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第73話 成功ですね
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レイナは自分に向かって来る矢を認識すると目にも留まらぬ速さで抜刀して矢を斬り裂く。
以前には何も出来なかった矢での攻撃。
そんな事が可能となったレイナの成長にニコラも目を細める。
更に納刀した瞬間、矢を放った盗賊の方向に手を向けレイナは唱える。
「【ホーリーレイ】!」
ニコラとの特訓で覚えた殺傷力の高い魔法。
レイナとしては魔法の的にされたイメージが強い魔法であり、人に向けて放つのは躊躇らわれる。
だからなのか盗賊を直接は狙っておらず、脅し的な意味で放った様だ。
放たれた光の魔法が突き進む。
すると途中で何かに弾かれ空に消えていく。
「えっ!?」
どうやらニコラも魔法を放ちレイナの魔法にぶつけた様だ。
そんな事が出来るのかとレイナは驚く。
更にニコラは矢を放った盗賊に【雷撃】をくらわせて気絶させる。
「ニコラ様、何で……」
レイナとしては当然の疑問だろう。
「ん? 人に向けて魔法を使っては駄目なんだろ?」
「なっ!?」
普段、自分がニコラに言っている事をレイナは言われてしまう。
ニコラの勝ち誇った様な話し振りに、子供なんだからと言わずレイナは苦笑いを浮かべるのだった。
全員の盗賊が戦闘不能になった所でニコラが声を掛けて来る。
「ほら、盗賊を縛るロープだ」
ニコラは荷馬車から大量のロープを下ろしてきた。
「ニコラ様は初めからこうなる事が分かっていたのですか?」
「まあな」
盗賊が来る事、そしてレイナが倒す事も。
ニコラがロープを用意していた事からレイナはその様に考える。
実際にレイナが盗賊を圧倒するだろうという事はニコラには分かっていた。
だからこそニコラは戦わず、ゆっくりとレイナの戦い振りを見学していたのだ。
何事もなかったから良かったもののレイナとしては複雑だ。
争い事は好きでは無いけれど自衛出来たことは嬉しいそんな感情が入り交じる。
勿論、初めから盗賊が来ることを教えてくれなかったニコラにも不満があるが、ニコラの性格からすれば今更だろうとレイナは文句を言う事を諦めた。
「少しは自信になっただろ?」
「はい」
「しかし全員生かしておくとはな。まあお前らしいか」
レイナとしては殺生を避けたい気持ちはある。
現代日本人の記憶をもっているなら当然といえば当然な事だが、この世界では盗賊に情けをかける人間はあまりいない。
ルールを無視してくる人間に躊躇していては誰かを守ることは出来ない。
襲われた場合、全力で立ち向かうか降伏するしか道はないだろう。
立ち向かうのなら相手の命など気にしない。
今回の様に圧倒出来るなら問題はないが、ギリギリの戦いでは命のやり取りになるかもしれない。
ここら辺は今後の課題であろうとニコラは考える。
レイナとしても今回の事は良い経験になったのは間違いない。
「捕られられた盗賊はどうなるのですか?」
「まあ、運が良くて奴隷で悪ければ処刑だな」
「厳しいのですね」
「盗賊になるのも色々な理由があるだろうけど秩序を保つ為には仕方がない」
大人びたニコラの考えと発言に、やはりこの人は王族なのだなとレイナは再認識する。
「まあ、リベンジ成功だな」
「はい」
ニコラの裏課題をレイナはクリアした。
以前には何も出来なかった矢での攻撃。
そんな事が可能となったレイナの成長にニコラも目を細める。
更に納刀した瞬間、矢を放った盗賊の方向に手を向けレイナは唱える。
「【ホーリーレイ】!」
ニコラとの特訓で覚えた殺傷力の高い魔法。
レイナとしては魔法の的にされたイメージが強い魔法であり、人に向けて放つのは躊躇らわれる。
だからなのか盗賊を直接は狙っておらず、脅し的な意味で放った様だ。
放たれた光の魔法が突き進む。
すると途中で何かに弾かれ空に消えていく。
「えっ!?」
どうやらニコラも魔法を放ちレイナの魔法にぶつけた様だ。
そんな事が出来るのかとレイナは驚く。
更にニコラは矢を放った盗賊に【雷撃】をくらわせて気絶させる。
「ニコラ様、何で……」
レイナとしては当然の疑問だろう。
「ん? 人に向けて魔法を使っては駄目なんだろ?」
「なっ!?」
普段、自分がニコラに言っている事をレイナは言われてしまう。
ニコラの勝ち誇った様な話し振りに、子供なんだからと言わずレイナは苦笑いを浮かべるのだった。
全員の盗賊が戦闘不能になった所でニコラが声を掛けて来る。
「ほら、盗賊を縛るロープだ」
ニコラは荷馬車から大量のロープを下ろしてきた。
「ニコラ様は初めからこうなる事が分かっていたのですか?」
「まあな」
盗賊が来る事、そしてレイナが倒す事も。
ニコラがロープを用意していた事からレイナはその様に考える。
実際にレイナが盗賊を圧倒するだろうという事はニコラには分かっていた。
だからこそニコラは戦わず、ゆっくりとレイナの戦い振りを見学していたのだ。
何事もなかったから良かったもののレイナとしては複雑だ。
争い事は好きでは無いけれど自衛出来たことは嬉しいそんな感情が入り交じる。
勿論、初めから盗賊が来ることを教えてくれなかったニコラにも不満があるが、ニコラの性格からすれば今更だろうとレイナは文句を言う事を諦めた。
「少しは自信になっただろ?」
「はい」
「しかし全員生かしておくとはな。まあお前らしいか」
レイナとしては殺生を避けたい気持ちはある。
現代日本人の記憶をもっているなら当然といえば当然な事だが、この世界では盗賊に情けをかける人間はあまりいない。
ルールを無視してくる人間に躊躇していては誰かを守ることは出来ない。
襲われた場合、全力で立ち向かうか降伏するしか道はないだろう。
立ち向かうのなら相手の命など気にしない。
今回の様に圧倒出来るなら問題はないが、ギリギリの戦いでは命のやり取りになるかもしれない。
ここら辺は今後の課題であろうとニコラは考える。
レイナとしても今回の事は良い経験になったのは間違いない。
「捕られられた盗賊はどうなるのですか?」
「まあ、運が良くて奴隷で悪ければ処刑だな」
「厳しいのですね」
「盗賊になるのも色々な理由があるだろうけど秩序を保つ為には仕方がない」
大人びたニコラの考えと発言に、やはりこの人は王族なのだなとレイナは再認識する。
「まあ、リベンジ成功だな」
「はい」
ニコラの裏課題をレイナはクリアした。
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