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6章 モブ幼女、森に砦を築く
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少し寒いけど、中で話してアルナウト父に負担をかけるのは良くないとなったのだ。重い雰囲気が漂うだけで、病人はそれを敏感に察知して、悪化してしまう事もあるそう。
直ぐ後に来たヘイチェルさんは、渡した薬をアルナウト父に投与する準備の為、不参加だ。
「おい娘、あのヘイチェルと言う娘な・・・」
「なぁにジロー?」
「かなり予想外の力を持っているぞ、詳しい話はまた話そう、今はこっちの事もある」
予想外の力?癒しの何かとか、治癒系の魔法使いの素質があるって話かな?
ヘイチェルさんにはお似合の力だ。
「さて、まずはブクスフィとの交渉の話だ、彼らは薬の代償に我の召喚を要求した、一度は追い返したウイルズ・アインの群れが、数を増して再度この森に攻めてくるとの話しでな、その助力に我を求めた、だがな、我は妖精女王との盟約で、そこの小娘の守護以外は戦う力を使うわけにはいかぬので、断った」
へ~、最初は私の事を煙たがって、妖精女王への謁見も阻止しようとしていたジローなのに、今はそんな話になってるんだ。
妖精女王が何でジローを私に預けたのか真意は判らないけど、この世界の事も魔法についても、なんにも知らない私には、ジローは頼れる仲間だ。盟約うんぬんが無くても、何を考えているかわからないブクスフィさんに貸し出すとかあり得ない。
「では代わりの代償が必要だと言っただろうな、それが精霊だとか魔物の世界の掟だろう?」
長い時間狩人として森で生活しているアーベ叔父さんは、今ここに居る人の中では断トツで大人。意見も大人だ。
「そうだ狩人、代償の無い行為など世には無い、我が断ると話は無くなりそうだったが、我は奴にこう提案した、戦いには癒しが必要だろう?ならば我々がその癒しを一族に与える事が出来るぞ、とな」
へ~、ジローそんな事が出来るんだ。ケットシーって名前だけしか知らなかったけど、すごい力があるんだねぇ。
「でもさ、それをダルマジロの一匹だけで出来るのかな?ブクスフィって一杯いるんでしょう?」
「だれが、我だけでやると言ったのか?第一、我に戦いで傷ついたブクスフィどもを癒す力などないぞ」
「はぇ?そしたら誰がそれをやるのさ?」
ユルヘンの問いに堂々と宣言するジロー。思わず私は変な声を上げてしまったが、それに対してのジローの返答は簡単だった。
「お前だ、小娘、お前がやるのだよ」
直ぐ後に来たヘイチェルさんは、渡した薬をアルナウト父に投与する準備の為、不参加だ。
「おい娘、あのヘイチェルと言う娘な・・・」
「なぁにジロー?」
「かなり予想外の力を持っているぞ、詳しい話はまた話そう、今はこっちの事もある」
予想外の力?癒しの何かとか、治癒系の魔法使いの素質があるって話かな?
ヘイチェルさんにはお似合の力だ。
「さて、まずはブクスフィとの交渉の話だ、彼らは薬の代償に我の召喚を要求した、一度は追い返したウイルズ・アインの群れが、数を増して再度この森に攻めてくるとの話しでな、その助力に我を求めた、だがな、我は妖精女王との盟約で、そこの小娘の守護以外は戦う力を使うわけにはいかぬので、断った」
へ~、最初は私の事を煙たがって、妖精女王への謁見も阻止しようとしていたジローなのに、今はそんな話になってるんだ。
妖精女王が何でジローを私に預けたのか真意は判らないけど、この世界の事も魔法についても、なんにも知らない私には、ジローは頼れる仲間だ。盟約うんぬんが無くても、何を考えているかわからないブクスフィさんに貸し出すとかあり得ない。
「では代わりの代償が必要だと言っただろうな、それが精霊だとか魔物の世界の掟だろう?」
長い時間狩人として森で生活しているアーベ叔父さんは、今ここに居る人の中では断トツで大人。意見も大人だ。
「そうだ狩人、代償の無い行為など世には無い、我が断ると話は無くなりそうだったが、我は奴にこう提案した、戦いには癒しが必要だろう?ならば我々がその癒しを一族に与える事が出来るぞ、とな」
へ~、ジローそんな事が出来るんだ。ケットシーって名前だけしか知らなかったけど、すごい力があるんだねぇ。
「でもさ、それをダルマジロの一匹だけで出来るのかな?ブクスフィって一杯いるんでしょう?」
「だれが、我だけでやると言ったのか?第一、我に戦いで傷ついたブクスフィどもを癒す力などないぞ」
「はぇ?そしたら誰がそれをやるのさ?」
ユルヘンの問いに堂々と宣言するジロー。思わず私は変な声を上げてしまったが、それに対してのジローの返答は簡単だった。
「お前だ、小娘、お前がやるのだよ」
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