20 / 34
6章 モブ幼女、森に砦を築く
6-1
しおりを挟む
ジローとブクスフィ達との交渉が済み、とにかく赤髪父を救うべく薬を持って帰ることを優先して、私はブクスフィとの挨拶もそこそこに、来た道を戻る。
ここまで来た時は、歩きにくいし、ごつごつと木の根がトラップの様に生えていて、とても道中長く感じたのだけれど、考え事をしていたら帰りはあっという間だった。
昨晩泊まったヘイチェルさんの家から見えない様に、アーベ叔父さんの狩小屋を目指す。こっそり出てきてしまったから、ユルヘンも兎人のブレフトも怒っているかもしれない。別に悪い事をしたつもりはないけど、それでもなんか顔を合わせるのが辛い。ヘイチェルさんに捕まれば、拳骨のひとつは覚悟しなきゃいけないかも?なんかあの人、家族でもないのに全身全霊で怒ってくれそうな雰囲気の持ち主だった。クラスにいれば絶対に中心人物になるタイプで、隅っこ族の私とは正反対。
苦手ではないけれど、マジ泣きしながら、息が詰まるくらいぎゅうっとされたら対応に困る。
そんな事を考えながら、ヘイチェルさん家を迂回して、アーベ叔父さんの狩小屋が見える位置まで来ると、そこにはドアの前で仁王立ちするアーべ叔父さんの姿がある。少し離れたところでユルヘンとブレフトが地面に並んで座らされている。
あ~これかなりまずい奴だ。
アーべ叔父さん激おこだ。
子供だけで森に来たこともそうだろうし、しかも一番年少の私だけがいなくなったとしたら、と考えると心中お察しします。
そういえば、私、春風の両親はどうなんだろう?別に家族仲は良くもなく悪くもない家庭で、両親と下に義理の弟がいる四人家族の中級家庭。そんな家庭でいきなり娘が失踪したとなったらどうなるだろう?
かなりの確立で、家庭崩壊につながる状況になるかもしれない。
おそらく両親も弟も、私の事を必死になって探すことだろう。だが一方探される私のほうはこんな異世界で、腹ペコ状態。
多分だけど、手がかりとか。、もしあったとしても、娘が異世界に行ったとは誰も思うまい。
一年が過ぎ、二年が過ぎ、三年が過ぎたころ。家族は一応の私のいない生活に安定を見つけ、一片の悲しみと寂しさを胸に、普通に生活を始めてくれたらいいなと思う。
それはそれで私にとっては寂しいけれど、帰れるか判らない状況で何十年も悲しみ続けてくださいとは言えない。
もし言えることがあるとしたら、少しでも早く悲しむのを止めて、幸せを探してね。くらいだ。
異世界なんてほんと、良い事なんか殆どない。
魔法には少しだけ憧れるけど、剣とか弓とか鎧にまったく憧れない。
剣も鎧も重いだろうし、弓は使えるかもしれないけど、生き物を狙って殺すことが私に出来る訳ない。
帰り方が判るのなら、この体をハルに返して、私は元の世界に帰りたい。炭酸とポテチ持って動画見ながら、誰かの文句にイイネでもしていたい。
だらっとしていて、将来大丈夫か?とか言われそうだけど、異世界で命削られるくらいな腹ペコ体験とかより大分ましだ。
「あっ」
なんて、そんな事を考えながら、藪の中からぼうっとユルヘン達を見ていたら、向こうも隠れていた私を発見、そのまま知らんぷりしていればよかったのに、私と目が合った瞬間ブレフトが声を出してしまった。
すぐにユルヘンが彼の膝を蹴って黙らせるが、もう遅い。
歴戦の狩人であるアーべ叔父さんは、そんな二人のやり取りと、目線の動きから私の居場所をすぐに特定。
地面に何回足ついた?って位の物凄いステップであっという間に目の前まで来てしまった。
え~二十メートルくらいあったと思うんだけど・・・。
二十メートルを四歩で飛んでくる叔父、とんでもねぇ。
「こらっハル!逃げないで、おとなしく捕まりなさいっ」
刑事ドラマとかで、大人しく捕まれとか言う刑事いるけど、あれは馬鹿だと私は思っていた。逃げるなと言って逃げない犯人がいないとの一緒で、大人しく捕まるようなら隠れていないし、自首してるっての、ってテレビに向かって呟いてもいたりした。
だがしかし、私は叔父の一喝にピクリとも動くことが出来ずに、あっさりと捕まってしまう。逃げても無駄だし、抵抗はさらに無駄。大人しく捕まれって言うのは相手に逃げることの無意味さを知らしめ、気力を奪うことが目的だと初めて気づいた。
かくして私はあっさり叔父さんに捕まる事になったんだけど、それはほんの数秒だけだったんだ♪
「血縁だろうと、今はこの娘を捕らえるのは、少しこちらが困るのだ」
ポンっと空中にジローが現れると、私の肩を掴んだアーべ叔父さんを、逆に二股に分かれた尻尾でぐるぐる巻きにしてしまった。
「ぐぅ、ケットーシーだと?どういう事だハル?」
「えっとね、叔父さんこちらはジロー、う~ん私の仲間?なのかな」
私の言葉に叔父さんは目をパチクリ、私とジローを交互に睨む。狩人の睨み、ジローの尻尾で拘束されていても、かなり怖い。
「お前の家に行った時、なにやら変な感じがしたが、どうやらこれが答えなのか?」
いま家に残っている家族が、私の事をなんて言ったのかわからないけど、たぶんろくでもない話をしたんだと思う。
私の事を、良い子だと伝えているとは思えない。
「なんて言われたのか分からないけど、私、家を追い出されて、行き場が無くてそれでも、お父さんを助けようと思って来たの」
「そうか、あいつらから聞いた話だとハルは夜に家を出て魔物に浚われたと聞いていた、夜の魔物なら昼は森に隠れる、だから領主の許可を受けてすぐに戻ってきたんだ、それがケットシーと仲間になっているとはな」
「ジローは大丈夫、魔物かもしれないけど、良くしてくれるよ」
「そうか・・・なら、まあ良かったと言えるのか、まったくあの家族ときたらアルナウトの見舞いもせずに、末の娘を放り出して、いったい何を考えているんだ」
それ、私もまったく同じ気持ちです・・・。
ハルの記憶を知ることが出来れば、理由が少しは判るかもしれないけど、私には本当に何がしたんだろう?としか思えない。
食い扶持を減らして・・・、と言う話は、ユルヘンから聞いた限りでは違うと思う。貴族じゃないんだから跡継ぎ問題とも違う。本当なんなんだろうなぁ。
「だが今は良い、怒らないからこれを外して、一緒にお父さんに会いに行こう」
私はジローに合図して叔父さんの拘束を解くと、一緒になって狩小屋に向かった。
私と叔父さんが一緒に近づいてきた所でブレフトとユルヘンが心配そうに走ってくるが、直前でアーべ叔父さんに足払いを喰らい、地面に転がる。
「座ってろと言った筈だ、話がしたいなら後にしろ」
転がされて不満そうな顔の二人をよそに私は叔父さんに案内されるまま小屋の中に入る。
小屋の中は外から見たとおり、なかなかに広い一間で暖炉もあるしっかりとしたつくりの山小屋みたい。部屋の隅には大きめのベッドが置かれていて、そこに赤髪父アルナウトが寝ていた。額には汗で綺麗な赤髪がべったりと張り付いている。うなされているのか、寝顔は苦悶の表情で意識がない。
一目見て苦しそう・・・。
「叔父さん・・・」
「大丈夫だ、命までは取られないだろう、だが手足をどうするか決めないとそれも判らん、この辺りにはその処置が出来る医師も少なく、今は領主に依頼は出しているがどうなるか・・・、先代ならすぐ動いてくれただろうがな」
病状はジローの見立てと変わらないみたい。呪いが進めば手足が腫れ、それが全体に至れば命も無い。けど、私にはブクスフィから貰った薬がある。
「叔父さん、実は・・・」
私は叔父さんに薬の話をした。ブクスフィから貰ったという話はせずに、仲間となったケットシーが特別な薬を持っていると言う話にした。ブクスフィと交渉したなんて言っても、子供が何を言っている、と信じてもらえないだろう。
だけどジローなら実際に目にしている分、受け入れやすいと思う。
私はジローから薬の小瓶を受け取り、それを叔父さんに渡す。叔父さんはそれをじっと見つめていたが、医師でも薬剤師でもない叔父さんはすぐにあきらめた。
「これは俺では判別できない、後で兎人のヘイチェルと言う看護見習いみたいな子が来る、彼女に見てもらえば毒か薬か位は判るだろう、使うのはそれからだが、うん、良くやったなハル」
叔父さんが頭を撫でてくる。いつぞやのアルナウト父と同じ撫で方で、どっちが兄でどっちが弟かわからないけど、血の繫がりを感じる。
「えへへ・・・」
この世界に来て、こんな風にほめられたのは初めてだ。前にアルナウト父に撫でられた時は褒められてではない。
その後で、ジローから話があるということで、私、アーべ叔父さん、ユルヘン、ブレフトが集まり、外で話すことになった。
ここまで来た時は、歩きにくいし、ごつごつと木の根がトラップの様に生えていて、とても道中長く感じたのだけれど、考え事をしていたら帰りはあっという間だった。
昨晩泊まったヘイチェルさんの家から見えない様に、アーベ叔父さんの狩小屋を目指す。こっそり出てきてしまったから、ユルヘンも兎人のブレフトも怒っているかもしれない。別に悪い事をしたつもりはないけど、それでもなんか顔を合わせるのが辛い。ヘイチェルさんに捕まれば、拳骨のひとつは覚悟しなきゃいけないかも?なんかあの人、家族でもないのに全身全霊で怒ってくれそうな雰囲気の持ち主だった。クラスにいれば絶対に中心人物になるタイプで、隅っこ族の私とは正反対。
苦手ではないけれど、マジ泣きしながら、息が詰まるくらいぎゅうっとされたら対応に困る。
そんな事を考えながら、ヘイチェルさん家を迂回して、アーベ叔父さんの狩小屋が見える位置まで来ると、そこにはドアの前で仁王立ちするアーべ叔父さんの姿がある。少し離れたところでユルヘンとブレフトが地面に並んで座らされている。
あ~これかなりまずい奴だ。
アーべ叔父さん激おこだ。
子供だけで森に来たこともそうだろうし、しかも一番年少の私だけがいなくなったとしたら、と考えると心中お察しします。
そういえば、私、春風の両親はどうなんだろう?別に家族仲は良くもなく悪くもない家庭で、両親と下に義理の弟がいる四人家族の中級家庭。そんな家庭でいきなり娘が失踪したとなったらどうなるだろう?
かなりの確立で、家庭崩壊につながる状況になるかもしれない。
おそらく両親も弟も、私の事を必死になって探すことだろう。だが一方探される私のほうはこんな異世界で、腹ペコ状態。
多分だけど、手がかりとか。、もしあったとしても、娘が異世界に行ったとは誰も思うまい。
一年が過ぎ、二年が過ぎ、三年が過ぎたころ。家族は一応の私のいない生活に安定を見つけ、一片の悲しみと寂しさを胸に、普通に生活を始めてくれたらいいなと思う。
それはそれで私にとっては寂しいけれど、帰れるか判らない状況で何十年も悲しみ続けてくださいとは言えない。
もし言えることがあるとしたら、少しでも早く悲しむのを止めて、幸せを探してね。くらいだ。
異世界なんてほんと、良い事なんか殆どない。
魔法には少しだけ憧れるけど、剣とか弓とか鎧にまったく憧れない。
剣も鎧も重いだろうし、弓は使えるかもしれないけど、生き物を狙って殺すことが私に出来る訳ない。
帰り方が判るのなら、この体をハルに返して、私は元の世界に帰りたい。炭酸とポテチ持って動画見ながら、誰かの文句にイイネでもしていたい。
だらっとしていて、将来大丈夫か?とか言われそうだけど、異世界で命削られるくらいな腹ペコ体験とかより大分ましだ。
「あっ」
なんて、そんな事を考えながら、藪の中からぼうっとユルヘン達を見ていたら、向こうも隠れていた私を発見、そのまま知らんぷりしていればよかったのに、私と目が合った瞬間ブレフトが声を出してしまった。
すぐにユルヘンが彼の膝を蹴って黙らせるが、もう遅い。
歴戦の狩人であるアーべ叔父さんは、そんな二人のやり取りと、目線の動きから私の居場所をすぐに特定。
地面に何回足ついた?って位の物凄いステップであっという間に目の前まで来てしまった。
え~二十メートルくらいあったと思うんだけど・・・。
二十メートルを四歩で飛んでくる叔父、とんでもねぇ。
「こらっハル!逃げないで、おとなしく捕まりなさいっ」
刑事ドラマとかで、大人しく捕まれとか言う刑事いるけど、あれは馬鹿だと私は思っていた。逃げるなと言って逃げない犯人がいないとの一緒で、大人しく捕まるようなら隠れていないし、自首してるっての、ってテレビに向かって呟いてもいたりした。
だがしかし、私は叔父の一喝にピクリとも動くことが出来ずに、あっさりと捕まってしまう。逃げても無駄だし、抵抗はさらに無駄。大人しく捕まれって言うのは相手に逃げることの無意味さを知らしめ、気力を奪うことが目的だと初めて気づいた。
かくして私はあっさり叔父さんに捕まる事になったんだけど、それはほんの数秒だけだったんだ♪
「血縁だろうと、今はこの娘を捕らえるのは、少しこちらが困るのだ」
ポンっと空中にジローが現れると、私の肩を掴んだアーべ叔父さんを、逆に二股に分かれた尻尾でぐるぐる巻きにしてしまった。
「ぐぅ、ケットーシーだと?どういう事だハル?」
「えっとね、叔父さんこちらはジロー、う~ん私の仲間?なのかな」
私の言葉に叔父さんは目をパチクリ、私とジローを交互に睨む。狩人の睨み、ジローの尻尾で拘束されていても、かなり怖い。
「お前の家に行った時、なにやら変な感じがしたが、どうやらこれが答えなのか?」
いま家に残っている家族が、私の事をなんて言ったのかわからないけど、たぶんろくでもない話をしたんだと思う。
私の事を、良い子だと伝えているとは思えない。
「なんて言われたのか分からないけど、私、家を追い出されて、行き場が無くてそれでも、お父さんを助けようと思って来たの」
「そうか、あいつらから聞いた話だとハルは夜に家を出て魔物に浚われたと聞いていた、夜の魔物なら昼は森に隠れる、だから領主の許可を受けてすぐに戻ってきたんだ、それがケットシーと仲間になっているとはな」
「ジローは大丈夫、魔物かもしれないけど、良くしてくれるよ」
「そうか・・・なら、まあ良かったと言えるのか、まったくあの家族ときたらアルナウトの見舞いもせずに、末の娘を放り出して、いったい何を考えているんだ」
それ、私もまったく同じ気持ちです・・・。
ハルの記憶を知ることが出来れば、理由が少しは判るかもしれないけど、私には本当に何がしたんだろう?としか思えない。
食い扶持を減らして・・・、と言う話は、ユルヘンから聞いた限りでは違うと思う。貴族じゃないんだから跡継ぎ問題とも違う。本当なんなんだろうなぁ。
「だが今は良い、怒らないからこれを外して、一緒にお父さんに会いに行こう」
私はジローに合図して叔父さんの拘束を解くと、一緒になって狩小屋に向かった。
私と叔父さんが一緒に近づいてきた所でブレフトとユルヘンが心配そうに走ってくるが、直前でアーべ叔父さんに足払いを喰らい、地面に転がる。
「座ってろと言った筈だ、話がしたいなら後にしろ」
転がされて不満そうな顔の二人をよそに私は叔父さんに案内されるまま小屋の中に入る。
小屋の中は外から見たとおり、なかなかに広い一間で暖炉もあるしっかりとしたつくりの山小屋みたい。部屋の隅には大きめのベッドが置かれていて、そこに赤髪父アルナウトが寝ていた。額には汗で綺麗な赤髪がべったりと張り付いている。うなされているのか、寝顔は苦悶の表情で意識がない。
一目見て苦しそう・・・。
「叔父さん・・・」
「大丈夫だ、命までは取られないだろう、だが手足をどうするか決めないとそれも判らん、この辺りにはその処置が出来る医師も少なく、今は領主に依頼は出しているがどうなるか・・・、先代ならすぐ動いてくれただろうがな」
病状はジローの見立てと変わらないみたい。呪いが進めば手足が腫れ、それが全体に至れば命も無い。けど、私にはブクスフィから貰った薬がある。
「叔父さん、実は・・・」
私は叔父さんに薬の話をした。ブクスフィから貰ったという話はせずに、仲間となったケットシーが特別な薬を持っていると言う話にした。ブクスフィと交渉したなんて言っても、子供が何を言っている、と信じてもらえないだろう。
だけどジローなら実際に目にしている分、受け入れやすいと思う。
私はジローから薬の小瓶を受け取り、それを叔父さんに渡す。叔父さんはそれをじっと見つめていたが、医師でも薬剤師でもない叔父さんはすぐにあきらめた。
「これは俺では判別できない、後で兎人のヘイチェルと言う看護見習いみたいな子が来る、彼女に見てもらえば毒か薬か位は判るだろう、使うのはそれからだが、うん、良くやったなハル」
叔父さんが頭を撫でてくる。いつぞやのアルナウト父と同じ撫で方で、どっちが兄でどっちが弟かわからないけど、血の繫がりを感じる。
「えへへ・・・」
この世界に来て、こんな風にほめられたのは初めてだ。前にアルナウト父に撫でられた時は褒められてではない。
その後で、ジローから話があるということで、私、アーべ叔父さん、ユルヘン、ブレフトが集まり、外で話すことになった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
おばさんは、ひっそり暮らしたい
波間柏
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。
たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。
さて、生きるには働かなければならない。
「仕方がない、ご飯屋にするか」
栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。
「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」
意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。
騎士サイド追加しました。2023/05/23
番外編を不定期ですが始めました。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
オバちゃんだからこそ ~45歳の異世界珍道中~
鉄 主水
ファンタジー
子育ても一段落した40過ぎの訳あり主婦、里子。
そんなオバちゃん主人公が、突然……異世界へ――。
そこで里子を待ち構えていたのは……今まで見たことのない奇抜な珍獣であった。
「何がどうして、なぜこうなった! でも……せっかくの異世界だ! 思いっ切り楽しんじゃうぞ!」
オバちゃんパワーとオタクパワーを武器に、オバちゃんは我が道を行く!
ラブはないけど……笑いあり、涙ありの異世界ドタバタ珍道中。
いざ……はじまり、はじまり……。
※この作品は、エブリスタ様、小説家になろう様でも投稿しています。
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる