海岸線沿いを目指す。
そこから島一周を回っていこうと思う。
海岸線沿いを目指し進んでいたらリトルが新しいスキルを覚えた。
**************************
名前:リトル(神の従魔)
種族:ソリッドタートル
LⅤ :400
HP :20000/20000
MP :8000/8000
攻撃力:10000
防御力:18000
魔力 :4000
俊敏 :6000
―スキル―
『回転』『突進』『炎纏』『炎弾』
『分身』
―特別スキル―
『浮遊』
**************************
『分身』のスキルだけど、最大で4匹まで分裂が可能のようだ。
例によってステータスもそのままのチートスペック。
スララの『分裂』とは違い4匹までしか増やせない。
だがこのステータスで4匹もいれば頼もしいかぎりだ。
俺の周りにぷかぷかと4匹浮いているのもかわいらしい。
スララもそうだけどリトルも俺のいやし担当だ。
リトルは攻守に優れている。
俺の周りを4匹で飛び、死角をなくす。
そして頑丈で伸縮自在な甲羅は、敵からの俺への攻撃を完璧に防いでくれる。
頼もしい盾役だ。
さらに攻撃面でも素晴らしい。
『回転』による『突進』はもちろんのこと『炎纏』で炎を纏えば攻撃力は跳ね上がる。
向かってくる敵たちを次々片付けていく。
さらに口から炎の弾を打ち出す『炎弾』による弾幕で、敵を近づけさせないことも可能だ。
攻守に活躍してくれる。
もちろんスララも敵を圧倒しているし、ドロップアイテム回収はもやは名人芸だ。
正直に言えばスララとリトルがいれば、俺は今のところ何もしなくてもいい。
俺の練度を上げたりそれぞれのコンビネーションの確認など、余裕をもって練習している状態だ。
しかしこの島の魔獣は好戦的な奴らが多い。
見れば向かってくるし攻撃を仕掛けてくる。
まあドロップアイテムと経験値が入るからいいけれど。
俺のレベルは相変わらず上がらない。
もうそういうものだと諦めた。
魔獣たちとの戦いもひと段落したところで《発光トーチ》の改良を思いついた。
どうせ島の要所に設置するなら色々と機能を付けたいと思う。
『ハコニワ』を起動して獲れた魔核をあげながら改良案を思い描く。
出来るかどうかは分からないけれど一つ一つ念じて依頼する。
さらに機能を追加したくなった時のために遠隔で更新できるように改良案を出しておいた。
これで一つの《発光トーチ》を改造すれば他のも更新されるはず。
完成品は乞うご期待だ。
編成はこんな感じだ。
俺のウイングボードにはスララが一緒に乗っている。
リトルは『浮遊』スキルで浮いてスーっと空中を進む。
その甲羅の上にスララの分体が乗っている。
スララは先輩だからか、リトルにアドバイスをしているみたいだ。
リトルは(マジっすか)みたいな感じでスララに言っているのが伝わってくる。
いいコンビになりそうなので良かった。
さてこれからの行き先だけれど、街を探してみようかと思う。
この世界の人々や情勢など情報収集をしたい。
未だに人に会えていないのも問題だろう。
重心を後ろに移動しウイングボードを立てる。
魔力を込めて一気に上空に登っていく。
リトルも後ろから付いてきくる。
(いいっすねそのきらきら)、みたいなのが伝わってくる。
リトルはウイングボードから出る光のエフェクトが気に入ったみたいだ。
「じゃあリトルもできるようにハコニワに頼んでおくよ」
(本当っすか? よろしくっす)、とかやってる内にかなりの上空まで来た。
周りを見回すと……。
……大きな島だ。
「なんだここは」
俺達がいたところは山々に囲まれた盆地の部分で、山の先は見えていなかった。
上空から見てみると島の周囲は海に囲まれている。
海の先は黒い雲が一面を覆っているようだ。
ゴロゴロと雷も鳴っており雲の下は波も高い。
流れも不規則でなにか違和感がある。
まるで空も海もこの島に出入りするのを拒むような、そんな気さえする。
島の上空は晴れているので、この島だけが外界から隔離されているようだ。
地表は山や森など自然しかなく、街などは見当たらない。
人もいない。代わりに魔獣はあちらこちらにいる。
(ここで生活しろってことか?)
これもあの女神の仕業かもしれない。
この魔獣の島を生き延びて外の世界に出る。
それぐらいできなければ世界を渡り、天界にもどるなんて不可能だろうと。
そんなメッセージなのかもしれない。
(考えすぎか……)
なんにせよ『ハコニワ』スキルがキーとなるのは間違いないだろう。
この島を脱出することが次のミッションなのかもしれない。
『ハコニワ』の強化は必須だ。
そしてスララやリトルもレベルアップさせながら、島の全容を把握していく。
今まで俺達がいた場所では魔獣には対処できていたので、そこからスタートだ。
俺達は地上に降りる。
『ハコニワ』を発動させながらスタート地点の目印となるものをイメージ。
<『ハコニワ』より《発光トーチ》が届きました>
あいかわらず反応が早い。
依頼した物はある程度の時間ですぐに作り出してくれる。
たぶん俺がいるこの世界と『ハコニワ』内の時間の流れるスピードは違うのだろう。
『ハコニワ』内の時間の流れの方が早いはずだ。
それならば依頼後すぐに反映されるのも納得できる。
俺が求めるものを『ハコニワ』の職人達が時間をかけ検討し形にしていく。
ただ俺がいる世界ではそれは一瞬のこと、そういうことなのかもしれない。
インベントリ内の《発光トーチ》を取り出す。
杭の反対側に丸い透明な水晶みたいな物が付いている代物だ。
鑑定するとこの水晶部分が定期的に光るとある。
光の色はイメージで変更可能。
杭を地面に打ち込むと魔力を吸収して動力にするらしい。
(とりあえず緑の光にしておこう)
設置してみると一定の間隔で緑に光る。
この間隔も調整可能みたいだ。
これならば少し離れていても見えるだろう。
目印としては最適だ。
何本か追加で依頼しておく。
要所に埋め込むのに必要だ。
とりあえずは海岸線沿いを目指す。
そこから島一周を回っていこうと思う。
海岸線沿いを目指し進んでいたらリトルが新しいスキルを覚えた。
**************************
名前:リトル(神の従魔)
種族:ソリッドタートル
LⅤ :400
HP :20000/20000
MP :8000/8000
攻撃力:10000
防御力:18000
魔力 :4000
俊敏 :6000
―スキル―
『回転』『突進』『炎纏』『炎弾』
『分身』
―特別スキル―
『浮遊』
**************************
『分身』のスキルだけど、最大で4匹まで分裂が可能のようだ。
例によってステータスもそのままのチートスペック。
スララの『分裂』とは違い4匹までしか増やせない。
だがこのステータスで4匹もいれば頼もしいかぎりだ。
俺の周りにぷかぷかと4匹浮いているのもかわいらしい。
スララもそうだけどリトルも俺のいやし担当だ。
リトルは攻守に優れている。
俺の周りを4匹で飛び、死角をなくす。
そして頑丈で伸縮自在な甲羅は、敵からの俺への攻撃を完璧に防いでくれる。
頼もしい盾役だ。
さらに攻撃面でも素晴らしい。
『回転』による『突進』はもちろんのこと『炎纏』で炎を纏えば攻撃力は跳ね上がる。
向かってくる敵たちを次々片付けていく。
さらに口から炎の弾を打ち出す『炎弾』による弾幕で、敵を近づけさせないことも可能だ。
攻守に活躍してくれる。
もちろんスララも敵を圧倒しているし、ドロップアイテム回収はもやは名人芸だ。
正直に言えばスララとリトルがいれば、俺は今のところ何もしなくてもいい。
俺の練度を上げたりそれぞれのコンビネーションの確認など、余裕をもって練習している状態だ。
しかしこの島の魔獣は好戦的な奴らが多い。
見れば向かってくるし攻撃を仕掛けてくる。
まあドロップアイテムと経験値が入るからいいけれど。
俺のレベルは相変わらず上がらない。
もうそういうものだと諦めた。
魔獣たちとの戦いもひと段落したところで《発光トーチ》の改良を思いついた。
どうせ島の要所に設置するなら色々と機能を付けたいと思う。
『ハコニワ』を起動して獲れた魔核をあげながら改良案を思い描く。
出来るかどうかは分からないけれど一つ一つ念じて依頼する。
さらに機能を追加したくなった時のために遠隔で更新できるように改良案を出しておいた。
これで一つの《発光トーチ》を改造すれば他のも更新されるはず。
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